雪組『ファントム』大劇場⑤~影の功労者「彩風さん」キャリエール~

*・゚(。TωT)/゚・:*【良かったよ、ホッとしたよ「彩風さん」安心安心】*:・゚\(TωT。):*・゚

 

帰省(遠征)後の皺寄せにつき、本日、引きこもり中。毎度ですが。

(犬も、家も、むちゃくちゃ・・・)

 

 

なので?、長文をつらつら書いてます。

本当は、これが言いたかった、けど、大事なものは、最後にとっておく気質。

というわけでもなく、一番ドキドキしていたお方。

最初の感想辺りで書いた、雪組で好きな「彩彩コンビ」の「彩風さんキャリエール」。

 

もはや、コンビは解体したものの、いまだに、フィナーレで「望海さん」の左右に、お二人が立たれると胸がときめく「彩彩コンビ」。

どっちの方が好きというより、「お二人一緒が好き」。

好きな理由も言葉にできないです。

「好き度」高いですが、あくまで「お二人好き」。単体でも、まぁ好きです。

 

どうでもいい前置きでした。

要は、「贔屓目」が入ってそうだと言いたかっただけです。

「美化されていたキャリエール」「難役キャリエール」

好きな割に失礼ですが、

「技術は、過去のキャリエール役者より弱そうな印象の彩風さん」

「ダントン」で急上昇し、「アンリ」はいつもの印象(若い青年)だっただけに、ドキドキしてました。

 

3回観劇中、様子見してましたが、どんどん評価が高まりました d(≧▽≦*) OK !!

個人的感想なので、ご容赦ください。

 

現時点での個人的印象ですが、「望海さんエリック」も、日々変化されてます。

圧倒的な歌唱は、変わらないのですが、演技で「年齢不詳」です。

幼く見えた日(地下で育ってるから、精神的に幼いのかな、と納得)

ちょっと歪んだ青年の日(地下で育ってるから、歪むよね、と納得)

説明台詞を聞いていても、「キャリエール」は18歳で、「エリック」母と出会った事は分かります。

でも、何歳で「エリック」が産まれたのか「彩風さん」の姿(髭)では、分からない。

 

初観劇の日は、「若いなぁ」と思った「彩風さんキャリエール」。

ただ、好きだった「銀橋場面」の歌の上手さに驚いたことは書きました。

オペラグラスで、銀橋のお2人は、ギリギリ・・・入らない (TmT)ウゥゥ・・・

よって、片方ずつ見る、より切ない場面。

なぜ、片方ずつ見るか?

デュエットで、片方が歌ってる時、一瞬分からないんです !!(゚ロ゚屮)屮

(お二人のファンなら、分かると思うので、ごめんなさい。)

 

それ位、「彩風さん」の「銀橋の時の歌唱」気合いが入ってて上手いです

作品全体で「望海さん」「真彩さん」(「カルロッタ舞咲さん」)の歌の比重が高い。

「彩風さん」は、「歌」は少ない印象。

それだけに、この場面は正念場!!

それを見事に歌い上げられていた\(*T▽T*)/

 

という訳で、一番の要所は、押さえていらっしゃいました。

(えらそうな言い方で失礼します)

「歌」だけでなく、「芝居」も「エリック」を包み込む温かさが滲み出てました!!

 

勝手に、「望海さん」がリードされる(受け身な演技?)と思ってました。

「望海さんエリック」は、私が観た時、変化しつつも(精神的幼さ度を模索中?)、感情豊かで、より、共感度を増していきました。

(連日だったので、変化率は小さいかもしれません・・・)

母の面影を「クリスティーヌ」に重ねて、愛してくれた母の歌声に似ている彼女に恋するので、「歌声」に恋する「エリック」には共感。

(また、解釈を間違えていたら失礼します。)

「望海さんエリック」は変化しつつも、どんどん、磨きをかけてる印象。

心の叫びが、情感のこもった歌で伝わります。

(喉が心配な位、見事な絶唱の数々)

 

さておき、「彩風さんキャリエール」です。

「望海さんエリック」と反対に、堪えの演技

罪悪感を抱えつつ、父と言い出せず、地下で「エリック」を育てる辺りはイマイチ。

設定なので仕方ないです。

ただ、「エリック」を顔も含めて「親」として「愛する包容力」が良かった (*TーT)b !!

あの「望海さん」を、あの「彩風さん」が「愛」で包み込んでる Σ(゚д゚;) オォォーーー!!

・・・と、驚きました(失礼)。

 

特に終盤、Wキャストのお二人の演技は気になりつつ、

やはり、この「父子」が気になるので、こちらへ注目してしまいます。

3回観劇を、「望海さん」、「彩風さん」、「彩風さん」(ちらちらフィリップ伯爵)

に分けて(オペラグラスで)観ました。

 

ちょっと、花組公演『MESSIAH』を思い出しました。

「トップコンビ」のラストの場面、「綺城さん鈴木」を観てた感じ。

 

「彩風さんキャリエール」の「エリック」を見つめる目が、

長年育てて、見守ってきた日々が走馬灯のように脳裏をよぎってるような表情。

でも、この結末しか選択の余地はなかった無念さ。

 

「家族愛」に弱いので、やはり、『ファントム』は「父子愛」に分類され、涙します。

「エリック」が元気な時は、若く見えますが、ラストでは「父」でした。

 

さりげなく(ない?)、「エリック」が「いい人」と思ったツボ。

皆の前で「キャリエール!」と叫ぶ場面。

銀橋場面では「父さん」と呼んでたのに、皆の前では、ちゃんと配慮してる(T△T) 。

 

つい、「望海さん」へ移りがちです。

出番の多さや声などで、インパクト大で、「彩風さん」は静かで地味にいいんです。

「彩風さんキャリエール」、とても紳士的です。

オペラ座の支配人」は、「ホテルの支配人」のような役職なのか、分からないですが、仕草や所作がとても優しくて紳士的です。

(新支配人「アラン・ショレ」は紳士的でもない・・)

出自自体謎めいてます。

若き頃も「永久輝さん」が演じていて(目立つ)、若い頃から品が良く、終始穏やかな人物です。

(自分の家族は放ってるのかな?)

ピストルを警官に返す辺りも、丁寧に手渡し、動揺せず、「抑えた演技(堪えの人)」

 

エリザベート』を観た後だからか、「フランツ皇帝」と似てるような「地味さ」。

でも、こちらの役の方が、歌も少ない割に、目立つ。

同じ難しい役でも「おいしい役」。

 

「彩風さん」、着々と、役の幅を拡げて、モノにしている印象です。

歌の「トップコンビ」にスポットが当たりがちですが、影で、実力を蓄えてそう。

舞台に出れば、華やかですが、地味な印象になってしまいがちな、今の雪組体制。

 

フィナーレも、銀橋でソロを歌っておられました。

でも、先に銀橋をソロで歌われる「望海さん」の方が印象に残る。。。

「望海さん」に華やか!!

という印象はなかったのですが(失礼)、今回華やかでした。

 

ただ、なんとなく、『エリザベート』の香り漂うフィナーレ(似てる)。

デュエットダンスは、「望海さん」のお顔が普通になります。

それで、お二人で踊るので、個人的に、ストーリーの続きのフィナーレなら、複雑。

ただ、「彩風さんパパ」は、髭をつけてなかったので、「別物」ですね。

 

終始「老け役」なので、地味な姿ですが、存在感は大きいです。

そして、じわじわ良さを感じる「彩風さんキャリエール」でした。

 

「彩風さん」は安定安泰 (゚∇゚*)(。。*)ウンウン。

下級生陣が「戦国時代化している」ドキドキの雪組

「歌」を応援したいです・・・「永久輝さん」( TーT)m 

(再度ですが、個人的感想ですのでご容赦ください)

 

明日から、心を切り換え、『ファントム』とは、お別れです(T∇T)ノ~~マタネ~~

 

さいたまんぬ

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村 にほんブログ村 演劇・ダンスブログ ミュージカルへ
にほんブログ村