月組『WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲 』宝塚大劇場⑦~珠城さん「それでいいのさ」~
←「シャルル」の衣装の色合い
いよいよ千秋楽も迫ってきたので「珠様」。
個人的な印象です。
結論から先に申し上げると、
今回、「珠様イイ感じ」更新中 (・∀・)イイね!!(・∀・)イイね!!(・∀・)イイね!!
(しつこいと嫌われる ←また来てる)
(36秒もお願い~♬している「シャルル」は好かれて粘り勝ち・・・見習えません)
お芝居の冒頭、「銀橋」センターから登場すると、華やか (*゚▽゚人゚▽゚*) ♪
個性の強いキャラに囲まれていても埋没せず、センターがしっくり馴染む存在感。
爽やかな品の良い青年「ヴィクトール」は金髪長身、出番は少ないけど「華やか」!
「見惚れる美貌」系ではないけれど(失礼)、見映えが良く、風格がある佇まい。
(「珠様」「鳳月さん」(と暁さん)、大らかさと背丈が遠目に似ていてバランスがいい→「珠様」位置で、すっと入れ替わる「月城さん」)
突出した「肩幅」⇒「男役として恵まれた体型」の「珠様」。
大らかで「品の良い好青年」が、自然体に見えるのが「珠様」の魅力☆゚・*:.。.☆
「ジャック」が「芝居がかって見える演技」設定(「ジャンヌ」が演じている)と、根はいい人「ヴィクトール」なので、「キザっぽさ」が少しわざとらしく見えても「ご愛敬」で流せる「コメディ作品」(*`д´)b
⇒ ハマってる(失礼?)
技術や細やかな芝居より、「珠様」の魅力、大らかさやスケール感が活かされている感じ(゚∇゚*)(。。*)ウンウン。
「和物ショー」も、センターにしっくり感、しかも動きが優美になられてる~。
「月の巻」で扇を徐々に開いていくところも、キマッている (*゚▽゚ノノ゙☆イイ感じ
感想⑥で書いた「鳳月さん」のお言葉⤵
「彼女(珠様)は月組しか知らない。でも、そうであるべき人だったと私は思う。」
「珠様」を観ると思い出す言葉・・・何となく共感。
ただ、超早すぎた「トップスター就任」(2番手時代の記憶がない)。
「男役」として発展途上の時期に、「トップスターの責務」を背負いながら、「自身」の「男役」を追究するのは、負担があまりに大きい。
私が以前読んだインタビュー記事から受けた印象は、
「男役へのこだわり」よりは「お芝居が好き」⇒ 演じる「役」が「男の役」
「役者」として「独自の個性」をあまり出さないこだわりは、結構強そう。
(譲れない・揺るがない?)
とはいえ、目の前の「役」と「責務」をこなすのに追われて、今に至った感のある「珠様」。
過酷な状況下でも、「強い独自の個性」を築かないというご本人のこだわりは貫かれた結果?「好青年」(個性が強くない)が、魅力的に見える「珠様」。
トップスターさんの「持ち味」に合わせて、周囲の「役柄」は決まるので、個性の強い役が周囲に振られ、インパクトが強い「周囲」(活躍)。
「珠様」ご本人の希望(意向)とは、違いそうな気もするけれど、今の「珠様」は、トップの風格が出て、組のバランスも良く、何だか丸く収まっているように見える「月組」。
なので、芝居ラストのジャンヌの台詞『それでいいのさ』に対して、周囲が『えっ?』と言いつつ、最後はうなずいて終わる芝居が、「珠様」に重なりました (for me)。
次のバウ公演も、個人的には「珠様」に似合いそうで、面白そう。
サヨナラ公演も「上田久美子先生」演出(個性に合わせて下さりそう)作品で、期待が膨らむ。
というわけで?、
珠様は「それでいいのさ」
です。
深刻な社会情勢と演劇界も厳しい状況下、「舞台」だけに集中できない、緊張を強いられる中でも、楽しい公演を日々進化させて無事千秋楽を迎えそうな「月組公演」。
「珠様」も「光月組長」も「月組生」も(アドリブも)素晴らしいけれど、「松本悠里先生」の素晴らしさとすごさにひれ伏しました。
和物レビュー「2場面」を受け持ち、お衣装も着替えて、あの動き(*TーT)
・・・もはや拝むしかないです。
息をひそめて見入ってしまう「和物レビュー」は、立体感の美しさが際立って見える、2階席もオススメ公演(特に「月の巻」。お芝居の空も)
・・・「全身筋肉痛」でも、つい観たくなる「芸術の秋」公演☆゚・*:.。.☆
さいたまんぬ