雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』宝塚大劇場③千秋楽 ~オニハソト、福はイン アメリカ♬~
☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆【 令和初のお正月大劇場公演千秋楽 】☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆
「真那春人さん(コックアイ)のお誕生日」おめでとうございます。
「節分の日」
「惜しまれる卒業者3名」
舞咲りんさん(花束は「華形さん」涙)細い身体から、想像できない声量。
早花まこさん(花束は「光月さん(月組組長)」)組レポ歴の雪組ギネス更新。
美華もなみさん
ご卒業おめでとうございます。
・・・「望海さん」より上級生が、組内で「組長さん」だけになってしまわれた。
さびしいよぉ~さびしいよぉ~「華形さん」さびしいよぉ(傷心中)。
大劇場入場した左上の壁に、上級生順で、出演者の写真が飾られてますが、
他組に比べて、
「真彩さん」が最も右(下級生)の方で、上級生が多いことに今頃気づいた「雪組」。
他組は、ここ最近で、舞台を締める方々の顔ぶれが若返り、新体制へ移行。
いよいよ・・・雪組生え抜き上級生を送り出す「望海さん」。
「望海と同じ方向を向いて」「望海が命を削って演じる横で」とか、
カッコイイ挨拶に上級生の頼もしさを感じました。
『ファントム』の「カルロッタ」役の歌唱が力強かっただけに、今公演で、細く透明感のある、エトワールでの歌唱が印象的だった「舞咲さん」。
「組レポ歴」更新の歴史的偉業を成し遂げた「早花さん」。
「望海さん」には、「雪組ポーズ」発案者としても、雪組史に刻まれて欲しい・・・。
と思った千秋楽。
「望海さん」の力強い「絶唱」は、すごかった・・・「ヌードルス」の心の叫び声。
「心震わす」に留まらず、劇場空間を震わす声量と熱演ぶりに、観てるだけで消耗しました。
やっぱり「熱いお方」で「真っ赤な薔薇」がお似合いでした。
(「コンサート」が何故「神戸」なのか、「阪急電鉄利用」以外、浮かばない疑問。)
卒業者のご挨拶や雰囲気が、まだ東京公演があります感で、割と明るく終わった千秋楽。
「望海さん」のご挨拶も「東京公演がありますよ」感がありました。
「ヌードルスとして発散しきって、挨拶が浮かばないので、簡潔になってしまいますが、中途半端に言うよりは、こんな感じの気持ちを、帰り道に感じていただけたら」
(かなり曖昧な記憶・・・理解できてないです。)
という感じの言葉に、同意してしまう、観ると、疑問が尽きない、味わい深い作品。
(「ツッコミ」ではなく「疑問」)
終盤の「壮年期ヌードルス」の芝居が好きで、言葉より表情で語る方が多い舞台。
(歌は、沢山歌っていらっしゃる)
間伸びして眠くならない、デボラとの「会話」 と「表情」に見入ってしまう場面。
パンフに掲載されている「愛のひとひら♬」の歌詞が素晴らしく、そして切ない。
語彙が乏しく、「切ない」連発の公演。
「デボラ」は「愛」より「女優の夢」を選び、
「ヌードルス」は、「友」と「夢」を選び、更に「愛」にも執着してるように見える青年時代。
むしろ「デボラ愛」への執着の方が強そう。
「マックス」は、「デボラ」と同じく「夢(野心)」を選んでいる。
「キャロル」は、「愛」にしがみついている。
なので、皆、結果的には全てを失うけれど、中途半端に見える「ヌードルス」。
「愛のひとひら♬」では、客観的には「愛」に温度差を感じるお二人なのに、この場面を観ていると、熱く愛し合った過去があったように見えて、涙する。
「表情」で語り、解釈は観客にお任せします、
という、理解力の乏しい私なんぞには、手強い作品。
とはいえ、2時間半で一人の男の人生を演じ切られ、「絶唱」で納得させられました。
「望海さん」が演じたことで「吉村貫一郎」といい、スポットの当たらないような人物にスポットが当たり、魅力的な人物!?として新たに心に刻まれる・・・すごいお方。
紆余曲折を経た末に辿り着いた感想は、
「望海さん」だから「いぶし銀のような渋さ」に「華やかさ」が加わり、魅力的な作品でした。
勿論、他のキャストも!!
「歌のトップコンビ」は、銀橋を何度も「ソロ」で歌われるのに、
「彩風さん」の「ソロ」は、ちょっと少なめ(個人的愚痴)。
「歌ヒメ舞咲さん」がご卒業されてしまい、「朝月さん」も花組へ行ってしまわれた。
「諏訪さん」は、お芝居で活躍され、とても良かったです。
「望海さん」の役を新人公演で演じた、
「綾さん」「彩海さん」「縣さん」「諏訪さん」は「歌」の人になられるのか!?
・・・「諏訪さんヌードルス」は観たかったです(本公演では歌わない)。
「永久輝さん」の枠に「綾さん」が入っていたように見えた公演。
「永久輝さん」は、「花組」へ留学中で、帰組されないかなーなんて、妄想したりもした公演でした。
あっという間に終わってしまった感で、やっぱり気になる作品とキャストの芝居の行方・・・そして「雪組体制」の行方。
さいたまんぬ