『エリザベート2019年版』帝劇⑧:美の競演「ルドルフ」(京本さん・三浦さん・木村さん)

タカラヅカなら、「若手男役スターさん」の登竜門的な役の印象となり、

「東宝版」も同じイメージを抱いて観てしまう、3名の美しい「ルドルフ」。

 

個人の感想なのでご容赦ください。

 

3名のルドルフの内、

「京本大我さん(24歳)「三浦涼介さん(32歳)」「木村達成さん(25歳)」

(年齢はWikipedia参照)

過去2回(2015年、2016年)「ルドルフ」を演じている「京本さん」が7月末で途中抜けされて、記憶が曖昧なのが残念でならない自分。

 

「京本さんルドルフ」千秋楽時点では、個人的に「京本さんルドルフ」が最もツボだったことだけは、はっきりと憶えています(涙)。

 

☆.。.:*・゚☆京本さんルドルフ☆゚・*:.。.☆

 「2016年版」では特に印象が残らなかったので、芝居に最も魅力を感じた驚きと、感慨深さ(失礼)。

病んでなさそうだけど、外見に、少し神経質そうで繊細な雰囲気を「纏っている」ので、弱った時、「闇が広がる♬」で「井上さんトート」に、一気に付け込まれて、恐怖に怯える表情が印象的でした。

本来の弱さを繕っている姿が、青太文字で、個人的にツボでした。

歌も「京本さん千秋楽時点」では、3名では最も良かった記憶。

「死に際」に浮かべる表情で、「やっと解放される」と、ふっと笑みを浮かべていた、疲れ果ててしまった様子の記憶。

(観た範囲内と曖昧な記憶と、3名共、日によって違う最期の表情

 

☆.。.:*・゚☆三浦さんルドルフ☆゚・*:.。.☆

 突出した「美ジュアル」と、登場した時から「神経衰弱さ」を表している「ルドルフ」。「フランツ父上」から叱責されるだけで、ビクビクしてヒステリック気味に見える。

儚げで、「革命家」に擁立されて、いいように利用され、流されるがままに、気づいたら、もはや引き返せず、絶望している感じ。「革命家」の方々も、この人を擁立して大丈夫かな、と思ってそう。(妄想です)

なので、「闇が広がる♬」で、すぐに「トート」に堕ちる、というより、登場した時から、「トート沼」に足を片方、突っ込んでいそうな「ルドルフ」

「死」が常に傍にいた「ルドルフ」(「トート」とお友達)。

 お顔立ちとのギャップが大きい「低音ボイス」に驚き、歌唱があと二歩感でも、それを吹き飛ばす位、圧倒的な「美貌」!!

と「切れ味の良いダンス」で、とにかく目を引く「華」!!

半端ない「華」を遺憾なく発揮していた、外見最強の「ルドルフ」。

「役」を選びそうなお顔立ちですが(失礼)、「技術」が備われば(失礼)、未来の「トート」候補!?

「非人間的な役」が似合いそうなお方 (゚∇゚*)(。。*)ウンウン。

 

☆.。.:*・゚☆木村さんルドルフ☆゚・*:.。.☆

   8月千秋楽間近で観て、一気に株が上がり印象が強く残った方。

(そもそも観た回数が少ない)

 健全で、積極的に革命に加担してそうな「強い青年ルドルフ」

 なので、思うように物事が進まず、弱った時、「井上さんトート」の魔の手に襲われて、段々堕ちていく印象でした。

 健全で強そうな辺りが、「平方さんフランツ」との確執(反発より確執)が似合う。

 (感情的な雰囲気が似ている父子)

 最後の「頼みの綱」である「ママ」へ語りかける、「僕はママの鏡だから♬」の切実さに心打たれました。

 頼みの綱も断ち切られたことで、絶望し、「自殺」を決意する「健全な青年」に見えました。

 

振り返れば、トリプルキャスト3名の「ルドルフ」は、違うキャラクターの印象。

「ルドルフ像」3者3様で面白かったです。

 

「井上さんトート」の方が観た回数が断然多かった事と、「闇が広がる♬」で「死の世界へと誘う力強さ」を「井上さんトート」に感じて好きだったので、「ルドルフ」はこの場面が、個人的見所。(「井上さん」は関係なく、「ルドルフ」の見所)

 

「木村さんルドルフ」千秋楽は、「井上さんトート」で、且つお二人共、熱量が高かったので、「2019年版木村さんルドルフ」の「集大成」に感動 (*TーT)b !!

「ママも僕を見捨てるんだね」の台詞の「ママ」に、千秋楽は、幼少期に抱えた心の傷が開いて、一気に「死の世界」が目の前に広がった感じがして、ぞっとした「木村さんルドルフ」でした。

 

3名共、 芝居と歌唱に「これから」感があったので、年齢を調べてみました。

見た目では、年齢不詳な3名。(色々失礼)

 

3名の「これから」が楽しみな「ルドルフ」でした。

 

さいたまんぬ

  


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