星組『鎌足』シアター・ドラマシティ②~千秋楽~
☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆【 夢のまほろば、紅氏美し 】☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆
本日(昨日)、石川麻呂殿が発表された、日本初の元号は「千秋楽」 (。TωT)ノ☆・゚:* ♪
(「美稀さん石川麻呂」味のあるお芝居 (*TーT)b )
ラスベガスで遊んでいたら、あっという間に『鎌足』千秋楽。
「紅さん」の集大成を拝見できて満足☆.。.:*・゚☆\(*T▽T*)/☆゚・*:.。.☆
(まだ、大劇場公演はありますが・・・)
しっとりした作品としんみりした千秋楽でした。
劇場のあちこちですすり泣き (TmT)・・・
「紅さん」節は健在ですが、
マグマのように爆発していた東京公演の時とは一転して、
身に纏う雰囲気が穏やかに見えました。
個人的な感想なのでご容赦ください。
(前回とあまり変わらない感想)
「紅さん」の歌を筆頭に、音楽に温かみがある旋律なので、
切ない中にもぬくもりを感じ、
人情味のある「紅さん鎌足」と共に、胸に沁みました。
(『オーシャンズ11』と同じ音楽「太田健先生」・・・)
もしかしたら「鎌足」はこんな人物だったかも!?
とは、絶対思えないのですが、
舞台上で、懸命に生きるキャストの方々は、魅力的でハマっていました。
初観劇の印象とあまり変わらないですが、より磨きがかかっていました。
(似たような感想が多いと気づく。)
「有沙さん皇極帝」は、第1幕から美しく気高く、絶品のお芝居。
フィナーレで挨拶をした後、移動する時も、歩いていないかのような、
所作の美しさ。(第1幕からお美しかったです。前回はごめんなさい。)
第1幕と第2幕の変化が見事で、目力が強くて「女帝」を全身で「演じて」ました。
傀儡(くぐつ ⇒ この辺り、台詞だと私には難しい)の悲哀を嘆くに留まらず、
たくましく宮廷で生き抜くことを選び、その凛とした気高さと佇まいが見事でした。
ただ、上手すぎる女役・・・今後が気になるけれど、良かったです。
役が魅力的で、これまた見事に演じられて、魅了された「華形さん入鹿」。
第1幕はやはり「入鹿物語」・・・「散り際」が見事過ぎて、「入鹿様」に釘付け。
第1幕のラストには、涙涙でした。
「入鹿」が主役でも良さげ(「飛鳥夕映え」)で、
このお方が、作品の悲劇性と質を上げて、最優秀助演男優賞を贈りたい、
フィナーレの挨拶も風格があり、素晴らしい「入鹿」でした (゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ノノ"☆。
このお二人とは違う雰囲気で、作品のスパイスとなり余韻を残す「天寿さん恵尺」。
波乱の世を器用に生き抜き、少し狂気じみていて、クセのある皮肉な感じが魅力的!
星☆.。.:*・゚☆の空間から始まる舞台は、神秘的で、
歴史を紡ぐ「恵尺」のストーリーテラーは、斬新で印象に残りました☆.。.:*・゚☆
サヨナラ公演を意識させるような台詞が、随所に盛り込まれていて、
「天寿さん」はこれからも、「星組の歴史」を紡ぎ続けていくのか気になったり。。
そして、今後が気になると言えば「瀬央さん」!!
「中大兄皇子」は若い貴公子で、やっぱり「割といい人」ですが、
前回観た時より、存在感が増してカッコ良かった!!
ママ(皇極帝)の傀儡ではなくなり、
威厳を増した一方で、一人の人間としての弱さや苦悩が伝わりました。
第2幕で涙を誘うお方。(最後の号泣は「紅さん」)
失礼連発ですが、個人的には「入鹿」の方が、大きい役に見え、存在感も巨大。
でも、「瀬央さん」が2番手格で挨拶に登場する・・・
役の設定上?、爽やかなヒーロー度が強い「中大兄皇子」(若手の役っぽい)。
そもそも、「紅さん鎌足」が「いい人」で、
「入鹿」が超おいしい魅力的な人物(極悪人には見えない)。
なので、「星組体制」の今後が気になる・・・観れなかった全国ツアー組(涙)。
前回、若手で気になった方は、「古人大兄皇子」で「蒼舞咲歩さん」でした。
部民(男)の時も、芝居の表情が印象的で上手い。
今回は「蒼舞さん」を追っかけてました。
「上手い」方が多く、頼もしい上級生の存在感を感じた『鎌足』組。
でも、やっぱり「紅さん」・・・センターに立つと、主役の「華」を感じるお方。
「鎌足」が「いい人」でも「人情溢れる人」でも、「紅さん鎌足」なら、文句ない。
「楽劇」は、コメディではなかったです。
星組トップコンビに合ったオリジナル作品で締めくくられ、
「歴史」がキーワードとなる作品、
「紅さん体制星組」時代も、もうすぐ「歴史」になる・・・。
しんみり切ないけれど、温かみも感じた作品。
(余計ですが、「星蘭さん安見児」は、気の毒に見える役柄。)
カーテンコールで「紅さん」、始球式の練習も頑張る!と宣言されていましたが、
勇姿を見てみたいです☆彡
宙組『オーシャンズ11』も、今日がMY大劇場千秋楽です。
さいたまんぬ