ミュージカル『SMOKE』東京藝術劇場 ⇒ 浅草九劇 ①~ 素晴らしく・・消耗する舞台 ~

ミュージカル『王家の紋章』以来、応援中の「木暮真一郎さん」。

(単に舞台観るだけ)

「華」があるお方 (*゚.゚(゚.゚*) ♪ ☆゚・*:.。.☆

ビジュアル良し、歌唱良し・・・芝居が少しツボではない。 

超個人的「あと一歩感」・・・でも気になる辺りが、やっぱり好き (*゚▽゚人゚▽゚*) ♪

 

個人の感想(好み)なのでご容赦ください。

  

というわけで、 

『SMOKE』は、

「木暮さん出演」と「韓国ミュージカル」で、ジャケ買い (*`д´)b !

 

夭逝した詩人・李箱(イ・サン)の遺した詩「烏瞰図 第15号」から生まれた、

彼自身の才能への絶望感と苦悩、必死に一筋の希望の光を見い出そうとする、

精神世界を描くミュージカル『SMOKE』。

キャストは「超」「海」「紅」の3名のみ。

 

あらすじを読んで、私には理解できないだろうと思い、

予習半分、キャストにも魅かれて「東京藝術劇場版」(2019年6月)を観に行き、

心に激震が走った衝撃的な作品 ∑( ̄[] ̄;) !!

でしたが、理解しきれず終わりました || /(=ω=。)\ || ムズカシイ

 

「烏瞰図 第15号」は、台詞で登場しますが、改めて考えても、やはり理解し難い。

 ・・・私は鏡のない部屋にいる。鏡の中の私はやはり外出中だ。(一部引用)

 

とはいえ、

作品と美しい音楽、キャストの激しくぶつかり合う密度の濃い芝居が素晴らしく、

独特の世界観ですが、引きずり込まれるような感覚。

 

客席が舞台を360度とり囲む形で、舞台も客席もコンパクト。

舞台の緊迫感が、ビシビシ伝わってきて、

3名の迫力と熱量の高い芝居に、終始緊迫感が漂い、背筋がぞくぞくしました。

(背中のコリが一気に悪化した)

・・・観る側なのに、観た後、エネルギーを激しく消耗する作品。

 

美しい音楽の生演奏(ピアノと弦楽器が印象的)が、芸術的な作品に相乗効果。

これまた難曲ですが、美しい楽曲を台詞のように歌い紡ぐキャストの歌唱と、

織り成すハーモニーが素晴らしかった\(*T▽T*)/

 

初観劇時、

「超」「海」「紅」3名の関係性が、最初はよく分からず、

次第に判明していく辺りが、ミステリアスで、目が離せない o(*▼▼*)o ワクワク・・

観終わった後、「海」役の「藤岡正明さん」に、衝撃を受けました。

3名共素晴らしかったのですが、意外度が高い「海」( for me ) 。

『ビリー・エリオット』ではどこにでもいそうな「兄ちゃん」だったので、

180度印象が変わりました(失礼・・・でも個人的に「株」が急上昇)。

この舞台で、新たに「藤岡さん」が気になり始めました。

 

予習なく観ると、

キャスト名は、「超」「海」「紅」の順なので、

「超」が主役 ?(゚_。)?(。_゚)?

と思ったのですが、

「海」役がキーパーソンに見えました。

ただ、3役共に、強いパワーでぶつかり合い、拮抗していないと成立しない舞台。

 

「東京藝術劇場版」(芸劇版)での初観劇のキャストは、

「超」:石井一孝さん、「海」:藤岡正明さん、「紅」:彩吹真央さん。

作品と、実力派3名のキャストの織り成す格調高い作品に圧倒されたのですが、

前述した通り、消化しきれず、敗北感と共に終わった公演 (TmT)ウゥゥ・・・

 

無念のまま迎えた「浅草九劇版」。

現時点では、やはり理解しきれておりません。

自己解釈に自信がない備忘録。

 

「浅草九劇版」は、やや若手中心で、役替わり公演。

「超」:「日野真一郎さん」「木暮さん」「大山真志さん」

「海」:「日野さん」「木内健人さん」「大山さん」

「紅」:「池田有希子さん」「高垣彩陽さん」「元榮菜摘さん」

 

「浅草九劇」は・・・劇場の場所まで分かりにくい!!

  初観劇は、劇場に辿り着いた時点で、すでに消耗しておりました。

  劇場が、よりコンパクトになり、

  キャストが投げて飛び散った原稿用紙が当たる位、

  舞台と客席の距離がより近い !!(゚ロ゚屮)屮

  なので、舞台の世界に引きずり込まれる感覚がより強く・・・消耗度も高い。

  こちらは、ピアノ?のみの生演奏。

 

  まずは、お目当ての「木暮さん」。

「木暮さん」は、「石井さん」が演じていた「超」役。

  難役の芝居と「木暮さん」・・・o(*▼▼*)o ドキドキ

「芸劇版」では、「海」に比べて「超」と「紅」が大人っぽく見えました。

「石井さん」に比べて若い「木暮さん」・・・o(*▼▼*)o ハラハラ

 

  現時点で観たパターンは、

 ①「超」:木暮さん、「海」:木内さん、「紅」:元榮さん。

 ②「超」:大山さん、「海」:木内さん、「紅」:池田さん。

  

  結論から先に述べると、

「木暮さん」は、

 聴きごたえのある魅力的で迫力ある力強い歌唱!!

 「紅」も若く、トリオのバランスが保てており、印象違いで良かった!!

 やはり「華」があるお方!!・・・つい目が追ってしまうのは変わらず(贔屓)!!

   良かったです (゚∇゚*)(。。*)ウンウン

 

   ①は、フレッシュなトリオで、ラストにも未来への希望を感じる、少し明るい印象。

     トリオの歌唱のハーモニーが聴きごたえがありました。

   「元榮さん紅」は若く、優しさと女性らしさを感じました。

   優しい分、純真さ、美しさや喜びの部分が強い「紅」。

   「元榮さん」の歌唱は美しく、小柄なのにパワーがあり、今後が楽しみな方。

   (大人な「超」「紅」の「芸劇版」が私のベースになったので、

   「紅」は、包容力を感じ、愛や希望の感情で女性寄りでも「中性」のイメージ。)

 

 ②は、「芸劇版」に近い印象でした。

 「海」より年上で、先を歩んでいるような、汗だくで焦燥感が強い「超」と、

   母性愛のような包容力に加えて、「強さ」を感じた「紅」。

 「大山さん超」は、存在に迫力があり登場した瞬間から「石井さん」に通じる

   追い詰められた「焦燥感」が強く・・・上手い。

    「海」役の芝居が楽しみ☆彡

   芝居巧みで、時に他のお二人をぐいぐい引っ張る、強い「池田さん紅」。

    「彩吹さん」「元榮さん」「池田さん」、それぞれに雰囲気が違う「紅」は、

    「海」との関係?も違って見えました。

 

  ①⇒②の順で観たのですが、「木内さん」が②では、存在感を増し、

  芝居が進むにつれ、どんどん魅力的に見えた「木内さん海」良かった!!

  一気に「木内さん」株も急上昇⤴⤴。

 

   「超」と「海」は「鏡」のような関係性で、ここがまだよく解っておりません。

     左利きの「超」と、右利きの「海」(に見えた)・・・「鏡」の関係?

 

   芸術家の苦悩、翼を得て、羽ばたきたいけれど、叶わない現実。

   それならいっそ、作品を燃やして「煙」になって昇っていきたい・・・

   ・・・難しい、難しいです。

 「理解されたい」⇒「理解されなくてもいい」

   それでいいと、思った (*`д´)b 、私には「理解」は難しいよ。

   とりあえず「海」と、「苦悩」だけは共有しました。

 

   息つく暇もなく、魅入ってしまう、100分の超密度の濃い舞台。

   役替わり(①と②)で、かなり印象が変わった舞台。

   劇場も分かりにくい(しつこい)ですが、

   MY千秋楽(すぐ)までに、作品をもう少し理解できたらと思います。

 

   難解ですが、リピートしたくなる、心に激震が走った作品。

  そして少人数でもグランドミュージカルのような?作品。

   韓国ミュージカル、熱いです・・・『フランケンシュタイン』楽しみ~

 

   理解できていないので、煙にまくような備忘録・・・でもまた観たい作品です。

 

   さいたまんぬ

 


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