『マリー・アントワネット』帝劇:感想⑤「キャスト」が違うと作品が変わるすごい舞台

☆.。.:*・゚☆(*゚▽゚)/゚【北翔海莉さんご結婚おめでとうございます】゚\(゚▽゚*)☆゚・*:.。.☆

お相手の「藤山扇治郎さん」との出会いは舞台の共演なのですね。

「藤山さん ⇔ 北翔さん」の愛を感じるコメント (*゚▽゚人゚▽゚*) ☆彡

充実したお仕事ぶりの影には「彼」の存在があったのですね・・お幸せに\(*T▽T*)/ 

 

本日、愛はあっても、不幸な結末の舞台を観てまいりました。

それだけに、平和な世で、「愛する人」と共に生きていけるって、いいなぁと実感。

 

そう、また観てきました『マリー・アントワネット』(* ̄∇ ̄)/

本日のキャストは、

アントワネット:花總さん

マルグリット:昆夏美さん

フェルゼン:田代さん

ルイ16世:佐藤さん

 

偏りのあるキャスト・・・でも「マルグリット」は、初登場の「昆さん」。

もはや、B席は、ほぼ取れない状況となりました。

千秋楽が近いからか、元々なのか、客席が熱いです。

いまや、「すっかり名曲」と感じる、良い曲。

「曲聴いただけで、泣くわ~」という声を耳にしました。

今なら、同意。でも、歌えないのは変わらないです(難曲)。

 

今回も、個人的、贔屓と偏見が入ってそうな、備忘録です。 

 

初観劇の「昆さんマルグリット」。

ただ、かなり「ソニンさんマルグリット」と違いました。

役作りの方向性は同じです。

違いは、迫力、熱さ、品の悪さ、怒りの強さの度合い。

これらが、「ソニンさん」めっちゃ強かったです。火傷しそうな位、熱い!!

そして、「ソニンさん」は、「怒り」が強すぎて「憎しみ」に満ちてました。

「昆さん」は初観劇。

なので印象は少し変わるかもしれません。

ただ、同じ役作りなので、つい比べてしまう・・・

 

「昆さんマルグリット」は、「ソニンさん」ほど、強くないです。

過酷な環境で、虐待されて育ったまでには見えない、品がそんなに悪くない、路上生活してる「貧しい少女」のイメージ。

少し優しくて、パワー弱め。

「歌」など技術面は、ほぼ変わらず、上手いです。

ただ、「憎しみ」まではいかない「怒り」や、「品のなさ」があまり強くない事、

「パワー弱め」により、「求心力」も、弱いです。(個人的印象)

 

周囲が「個性的」で「押し出し」が強すぎる。

全力で、キャストが押し出している印象のこの舞台(「彩乃さん公爵夫人」除く)。

 

「昆さん」の持ち味が、「ソニンさん」程「強さ」がないのかな!?と思いました。 

なので、民衆の「リーダー」というよりは、民衆の「代表」に「据えられた感」。

積極的に、民衆を煽っていくというよりかは、

「オルレアン公」に利用された「結構素直でいい人」に見える。

 

その影響をなぜか受け、「ジャック・ピエール」まで「小者」(地味)に見えました。

(「ジャイアン」と「スネ夫」の関係。二人は悪者でない、映画だといい人キャラ。)

本日は、「オルレアン公」が悪の根源。

 

「憎しみ」に「狂気さ」の表情も垣間見せた「ソニンさんマルグリット」より、全体的に弱い。

2幕では、「不憫さ」と少々「か弱さ」が印象に加わります。

可哀想な感じがする点で、切なく見える場面もあります。

 

よって、1幕の「マルグリット」は、「ザ・主役」に見えませんでした。

「花總さんアントワネット」の華やかさ、気品と気高さのパワーに押され気味。

「フェルゼンとの愛の物語」度もより増して見え、今日もハンカチで鼻かみました。

子どもと引き裂かれて、絶唱に変わってより熱が入っていました。

でも、なぜか、「どうして、わたくしがこんなめに遭うの?」感が滲み出る印象。

同じ場面で、同じ涙の絶唱でも、受ける印象が違う・・・。

 

なので、本日の舞台の題名は、『マリー・アントワネット』に納得できる舞台。

 

「アントワネット」が主役に見えます。

同じ作品なのに、不思議 ?(゚_。)?(。_゚)?

「アントワネット」もWキャストで、お二人の「アントワネット」は違うキャラクターに見えます。

それなのに、「マルグリット」は、同じ役作りなのに、違う作品に見える「不思議」。

 

作品を「マルグリット」目線で観たら、「ソニンさん」位、「憎しみ」の炎が強い方が、徐々に「気持ち」に変化が生まれ、自分の心に動揺する辺りに、

「革命」で「王家」は「悪」だったか、

について考えさせられます。

個人的好みは、こちら。

 

「昆さんマルグリット」だと、「アントワネット」の印象が強く残るので、

「革命」で「王家」は悪くなかった、

運と時勢の流れの結果に見えます。

 

(自分の中での)結論は同じでも、舞台の見え方が違う点が「不思議」。

「新演出版」の「マリー・アントワネット」は、すごく面白くなりました。

 

ただ、「マルグリット」役者が違うと、作品が違って見える。

ということは、真の主役は「マルグリット」?

でも、2幕、特に終盤の「アントワネット」の演技なしでは、

作品が最高には盛り上がらない。

やはり、二人が主役の『M・A』が題名の方がいいです。

 

しかし、「昆さんマルグリット」だと弱く感じる「憎しみ」度から、強い「笹本さんアントワネット」との組み合わせで、お二人のバトルも観たいO(≧▽≦)O

 

と、本日は、大きく印象が変わった舞台でした。

ただ、少し慣れて周囲の人の演技も見る余裕が出てきました。

 

つい主要4人キャストについて、語ってますが、

「押し出しの強さ」ナンバー1は、「吉原さんオルレアン公」

オペラグラスで観なくても、声だけで、気迫と野心に満ちてるのが感じられるすごさ。

 

でも、主要キャストは、魅力的なので、目が離せないです。

「田代さんフェルゼン」しかまだ、観てないですが、この方の「代表作」の1つにはなりそう。すっかりハマりました。

本日は、涙を流してるのが見えて、胸に沁みました。

「アントワネット愛の強さ」「知的さ」「ノーブルさ」が、いい(゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ノノ"☆

 

「佐藤さんルイ16世」の演技も秀逸もの。

あっさりした感想の「佐藤さん」。

演技に深みがありすぎて、うまさと良さを挙げ出すときりがなく、簡潔には無理。

やっぱり、「田代さん」と悩む、「両方好きでいい?」問題は解決しないです。

 

あとは、「古川さんフェルゼン」待ちです o(*▼▼*)o ワクワク・・

と言っても、もう千秋楽は近い Σ( ̄ロ ̄lll)

 

大阪公演がある・・・って価格が高い!!

そして「田代さん」は出演されない (TmT)ウゥゥ・・・

 

『ファントム』も始まり、「ムラ」の様子も気になります。

まずは、チケット獲得と、再び、日程調整の練り直しです。

 

さいたまんぬ

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