~感想が書けない公演~星組『霧深き/ESTRELLAS』東京公演

個人的な感覚なのでご容赦ください。

題名とすでにずれてます。

 

星組宝塚大劇場公演を観たのは、初日付近。

あれから1ヶ月半。

過ぎてしまえば短いけど、ヅカニュースが激しかった1ヶ月半。

宝塚大劇場公演時『霧深きエルベ~』について、感想を書きました。

日が経てば舞台も変化するし、自分の感想も変わります。

分かっていても、

その日観た舞台は、その日しか受け取れない感情なので、

備忘録として、書いてます。

 

感想は書く時、悩みます。

ヅカが一番多く観てきた舞台なので、それぞれのジェンヌさんに応援している方が

いらっしゃるのは、劇場外でも、劇場内でも分かります。

応援の仕方、熱さが人によって違うことも分かります。

私も、その一人です。

 

ヅカの舞台での「役」付きは、「スターシステム」と「抜擢」なので、

舞台上で出来に「差」があります。

「スターシステム」と「抜擢」を見守る舞台がヅカの楽しみでもあるので、

この「差」がどう縮まったり、変化していくかを見守るのも楽しみです。

ジェンヌさんの記事などを見ると、皆同じように「役」をもらいたくて、

必死に努力されている・・・それは、他の舞台も同じです。

ただ、ヅカが好きなら、「スターシステム」と「抜擢」は、魅力の1つです。

 

感想は、人それぞれです。

私に限って言えば、上記を考慮していたら、全員を褒める舞台になってしまい、

舞台に対する率直な感想とは少し違ってしまいます。

ただ、「役が付いた時点」で「すごい」と思ってしまうので、

感想を文章にするとき、悩みます。

自分が好きなジェンヌさんだと、公平さに欠けます。

個人の感想なので、それでいいとも思うので、「個人的感想」と書いてます。

 

悩んでも、感想を書きたいと思うのは、

悩んでいる時間も舞台を反芻できて楽しいし、

その時に思いついて、もう一度公演をリピートする時、

その場面を観る楽しみが増える、という自己満足です。

 

観劇の楽しみ方は色々ですが、私は舞台の変化が好きです。

キャストの演技がより輝きを増して見えた時、感動は大きいです。

 

一応ムラでの観劇期間で、その公演に、一区切りをつけています。

東京公演は観れない前提で、一区切りつけておくことにしています。

(東京公演しか観られないときは、考えることがない。) 

予算には、限度があるので、無理矢理、線引きしてます。

(作品内容に関係なく、リピート前提に、自分の「タカラヅカ」好きを実感する時)

 

今回の星組公演。

「七海さん卒業公演」と思って、ムラで観た公演。

作品への理解(「礼さんフロリアン」像)にぼやいたりしていましたが、

最後は、「七海さんの卒業」をお見送り公演として締めくくりました。

「笑顔」の「七海さん」でも、泣きました。

 

その時は、

東京公演が、

「紅さん」「綺咲さん」のお見送り覚悟公演にもなるとは思わなかったです。

「紅さん」の退団会見の記事で、少し実感が湧いたつもりでしたが、

甘かったです。

 

「好き」を多用してますが、それぞれのジェンヌさんに対して、思い入れが違います。

 一人のジェンヌさんを応援する方からすれば、軽いかもしれません。

そこは、個人の嗜好なので、ご容赦ください。

「紅さん」は、割と思い入れが強い方です。

 

  観に行くまでの道中は、『CASANOVA』の感想を書き直そうか、

『霧深きエルベ~』消化不良感があったので、どう変化してるか楽しみ~(期待)

 

  舞台が始まった時、 

「紅さん」、オーラが違ってました。

「凄み」が漂ってました。(「紅さん」観劇史上初めての雰囲気)

『霧深き~』の芝居は、変わっていました。

 感情爆発で号泣する「紅さんカール」は、「カール」だけの涙じゃない

 気がしました。

(同じように「礼さん」も、感情が激しくなっていた。)

 

『ショー』の方が、「スターさん」個人を観ている気がします。

 感情は率直なので、『ショー』は幕開けで「紅さん」が登場した瞬間、涙が出ました。

 最初から最後まで泣きました。

  

 思っていた以上に「紅さん」のことが好きだったと、自覚しました。

「七海さん」も好きです。(これが、軽く響く複雑さ)

 なので、「桜の花びらが散ってしまう前に~」の歌詞、

 東京公演では、予想通り更に胸に沁みて、「笑顔」に涙が増しました。

 ついでに、東京公演があると、線引きできていなかったことも自覚しました。

 

 舞台上の端にいる「若手さん」で目を引いて、気になった方が、

 その後「抜擢」されて、「スター」の階段を、時に危なげに、

 上っていくのを見守り、「トップスター」に就任した時の感動。

 

 典型的なパターンで、「紅さん」は「好き」な方です。

 

「こういう方」のサヨナラ公演は、千秋楽が近づくにつれ、感想が書けません。

 その方中心の舞台に見えて、その方中心に観て、感動して泣くだけなので、

 感想は「良かった」位。

 

 舞台を観ていない時は、あれこれ考えても、結局舞台を観れば、忘れて感動し、

 その繰り返しです。

 

  今年は、変化が大きい「タカラヅカ」。

  悔いなく観る・・・つもりでいても、チケットが取れにくく、難しいです。

 

  というわけで、

  かなり印象が変わった『霧深きエルベ』のキャストと、

  予想外にサヨナラ公演度が増してしまったけれど、

  チケットは計画通りなので・・・いつも通り、かみしめて観るのみです(涙)

 

「トップコンビ」は次作品があるのに、サヨナラ感。

  花組公演と星組公演のサヨナラ公演の印象が違うのは、作品内容ではなく、

  まだ実感が湧いていないからかもしれません。

 

  また、「トップスター」の退団は、「組体制」が大きく変わり、

「一時代の終わり」を感じる寂しさがあります。

「七海さん」に対する語弊が生じてしまったら、想定外です。

「七海さん」は「紅さん体制星組」を語るに外せないスターさんで、

  退団はその一角が崩れる寂しさも、加わります。

 

「退団」ではなくても、「愛月さん」の異動も切ないのに、

『黒い瞳』のパンフが売り切れていて、ショック。

 

「夢の世界」でも時々、現実を見て我に返ることが、最近続いているので、

 しめっぽくなりました。

  

  さいたまんぬ


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