月組『ピガール狂騒曲』宝塚大劇場⑥ ~「鳳月さん」に思う~

映画『赤い風車』(1952年)を知らなかった。

「ムーラン・ルージュ」と言えば『赤い風車』やん、映画観てないの~?

と言われて、「You Tube」で見ると、終演後、頭の中でクルクル回るメロディ♬

「暁さん」銀橋渡り(メロディ歌ってる)が、よりオイシイと思った。

1952年の映画だし、知らなくてもいいやんとも思ったけど、見たら、舞台がまた違って見えそう。

 

さておき、

「鳳月さん」の感想は、「いいよね~」に尽きるので、中々進まない。

(書かなきゃいいと思う)

どんな役柄でも「鳳月さん、良かったよね~」の感想と、カッコいいなと思う (*T-T)人(T-T*) ステキです。

(「風間さん」は若さ故の「試練」)

「隙がない」(3拍子+スタイル)

「クセがない」ことが抜群の魅力になっている「スターさん」w( ̄o ̄)w オオー!

役の立ち位置に徹していても、存在感と魅力的な印象は、きっちり残される。

拝まずにはいられない、稀有な存在「鳳月さん」(T人T) ありがたや~

今回の作品で、「鳳月さん」の存在はスルーできないので、思うことをとりとめなく書いた「つぶやき」。

 

①「鳳月さんウィリー」はやっぱり魅力的

「ガブリエル」が語る「ダメ男」そのもの(* ̄m ̄)プッ

時代遅れで、「男の面子」にこだわり、ここぞという時に「芝居じみた口調」で大見えを切る男「ウィリー」。

さらっと演じてるよう(に見える)で、結構、人選が難しい「ウィリー」(-_-)ウーム

・「ガブリエル」が貞淑な妻を演じていたことが納得できる人。

・一見「お洒落感が漂う風情の熟年な紳士ぶり」や「風格」があり、混乱や騒動を「首謀者並み」に巻き起こす「存在感」を兼ね備えた人。

・「三枚目」役

(専科「英間なおきさん」はありかも・・)

「鳳月さんにお任せしたら、役をより膨らませて、魅力的に演じてくれそう」

「こんな役があれば、芝居が面白くなるのに」を実現してくれる貴重な「鳳月さん」

弾けっぷりと余裕ある「アドリブ」で、「喜劇」の立役者になっている d(≧▽≦*) !!

「面子にこだわる紳士」なので、洒落ている「ギャップ」がこれまた魅力的。

「洒落た感」を出せる辺りが、「花組」で培った「鳳月さんスター力」!?

 

②「鳳月さん」の魅力は、「花男力」で補強。

『出島小宇宙戦争』の頃のインタビュー記事で、印象的だった言葉が、舞台を観るとよぎります。

抜粋すると

「彼女(珠様)は月組しか知らない。でも、そうであるべき人だったと私は思う。」

(2020年2月13日 日刊スポーツ 宝塚コラム  月組スター「私には組替えすごくよかった」/鳳月杏 引用 )

 

勝手な想像ですが、

「役柄」を的確に捉えて、演じる「客観性」や「分析力」は、「月組」のままでも培えた気もする。

「脇役」(役柄問わず)でも「主役」でも輝けるのは、「カッコ良さ」を追究する「花男」経験が大きな糧になったと思う。

「トップスター路線」を突き進まなかったが故に、「寄り添い」もできて、且つ「花男力」で、ご自身の「カッコ良さ」アピールも(さらっと)できるのかな、とも思う。

(涼しげにこなされているように見えるのが、カッコいい ⇔ ウィリーと違う

 

「鳳月さん」効果は、「月組」の舞台を活性化させている°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

主役(トップスター)を中心に、配役されるとはいえ、「超路線系スターさん」には、無茶ぶりはせず、「無難な役」が充てられている印象。

主役と敵対したり、作品のキーパーソンとなる役が、「トップスターさん」と拮抗する位、パワーのある「スターさん」だと、作品が盛り上がりそう。

「鳳月さん」は、その辺りの役柄を引き受けられるパワーのある「スターさん」。

⇒ 「魅力」の違う「月城さん」「暁さん」「風間さん」が、無理なく、得意分野で全力投球できるため、厚みのある舞台になっている。

(副産物)番手の序列も「緩衝材」として、「安定化」させている感。

(「鳳月さん」は「特番手」)

 

「珠様」は、ラスト「それでいいのよ!」の台詞がしっくり来る

「珠様」は、圧倒的に君臨して、引っ張っていくよりは、其々が「キャラ立ち合戦」して、盛り上がる中で、そのまんまの方が魅力的 (゚∇゚*)(。。*)ウンウン(良い意味)

と思うので、今回の作品は、的を得た作品 !(゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ノノ"☆!!!

 

③「鳳月さん」の到達点が気になるところ・・・

「鳳月さん」は、「月城さん」の「助っ人」としても、頼もしい存在 (*TーT)bグッ!

「フィナーレ」の男役燕尾服の場面、「月城さん」の両脇が「鳳月さん」「暁さん」だとバランス良く見える。

(この場面の振り付け、好き)

「月組異動」後、「洋物ショー作品」がないけれど、「ショー」でも多方面で活躍されそうなので、次回大劇場公演は楽しみ☆゚・*:.。.☆

(上田久美子先生の「鳳月さん」イメージも気になるところ o(*▼▼*)oワクワク

ただ、ご本人が目指す「到達点」は分からないので、まだまだご活躍される事を切に願うばかり。

(「輝月さん」に期待 o(*▼▼*)o)

 

さいたまんぬ

 

(参照記事)

月組スター「私には組替えすごくよかった」/鳳月杏 - 宝塚 〜 朗らかに - 芸能コラム : 日刊スポーツ