~「天は赤い河のほとり」の魅力の男女間の差~ヅカファンの一般人取り込み作戦は今回絶望的~
本日、「一般人」(ヅカファンではない)と宙組「天は赤い河のほとり」を観劇します。
以前書きました通り、「一般人」とは、さいたまんぬ家のお気楽「社長」(夫:男性)です。
過去の経験を踏まえ、観る前から、いかに素晴らしいかを語るのはNG。
期待せずに観たら、
「案外良かった!!」
と自発的に興味を持つように持っていくのが、効果的と思われます。
今回の「一般人」は、曲者。
一般的な「一般人」からも外れており、行き当たりばったり、その日の気分次第で行動するため、
「何事も想定通りにはいかない」
よって、取り込み作戦は、中止です。
本日の観劇は、周囲に迷惑をかけない観劇マナーを言い含め、
「さいたまんぬ自身が観劇に集中できれば良し」
程度の心持ちで臨みます。
珍しく、観劇を熱望した「社長」。
これまた超珍しく、スケジュール調整を一ヶ月前から行っておりました。
しかし、先週「キングダム」というコミック(50巻位?)にハマりました。
話しかけても、生返事で、「ツ〇ヤ」へ通い、四六時中読んでおります。。
対する、原作「天は赤い河を~」をレンタルして再読した、さいたまんぬ。。
最初から、熱量の差を感じます。
一応、作戦を全て放棄するには勿体ない貴重な観劇の機会。
ちょっとは、努力しましたよ。
「初心者にはショー作品の方が受け入れやすい」の経験則から、
「シトラスの風」の「明日へのエナジー」。
後半に進むにつれ、盛り上がりを見せる楽曲と迫力ある群舞。
初心者受けも良さそう。
過去のYouTubeの映像を見せてみました。
漫画を寝転がりながら熱心に読んでいたので、少なくとも意識ははっきりある。
(横になると1分位で、いびきをかく、うらやましい、「のびた君」体質)
思わず、さいたまんぬが見入ってしまい、我にかえって、振り返る。
・・・「社長」はお休みになられておりました(怒)。
ショーでハマることはなさそうですね。
そもそも、趣味は、漫画と小説と映画。
スマホでゲームもしている。
音楽関係は会話に出て来ない。
たまに、メロディーを伝えたくて、口づさむ「社長」の旋律は、心電図でいえば、死亡状態。
感情どころか、メロディラインの起伏すらない。
良く言えば、「詩」を吟じる風流人。
モテるにあたり、生まれる「時代」を外したのですね。
なので、コーラスに感動することはなさそう。
というわけで、お芝居「天は赤い河のほとり」に頑張ってもらうことにしました。
「音楽がファイナルファンタジーの曲を作った人なんだよ。」
とだけ伝えました。
さいたまんぬと同じく、原作ファンの「社長」。
今回の宙組公演、原作ファンとしては微妙でした。
「社長」の琴線に触れるのはかなり難しそう。
何を伝えるべきか、まずは原作の魅力を尋ねてみました。
①好きなキャラクターは誰?
ユーリ!
あとカイル皇子!
あっ、3姉妹のお父さんも渋くていいよね。
②ユーリが好きな理由
「自己犠牲精神」を持って、勇気ある行動する女の子ってカッコイイやん。
③カイル皇子が好きな理由
カッコイイし、偉い立場にも関わらず、謙虚だし、ユーリにも紳士的なところ。
④3姉妹のお父さん
剣をユーリに選ばせる辺りが、中々やり手で渋いやん。
⑤原作の魅力は?
エジプトとかあの辺りの歴史が好きやねん。
まだ、解明されていないことが多い「ヒッタイト」に焦点を充てて、史実を織り込みつつも、ほぼ想像で、話をあそこまで膨らませて、ワクワクするやん。
国を統一する物語系が好きやねん。(終)
①から⑤の感想は、さいたまんぬにはなかった発想Σ(・□・;)
特に差を感じたのが、⑤。
⑤のストーリー展開は一般的に魅力的です。
「天は赤い河のほとり(以下「天は赤い河」)」の魅力を語る上で、確かに理由の1つに挙げられます。
でも「それに尽きる」というと、少女コミックの読者層からは異論があると思います。
その一人、さいたまんぬの「天は赤い河」の魅力は、
・平凡な女の子が、ビジュアルも地位もあるすごい人に一身に愛される
・出てくる男性キャラはハンサム揃い
・男性陣からモテモテのハーレム状況
・外見は平凡に見えるけど、着飾れば、一流の美人になる
これこそが、最大の魅力であり、「ハンサム男だらけ」が宝塚歌劇で上演されるきっかけではないかと思っております。
「源氏物語」が好きな「女性」。
偏見も入ってますが、さいたまんぬと同じ感覚で「天は赤い河」が好きではないことは分かりました。
宝塚大劇場で、男性一人客を普段より多く見かけたのも、「社長」的な感覚で原作が好きな人も多いのでしょうね。
「ユーリ」については、魅力的ですが、それより「羨ましいなぁ。」です。
さいたまんぬは、草食系どころか砂漠系女子で、ラブストーリーは興味なし。
(宝塚歌劇は別)
ただ、案外、「乙女心」を持っている自分に気づかされました。
「天は赤い河のほとり@TAKARAZUKA」(名称変更)の魅力で原作と比較的近い人物。
「芹香さんラムセス」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
彼女を観るだけで、宝塚版は許されたと思われるほど、貢献度大です。
早速、
さいたまんぬ「ラムセスは?」
社長「う~ん、別に」
さいたまんぬ「あの人、結構、のし上がっていく野心家で、案外紳士的やん」
社長「そうかなぁ。あっ、ザナンザ皇子も好き。」
宝塚版は、原作とは少し違うけれど、皇子が帝国を築く一代記ではあります。
そこに一縷の望みを託し、「社長」の「一般人」の感想を楽しみにします。
さいたまんぬ