「105周年」に感じるヅカの過渡期~「歌劇1月号」演出スタッフのご挨拶に滲み出る本音!?~

個人的な感想なのでご容赦ください。

 

さいたまんぬ、アナログ人間で、かなり「保守的」・・・単に「頑固」です。

「臨機応変」「新規開拓」は、パニックに陥り、復旧に時間がかかるので、ほぼ、諦めました。

 

『OTT』の作品はとても気に入りました!!

 

でも「劇場の構造」が中々馴染めない・・・「B席」へ行く道と「トイレ」問題

(個人的には、深刻な問題)

 

上京して、「帝国劇場」は「劇場の構造」に割とすぐ馴染みました。

なので、比較的、足取り軽く、観に行きます。

「東京宝塚劇場」「日生劇場」も、割と敷居が低くなりました。

(チケット入手の敷居は高い)

 

前置きが、ちょっとずれました。

小川理事長体制(2015年4月~)になってからの「ヅカ」の改革ぶりに、

色々思うことがありますが、今は何とかついていき、楽しく「ヅカ活」しています。

 

さして興味のない分野なら、「諦め」「無視」「去る」を選択するので、

不便でも「手間」を取り、「回り道」します。

 

でも、「ヅカ」に関しては、「ドストライク」な分野。

 

すでに「スカステ」はお正月から観ておりません・・・(勿体ない)

「ライブ中継」は、「映画館」なので、敷居は低いです。

新規ヅカファン取り込みに対する、「より敷居が低くなる」改革は、

恩恵を受けることも多いので、気にならないです。

 

ただ、「作品内容」や「チケット代」、「宝塚歌劇の醍醐味」といった、

「骨格」への改革は、必然的に影響を受けるので、気になります。

 

小川理事長は、劇団101年目に新理事長就任。

それまで、「劇団理事長」の顔色を窺うことは、ここまではなかった、と思った昨年。

(あった時代もあるけど、過ぎた過去は記憶が薄らぐ・・・)

 

就任後、改革に、好結果な数値を出され、発言も力強く強気で、頼もしいです・・・

 

MY大劇場千秋楽は、「空気が少し違う団体受付」があると思ったのですが、

あの団体は、「年頭会見」に出席された方々だったのか~。

と、後で思った「宝塚歌劇団小川理事長、2019年の年頭会見」

 

概要は、ネット記事で知りました。

(ex.『宝塚小川理事長が年頭会見「温故創作」がテーマ』日刊スポーツ15日配信)

 

今年、「105周年」のテーマは『温故創作』

 

気になった記事の一部を抜粋

・「過去の作品を掘り起こすことも大事」とし、名作を現代風にアレンジ

 「リボーンさせて、上演していきたい。」

・演出の上田久美子氏には「新たな色を加えて」演出するように伝えていたという。

 

その日観た星組公演は、『霧深きエルベのほとり』(再演作品を上田先生が潤色・演出)

その日発表された次回星組公演は、『GOD OF STARS-食聖-』(小柳先生の新作)

 

・・・「温故創作」がテーマだと分かりました。

 

個人的に『霧深きエルベのほとり』には、違和感が拭えない潤色・演出とキャスト陣。

ついでに、気になる青太字

名作を現代風にアレンジは、時に危険な気がする。。

・・・理事長が作風に口出ししてる度合いが気になる。

 

舞台の作品は、スタッフ陣が協力して、創り上げられるので、演出家の一存では、

決められないのは当然ですし、何重にもチェックされて上演されて欲しいと思う。

そうなってると思う・・・9.5割位(心の声)

(上から目線で失礼します)

 

でも、青太文字の度合い(「新たな~伝えていた」)が気になる。

芸術家の作風に、どこまで口出して良いのか、難しそうな分野の「舞台」。

 

たしかに、

再演作品の上演は、演じる生徒さんが異なるので、新しい要素は踏まえるのは必要だから、「潤色・演出」は必須

だと、「歌劇」誌の中でも、小林公一氏が述べられています。

(「夢・万華鏡」より・・・愛情が感じられて好き。時々、立場の切なさを感じさせる(涙)

 

今回は、36年ぶりの再演なので、かなり難しそう。

賛否両論は、どの作品でもあるけれど、今回はちょっと違う気がする予感。

「再演作品の潤色」「演じるジェンヌさんの変化」とか、浮かびます。

『凱旋門』は今回程、感じなかったです。

 

引っかからない人も勿論いると思います。

作品の感想は、十人十色で、好みは分かれるのは当然だと思います。

なので、この感想も、あくまで個人的な感想です。

 

ただ、

この作品を観た後、「小柳先生」の新作を観たら、

タカラヅカは変わった!と思う人が多そう。

 

『花より男子』と『霧深きエルベのほとり』を

「同じジェンヌさん」が演じて、どちらもしっくりくる人は、難しい

・・・「演技」だけの問題じゃない感じがします。

 

「老若男女全ての観客が楽しめる舞台」は、実際に上演しても、

実質はかなり難しいだろうな・・・と思った今回の舞台。

 

「現代風」への「リボーン」は、大変な作業だと、「再演」のスパンが長かったので、

初めて感じました。(前回を観てません)

 

だから、観客のニーズに合わせて、作品を創り上げるに辺り、

観客動員数拡大するならば、年代層など、どこか、こぼれていきそう

(犠牲はつきもの)。

そこは、時代の流れで仕方がないのかな、と思います。

 

「2019年歌劇1月号」の「2019年 新春を寿ぐ」

を改めて読むと、

「演出家先生やスタッフ」のお言葉に、

タカラヅカへの想い(愛)が綴られていることは同じです。

 

でも、「変化」に対する考え方に、違いがあります。

それが反映されるといい、と思うのですが、実際はどうなるのかな?

私の「老活」に関わるだけに、気になります。

 

酒井澄夫先生、小池修一郎先生、石田昌也先生(「おわりのはじまり」は題名が斬新!)、

上田久美子先生.etc

心中の違いが表れる、諸先生方の「新年ご挨拶」が、印象的でした。

 

生き残るのは、どんな作風か、両立して存続するのか、

老若男女問わず楽しめるのか、

そして、いつまで見届けられるのか(これ、お金と体力も含む)。。。

 

楽しい余韻と共に、今回の遠征(帰省)は、色々考えさせられました。

 

さいたまんぬ


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