「男役10年」(95期)を思う~娘役さんの若手抜擢と共に~

「男役10年」という「ヅカ用語」

よく、見かけますが、さいたまんぬ的解釈は、以下の通りです。

・「男役」としての「型」が出来上がるのに10年かかる

 ⇒「男役俳優」のスタート時点

・「男役」が完成するまでに10年かかる

 ⇒ 10年位で「男役」が完成し、そこから俳優として「自分色」を出していく

 

 Wikipedia(男役)を一部抜粋青字は個人的に気になった部分)

 1人の女優が男役として舞台に立っても、そこから「男役の型」が完成するまでには長い時間が掛かる。こ

 れは、「男役育成」に何らかのテキストがあるわけではなく、先輩を見習って各自が創意工夫しながらスタ

 イルを確立し、舞台上の実践の中で男役として必要な演技力や風格といったものを醸成してゆく必要がある

 ためである。そのため、男役は完成度が高くなるにつれ役者毎の個々の個性がより際立つ。男らしさや線の

 太さを前面に押し出して人気を得た者もいれば、対照的にスマートさや際立つ歌唱力を身上とした者など

 様々である。

 

個人的には、「研10」で「男役」は、ほぼ完成して、そこから個性が出てくると

思っておりました。

 

過去形なのは、

今の研10の「95期生」で、急に注目で推され、気づけば、ポジションがすごく上がってらっしゃる。

(インパクトが強かった点から「95期生」を挙げました。)

 

「95期」に限らず、「バウ初主演」は「若手」ホープさんが多いですが、

 ・・・「研10(男役10年目)」に限りなく近い学年。

 

あくまでも個人的印象ですが、若い(「男役」として少し未熟で若々しい)と感じます。

 

でも、注目の「95期生」の方々は、

かなり「トップスター」に近い位置にいらっしゃる・・。

 

よく「スターさん」に対して、「好き」を連発してますが、

四捨五入「90期生」の方々が多いです。

ブログ内で、「好き」「推し」「応援」を、(一応)使い分けてるつもりで、

「好き」は、単純に「好き」な方もいらっしゃいますが(「彩彩コンビ」とか・・)、

「男役」としての「個性」や「色気」に魅力を感じて、

「好き」と言ってる場合が多いです。

 

そうなると、四捨五入90期生・・・一番多い「89期生」が中心で多い。

トップスター就任時の高学年化は、いつ位からか、はっきりしないですが、

私が観てる範囲内では、就任時の学年が上がった印象

(調べていないし、パターン色々なので、個人的印象です。)

 

「抜擢」でもされない限り、「スターさん団子状態」(多いけど傑出した方が少ない)なので、そういう状況になったのかな!?と思います。(失礼)

 

そして、高学年で就任される「スターさん」程、

就任当初から安定感があり、充実した「男役」ぶりで観客を魅了させてくださいます。

(「上級生就任好き派」でもないです。「魅力色々」が魅力のヅカの舞台。)

その代わり、体力面や、就任までに「男役」を堪能して、未練がないのか、人それぞれの事情で、分からないですが、退団(在任期間)も早いです。

 

「天海祐希さん」の在任期間は短すぎると、結構非難を浴びた(それだけ惜しまれた)のに、それ以降は、それ位の期間が当たり前になった・・・。

(「天海さん」に対しては、「震災」と「若い学年と人気」の面もあると思いますが。)

 

だから、劇団も「若返り」が必要と判断したのかな~と思い、

確かに、体力面などでは一部同意します。(上から目線の妄想での発言で失礼します)

 

でも、今のトップスターさんや別格スターさん・・・「89期生」前後の学年の方の

「男役」の姿を見ると、「研10」の方々は「若い」と感じます。

 

「男役13年」?(数字は適当)と思ったりします。

 

そもそも、本公演やバウ公演で活躍して、研鑽する機会が遅いから仕方ない・・・。

それとも、「ジェンヌさん」の「男役像」が変わってきたのかも!?

 

そこは分からないですが、個人的には、

「華」は「盛り(旬)」に、「若さの華」感も加わる感じ・・・がします。

なので、いきなり「若返り」化には、違和感を感じる・・・特に「芝居」

(「ショー」は、トップスターさんに合わせれば、「芝居」程は、感じないと思う。)

 

という訳で、

好きな(主に)「89期生」の方々が、卒業されるのを、惜しむ反面(体力面等からは)

仕方がないとも思います。(「限りあるジェンヌ人生」)

(学年的に「男役」として納得されるものを感じたのかなとも想像)

と同時に、

いきなり「若返り」の反動は、大きいだろうなぁと思います。

 

そこは、見守るしかないので・・・見守るしかないです。

 

問題(疑問)なのは、その皺寄せを受けそうな「娘役さん」。

「若い雰囲気の男役さん」を「男役」らしく見せるには、「若い娘役」の方がいい!?

(理論的には)思います。

(個人差もあるし、実際感じるものは違うので、一概には言い切れない。)

 

結局、娘役さんも「若返り」化=「若手重視」になりそう・・・。

そこに、「若手重視に問題あり!」でなく「疑問」があります。

 

もうある程度、「次代のトップスターさん」を劇団側が見据えているなら

「相手役」となる「トップ娘役さん」も見据えてそう。

⇒ 今、「若手娘役さん」は抜擢が早い。

⇒ 配属時にその辺り(〇〇さんの相手役候補)は、考慮されていそう。

⇒ なのに、あまりそんな感じがしない「新公ヒロイン」の「娘役さん」。

  (個人的印象)

  ( と「組替え」や「二番手娘役さん」の存在・・・)

 

特に今、新公ヒロインに、超若い学年で「抜擢」されている「娘役さん」は、

どういった位置付け???という疑問です。

今が「若返り」過渡期と、個人的に思っている前提です。

 

「華」がある程、「抜擢」も早く、配属時点で、かなり将来を見据えていそう。

 

 まだ、「若返り」が確定した訳でもなく、

「男役さん」も活躍次第で、「組替え」があるので、

 そこは関係ない「超若手娘役さん」の「抜擢」?(゚_。)?(。_゚)?

に対する目下の疑問です。

 

ある程度「スター」になってから、事情あっての「組替え」は納得します。

ただ、すごく若手の「娘役さん」が「組替え」でいきなり「トップ娘役就任」には、

違和感(疑問)。

最初から、その「組」に配属されればいいのに、何故??と思いそう。

まだ、起こっていないことなので、現時点での「疑問」です。

 

結局、「トップスターさん」就任時期は、今とあまり変わらないのかな?

「トップ娘役さん」も同様なのかな?

 

と、注目の95期が「男役10年」で、ふと思いました。

  まだ「研10」と思うか、もう「研10」と思うかの価値観の違い。

「まだ「研10」だしこれから」扱いの時と、

「2番手などポジション的にもう「研10」」扱いの時がある「研10」。

「一年(一作品)」で印象が変わる方もいるだけに、

「男役10年」について思いました。

 

個人的な感想なのでご容赦ください。

 

さいたまんぬ

 

「元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略」という新書。

   もう当時とは、「体制」は変わっていそうなので、参考にはならないとは思います。ただ、

 「組配属」において、「組の戦力分析して補強」を考慮する辺りは、今もありそうと思いました。)

 


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(「瀬央さん」に限らないです。)

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