月組『ピガール狂騒曲』宝塚大劇場⑤~「架け橋」と「蘭尚樹さん」~
今回の「月組公演」は、芝居・ショー共に「令和2年度文化庁芸術祭参加公演」。
「原田先生」作品は、受賞歴が多いと、以前驚いた。
今回の芝居作品、色々な点(略)から、いい作品(いい演出)だとしみじみ思う。
多分、自分のツボはずれているので、受賞しても、受賞理由に驚きそう。
さておき、
コロナ感染症対策で、演出がかなり変更されたと思われる「月組公演」。
「パンフ」の「原田先生」のご挨拶からも窺える(長い)。
舞台上が「密」にならず、制限の多いことを逆手に取った演出の試み。
新たに設けられた、2つの「架け橋」演出は、分かりやすい。
空のオーケストラボックスの寂しさが気にならない「架け橋」。
「雪組コンサート」では、センターに太い「架け橋1つ」あった。
「月組お芝居」では、2つに分裂して細くなり、芝居で効果的に取り入れられている。
2つに分裂した「架け橋」は、敷居が高くなった☆。*・゚☆「夢の架け橋」☆゚・*。☆
「架け橋」を通る人、留まる人は、限定されている
⇒「スター」専用感 (・ω・)b
「架け橋」に立つと、とても目立つし、1つの架け橋に留まるのは「お一人様」限定。
⇒「登壇者」っぽい
「銀橋」も目立つけれど、パレード等、利用者と、一度に留まる人数は、結構多い。
「急遽こしらえた」とか「期間限定」だとか、「ウィリーさん(鳳月さん)」は、便利そうに、さらっと使っていらっしゃる。
その実「架け橋」、ただの便利な代物ではない「スター限定」ちゃうの??
「架け橋」の利用率、留まる回数が最も多いのは、勿論「珠様」(・ω・)b。
「美園さんガブリエル」も「ソロ歌」が少ないけど「架け橋」で歌われている。
(「ソロ歌」が全体的に少ないのは、予防対策!?)
「月城さんシャルル」も、歌いながら利用したり、留まる頻度は高い。
「鳳月さんウィリー」と「風間さんボリス」も留まって、会話している。
(「上手」「下手」に意味はなさそう!?)
「暁さん」は役柄上、利用しないけど、余りある補填(銀橋ソロ)がある。
そして、「輝月さんマルセル」も、短いフレーズのソロ♬を足かけて、歌われている。
「夢奈さんフィリップ」は、「鳳月さん」のお供でご利用。
「天紫さんミス」も留まっている。
(「蓮さん」・・・。)
・・・地味に存在感のある「架け橋」o(*▼▼*)o気になる
そして、「架け橋」利用で最も注目、気になったのは、ビラ配りの男「蘭尚樹さん」!
「架け橋」上で、ソロ♬を声高らかに歌われている━━━━(゚∀゚)━━━━!!
「芝居(風間さん)」・「ダンス(暁さん)」ではなく、「歌手」(ビラ配り)として「架け橋」に登壇。
「(登場の)いきなり感」と「上手さ」で目立つ。
「蘭さん」は、「風間さん」の同期。
「花の100期生」で首席入団。
新人公演「美弥様 佐々木小次郎」役以降、本公演でも、ちょいと目立つ役でご登場。
ただ、線が細く、得意のダンスも、「暁さん」が君臨しているため、キャラ立ちできない感じ。(個人的印象)
とはいえ、隅においておくのは勿体無い的な「役柄」(ちょいと目立つ役)続き。
新人公演は、「パブロ(暁さん)」、「ウィリー(鳳月さん)予定」。
キャラの違う主要キャスト・・・マルチなご活躍を期待されている?
今回は、「歌売り」w(°0°)w オォー!?(「歌」もお任せあれ感)
ただ、見た目が「若い青年≦少年」 (-_-)ウーム。
宙組「愛海ひかるさん」(100期)がよぎる。
⇒「少年役」が多かった、上手い、やや線が細い。
うだうだ書いたものの、
一言で申せば、
「架け橋」に留まったので「スター」扱いだけど、微妙な役柄から、今後の立ち位置が気になる。
新人公演卒業後から、本公演での配役で、徐々に立ち位置が決まっていく印象。
(「新人公演」主演常連組は除く)
「架け橋」だけでなく、舞台が「密」にならないように試行錯誤しても、必要なものは削られない。
と思うと、舞台上に立っていらっしゃる方々は、「若手さん」程、注目の人材!?
⇒「暁さんダンサー仲間」の「月若男様」は「気になる人揃い」(for me)。
「風間さん」の同期、学年からも気になる「蘭さん」の「架け橋ソロ」。
(新人公演で「蘭さん役」はいないので、「蘭さん」のために設けられた役?)
さいたまんぬ
ブログを書いた後も、「原田先生」は大活躍中。
雪組『ファントム』(演出補)、雪組『20世紀号に乗って』、月組『チェ・ゲバラ』、『おかしな二人』(2020年外部)、花組『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』(2021年)、『エニシング・ゴーズ』(2021年外部).etc