雪組『壬生義士伝』宝塚大劇場①ざっくり感想 ~色々思う事ある、涙の作品~
花組バウ公演の時に観た、雪組大劇場公演。
お月さまも終わり、
先月で「スカ棄て」(スカイステージ退会)して、
録画が全て消えてしまい(退会とは無関係)、
心の傷が大きいヅカ(涙)。
初観劇の個人的印象なので、ご容赦ください。
「貧しい作品」が個人的に続いていた、極めつけの貧しい作品。
「ショー」が一転して華やかなので、救われました⤴⤴
『壬生義士伝』、話も音楽もキャストの芝居も良かったし、泣いた (TmT)ウゥゥ・・・
でもよぉ、努力しても報われないって、厳しい現実を突きつけられて、
「夢の世界に浸って、元気をもらう作品」ではないねん。。
希望が見いだせないので、ちょっと重たい。
悲劇作品は多いのに、
この作品で特にそう感じたのは、
自分の観劇時の状態やおかれている状況によるものか?
「吉村貫一郎」の姿勢に、観た後、我が身の怠惰さを省みるからか?
「お金と生活」という現実的な問題と価値観に触れられているからか?
観た後「おもさげながんす(申し訳ない)」と「吉村さん」に頭を下げてしまう作品。
お芝居は「望海さん」、さすがに出番が多いですが、
「雪組生」の配役と活躍の場が多く感じました(⇔『ファントム』)
「スターさん」への、配慮を感じる配役。
配慮も、配分は難しかったのか、役不足な印象の方が・・・。
ざっくり印象的だったことを列記。備忘録です。
① 芝居は「朝美さん」強!、ショーは「永久輝さん」強!の活躍ぶり。
お芝居の主役は勿論「望海さん」(念押し)!!
「世渡り下手」と「時代」が悪かった?
腰が低く謙虚で、仁と義の精神を持つ心が美しい「望海さん吉村貫一郎」。
(バッサバッサ人を斬っておられますが)
「望海さん」の人情味溢れる温かい芝居、良かったです(涙)。
プライドが高い役の後なだけに、お酌して回る腰の低さで、落差が大きい!!
「いい人ぶり」がより際立って見えました。
お金を拾う姿だけ、「仁義なき」自分と重なり、胸が痛みました。
主題歌が切なく、高らかに歌い上げるので、涙増幅。
そして「真彩さん」の芝居が・・・素晴らしくて良がった良がった (TmT)ウゥゥ・・・
やつれ具合と「母」の芝居に、短い出番でも泣かせてくれて、もう絶品 (*TーT)b
あまりの貧しさに、男を見る目がなかったとは言い切れない微妙な「しづさん」。
歌の人、明るい人なイメージに、
少ない出番でも、印象を残す・・・「役者」の魅力が加わりました☆彡
トップコンビの人情味溢れる日本物作品に、「早霧さん」時代がよぎる。
でも、元「花男」の影がちらつく「望海さん」の押し出しの強さ。
「真彩さん」も押し出しが強いお方。
というわけ?で、
強い雪組トップコンビ。
(特に意味はないです)
本題の「朝美さん斎藤一」大活躍。
影の主役!?
と思った位「斎藤さん」目線で見た「吉村貫一郎」物語色が強っw(゚o゚*)w
出番も多く、「無口」設定の割に、結構よく喋る。
器用な上手さでニクイ芝居と、シャープな美貌と眼力の強さが、
役の雰囲気にハマってる (*゚▽゚人゚▽゚*) ♪
(キレやすい孤高!?の剣豪)
カッコ「悪」っぽさが、似合っていて、カッコ良い!!
とにかく、目立ちまくられていたので、いよいよ「雪組」にも動きが・・・!?
美貌のお二人「斎藤さん」「沖田総司さん」は、仲良くつるんでましたが、
「兄貴分」の「斎藤さん」が断然「おいしい役」で、
きっちり応えている「朝美さん」は強い (*゚▽゚ノノ゙☆
星組「瀬央さん」と同じ位、微妙なポジションの「朝美さん」。
バウ主演が控える「瀬央さん」に対して、
若手勢が強い雪組の中で「朝美さん」の行方は気になる・・・
「沖田総司」が美貌の剣豪で「おいしい役」!?という予想が、
すでに咳をして弱っていたので、
「人斬り」のカッコ良さは、「吉村さん」「斎藤さん」が担っている。
(忘れちゃいけねぇ、美貌とカッコ良さの「彩凪さん土方歳三」上手くて魅力的!)
軽口を叩くようにかなり残酷なことを言う、ミステリアスな魅力はある。
でも、やはり「いい人」寄りに見えてしまう「永久輝さん沖田」。
(「斎藤さん」程、個性が目立たない)
「めんどくせーめんどくせー」連呼の「土方さん(彩凪さん)」を、
「土方さんは、口ではめんどくさいと言ってても、実は・・・」
と、いちいちフォローしてくれる、個人的に「いい人」と「永久輝さん」に加点。
しかし、
「ショー」では、「永久輝さん」バウ公演で何があった !!(゚ロ゚屮)屮
と思った、男臭さがちょっと滲み出ていて、
「カノン」のダンス場面が超目立ち、魅力全開で華やか ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃
「歌唱」も良くなり、「永久輝さん」スイッチONで、勢い増し増し。
とはいえ、「綾さん」「縣さん」もいらっしゃるので、
「4人兄弟」が競い咲く華やかな「雪組」。
② ちょっと役不足で割を食った感の「彩風さん」。
お芝居もショーも、きっちりこなされていて、良いし、
はっきり「2番手」安定な登場の割に、
何故か出番が少なく感じる・・・(/へ\*)。
「芝居」は「竹馬の友」との絆よりは、
「新選組」場面が華やかでインパクトを強く感じたから?(゚_。)?(。_゚)?
「他組」をたまたま観た直後だからか、組差を感じる「2番手」ポジション。
「御曹司」なのになぁ・・・。
③ 専科「凪七さん」の出演の意図が、疑問(特に「芝居」)。
「竹馬の友」の絆自体に、インパクトがやや小さく感じたので、
「松本良順」役は、更に作品内では、
存在の重要性をさほど感じない(失礼)だけに、疑問が残る配役と出番の配分。
「ショー」では、「特別出演」扱いに見えたので、やはり疑問が残るご出演。
文句ではなく、疑問。
とはいえ、クリスタルボイスでクラシカルな歌唱は魅力的 (゚∇゚*)(。。*)☆゚・*:.。.☆
次回星組公演でのご活躍が楽しみ・・・「歌専科」になられるのでしょうか!?
「歌いま専科」なら、歌をもっと聴きたいお方☆゚・*:.。.☆
「望海さん」との歌の掛け合いを期待していたのですが・・・ちょっと残念。
でも、
「望海さん」の代表歌になりそうな「Music is My Life」が場面と共に良かった!
ここでの「凪七さん」との絡みに「絆」を感じて、個人的に感動。
観劇した日、客席に「明日海さん」がいらっしゃったと思われ(見えない)、
「花組ポーズ」されていて(多分)、これには、もう涙 (T△T) でした。
この後、月組公演を観たので、がっくりきたんですわ。。
④ 雪組スターさんが若手まで活躍!!
「新選組」が出番も面子も賑やかで華やか。
中堅?では、漫画「風光る」を思い出させてくれた「煌羽さん伊東甲子太郎」。
やはりお美しい「久城さん小川信太郎」。
娘役さんでは「朝月さんみつ」が今回も目立ってる (゚∇゚*)(。。*)(好き)。
「ショー」のロケットの中心は、やっぱりホープで「潤花さん」(やっと認識)。
本公演でも、役名と台詞があって目立つ「若手雪男様」。
生き残り組で、「斎藤さん」とコンビな「縣さん池波」はとても目立つ。
出番はやや少なめでも、儚げな美しさと雰囲気が合ってる「綾さん大野千秋」。
一番若手で目立っていた、芝居が上手くて印象的な「彩海せらさん」。
次に目を引いて、名前を調べた「眞ノ宮るいさん」。
ベテラン陣?の芝居も手堅いので、見応えのあるお芝居。
挙げたらきりがないので、今回省略(ごめんなさい)。
観劇後、原作本を読んでる途中で、人物像が頭の中で加筆修正されてるかも。
公演後、にわか「新選組」贔屓。
「吉村貫一郎」は、あまり他の本では登場しない・・・。
「雪組公演」を観ると、「珠さま武蔵」の生活ぶりが、比較的優雅に見える。
「芝居」と「ショー」をセットで観たい、見所が多い公演。
再会が楽しみです☆彡
さいたまんぬ