星組公演『ESTRELLAS』②~「礼さん」がやわらかくなった~
本日再び「星組公演」観劇。
美弥様の「バウ公演初日」なので、未練がましく、
バウホール周辺をウロウロしたものの、
大劇場終演後(バウ開始時間前)で、閑散としていたため、拝んで帰宅。
美弥様、初日おめでとうございます\(*T▽T*)/
「プログラム」だけは、ちゃっかり見てきました。
見開きの「美弥様」がお美しい°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°儚げな美
「美弥様」の魅力は、プログラムの植田景子先生の言葉に集約されていました。
(。TωT)/゚・:*【植田先生、素晴らしい言葉をありがとうございます】*:・゚\(TωT。)
益々観たくなった点以外は、文句なしの素晴らしい賛辞のお言葉。
(概略)立見で後ろに視線を感じたので、ガン見は遠慮。
(謙虚に見せかけて、厚かましい)間違ってたらごめんなさい。
「様々なところで愛を感じる人。日々お稽古に励み、組子への愛、舞台への愛・・・
舞台で愛のドラマを演じられる主役は貴重な存在・・・」
公演を観てない私が書けることはなく、ただ、プログラムにまで愛が詰まってました。
前置きが長くなりました。
私が観たのは、「星組公演」。
今回の公演、個人的に「ショー」の方が好きです。
「礼さん」が柔らかくなった
と、最近の記事を読んでいて、何となく、思っていました。
「礼さん」の印象は、舞台と雑誌等インタビュー記事のみでの範囲内です。
舞台は大劇場公演しか知らないです。
(あとは「ロミジュリ」「台湾公演」梅芸と「ライブ中継」)。
一昨日(1月8日)観劇した感想でも書きました。
今日、舞台で、やっぱりそう思う場面がありました。
なので、改めてそう思いました。
「ショー」で、2か所あります。
①ショーの中詰の、銀橋場面(ORANGE RANGEの曲の場面)
ここ、アドリブっぽい動作が、日によって、少し違います。(私が観た日内)
銀橋に「ジェンヌさん」が「紅さん」のところへ走って駆け寄る時、
「瀬央さん」が「礼さん」の背中を押して、
「おっと」という仕草でおどけて笑う「礼さん」、「柔らかい笑顔」でした。
割と自然な笑顔に見えました。
それが、「やわらかくなった」の印象です。
舞台の「礼さん」には、硬い(硬質)印象があります。
男役としての「カッコ良さ」をストイックに追究している印象があります。
個人的に、「礼さん」に対しては、
「カッコいいキレっキレのダンス」や「現代風の歌唱」に魅力を感じます。
確かに「カッコいいヾ(≧∇≦)ノ"」です。
でも、 礼さんの「カッコ良さ」は、
「男臭さ」「包容力あるジェントルマン」
・・・「大人で男臭さや色気漂う系」ではないと思います。
最近、「ショー」でちょっと「男臭さが滲み出る」ような場面が増えてる印象。
加えて、「紅さんの場面」と交互に登場する位、
「紅さん以外の場面を一手に担っている印象」。
その結果、
・「礼さん」が「礼さんらしい男役像を模索する余裕がない」
ご本人が目指す「男役像」が「男臭い大人な男役」に個人的に見える・・・
その目標に必死に努力されている印象・・・
・他の「星男様」の出番が少ない
「歌」も「ダンス」も上手すぎて、特に「歌」は特徴的(良い意味)なので目立つ結果、
他の「ジェンヌさん」が目立たなくなったり、結果的に一任されている印象
「礼さん」らしさは、「追究するストイックさ」が最初に浮かびます。
「礼さん」本来の魅力が滲み出る「男役の姿」は、分からないです。
模索する余裕がないのか、迷いがないのか、知らないです。
努力家で「ストイックに追究する姿」を、強く感じるので、
「真面目」で「硬い印象」を受けます。
「ジェンヌさん」は皆様努力家だと思うのに、特にその印象を強く受けるのは、
ご本人が「優等生」で
「高い要求水準と期待に応え続けてきた自負と完璧主義」が発言等に滲み出る感じ・・
「紅さん」(やわらかい)のお傍にいるだけに、
「硬く見える」は普通より感じてしまいやすい環境のせいかもしれません。
「礼さん」の技術やストイックさと比例するように、舞台での負担が大きくなる。
「礼さん」はよりストイックに努力され、独断場になってしまわれる。
「硬いイメージ」=「抱え込む責任感が大きい」
⇒「周囲を見る余裕がなくなりそう」
⇒「トップになった時、ご本人も周囲も大変そう」
だから、「ええやん、それで」位の、柔らかさが加わると、
魅力が拡がりそうと思うのです。
そこに、「ショー」で垣間見た「笑顔」に硬さがなくて、「萌え」ました。
「男臭さと色気ある大人な男役」が似合う予感がする「瀬央さん」。
「瀬央さん」が台頭してきて、あまり知らないですが、「やわらかさ」は感じます。
「いい意味で宝塚らしくない歌唱などから、優等生っぽくない」けど、
やはり「優等生」な感じがする。。
「男役かくあるべき」が強そうに見える「礼さん」。
だから、銀橋場面を見て、良い意味で「やわらかくなった」です。
そして、紅白歌合戦のように、交互に登場することが多かった今回の「ショー」。
「紅さん」と「礼さん」は、持ち味の違う魅力で、ご自身の場面で活躍されています。
それでいいと思ってました。
②「星サギの夜」の場面
ここは、「紅さん」「礼さん」お二人が登場する場面
お二人が個々で輝くことなく、力を合わせて、相乗効果で魅力的な場面。
真っ白な「星サギ」の群舞の中で、一際輝く「礼さん」。
「礼さん」の「星サギ」は、「男臭さ的カッコ良さ」はないです。
でも、ダンスは、キレ味もあって、ものすごく魅力的にトリを飾られます。
『ロミジュリ』の「愛」役がよぎりました。(やわらかい)
大げさに言えば、
「星組が1つになった」感。
美しい場面として以外に、この印象も加わり、一番好きな場面です。
この場面の功労者は、やっぱり「礼さん」の「星サギ」。
「星夢」の場面が好きだと書きました。
ここで登場する「漣さん」「ひろ香さん」もキレッキレのダンスでカッコいい!!
「礼さん」と一緒の場面になると、「礼さん」が目立ってしまう。
今回、「紅さん」「礼さん」が、交互に場面を受け持つことで、
見落としがちだった、「星」を見つける機会にもなりました。
「紅さん」の場面で・・・そして、主にダンス。
いつか「礼さん」が「一番星」になる日が来ると思います。
「礼さんらしい一番星」で輝くのに、
あったら、より魅力的だろうな、と思っていた「やわらかさ」が見られ、
そして、一人で抱えそうな勢いの「礼さん」が、
沢山の「星」の中で、「一番星」として輝くような、「変化」を感じた舞台でした。
だから、この「ショー」、特に「星サギの夜」の場面が好きです。
個人的な感想なので、ご容赦ください。
さいたまんぬ
(一昨日の観劇感想)
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