『マリー・アントワネット』帝国劇場:感想①~イマイチだけど絶対リピートしたい!!~

新演出版、観てきました!

個人的な「色々」を納得して、帰宅しました (*゚.゚)(*。。)ウンウン。

「新演出版」・・・確かに前に観たものと、全然違う印象でした、納得。

「歌が憶えられない」・・・超難しい音程の難曲揃い。口ずさめないので、納得。

「キャスト>作品」(個人的)納得。

 

全て個人的な感想なのでご了承ください。

正直、やっぱり、面白くない(現時点)

でも、少なくとも、あと2回は観たい!!

(理由)

・作品の伝えたいことが分かるかもしれないから(1回じゃ分からない私)

 ⇒ 面白くない理由を考える事が、面白い作品だった。

・キャストが豪華過ぎ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 ⇒別版を1回、気に入った版を1回で、あと2回。(少なくとも)

・DVD発売が決定したので、しばらく上演はなさそう

 ⇒ こんな豪華なキャスト陣、中々揃わんやろ。

 

というわけで、早速、大阪公演より安い、東京公演を探し中。

 

キャストの感想は、豪華過ぎたメンバーの多さで、長くなりそう。

とりあえず興奮したことだけ、本日は忘れない内に書き残そうと思いました。

備忘録です。

 

本日のキャストは、

アントワネット:笹本玲奈さん

マルグリット:ソニンさん

フェルゼン:田代さん

ルイ16世:佐藤隆紀さん

 

悩んだ組み合わせキャスト。

昼公演でチョイスし、「花總さん」が落選したと思われます。

(『エリザベート』など、合間に色々あったので、記憶がない)

「アントワネット」以外は、本命キャスト版 (*`д´)b

(「笹本さん」ごめんなさい。観たかった順番が違うだけです。)

 

題名と主役がずれてる感じがしたのは、「キャスト」のせい!?

『M・A』(マリー・アントワネットとマルグリット・アルノー)でいいやん。

二人の出番の量は、ほぼ同じか、マルグリット・アルノーの方が少し多い気がする。

「気がする」が、「ソニンさん」の迫力か、出番の量か、が分かりかねました。

ただ、1幕は、「ソニンさん」が主役っぽく見えました。

とはいえ、2幕では、「笹本さん」に3回泣きました。

鼻かむ程泣いたのは、久しぶり。

1幕は、ただただ、キャストの豪華さに、圧倒されました。あと「ソニンさん」。

2幕は、話の展開に興味を抱いたのと、「アントワネット」に涙しました。

「家族愛」とか「動物もの」に弱いです。

「アントワネット」が、子どもと引き裂かれる場面・・・個人的「涙の山場」。

 

何がイマイチだったのか・・・

あくまで初観劇の印象です。

各キャストが、主役を張れる位、オーラと押し出しが強い方々。

 

メインテーマ曲は多分、1曲あるけど、それは高らかに歌い上げる曲調じゃなく地味。

なので、各キャストがソロを歌ってると、聞き惚れて、見所場面と錯覚してしまう。

とはいえ、どの曲も場面も、山場に見えず、振幅がなく芝居が進む印象。

ラストでいきなり盛り上がり、一気に終わるので、全体的に平坦に見えた印象。

 

それ以上に、主役が二人に見えて、且つどちらの役にも共感しにくい。。

『1789』は国民目線に重きを置いてる印象、だと「マルグリット」に共感します。

『ベルばらのフェルゼン編』なら、「アントワネット」に共感します。

二つの話をミックスした感じだったので、どっちつかずで、客観的に観る感じ。

多分、1幕は「マルグリット」に共感し、2幕は「アントワネット」に共感する展開でした。

 

ただ、「マルグリット」めっちゃ強いので、感情移入できず、「ソニンさん」すごい・・・。そして共感する程、いい人でもないキャラ(終盤で変化)。

かといって、「アントワネット」も「天然王妃様」に見えない。結構気が強くて、普通の人っぽく、たくましいので、なんかしっくりこない「1幕」。

「笹本さん」が「2幕」で、「母の愛」が前面に出始めた辺りから、共感して涙が出るのですが、芝居も終盤。

その「笹本さんアントワネット」に同じく共感し始める「マルグリット」も、ようやくいい感じの人に見え始める。

というわけで、ラストで一気に盛り上がりました。

 

国民側の場面が結構多いのに、同情できない感じで、ちょっと感じ悪く見え、共感できない。

かといって、宮廷側はあまり強い印象の残る場面が少なく、悪い人たちが登場しまくる。

でも、結構気が強い「アントワネット」は逞しく渡り歩いてるので、同情できない。

 

『1789』に少し似てるからか、比較してしまいがちな作品。

でも作品名の「アントワネット」が主役なんだろうと、感じる出番の多さ。

 

ぶれない「ルイ16世」のキャラに、一番共感できました。

「佐藤さん」、主役級の中では4番手位(アントワネットとマルグリット、次フェルゼン)の役柄なのに、1曲歌うだけで、場をさらってて、やっぱりすごい (*TーT)b !!

 

インタビューで、以前、歌手活動をメインにするって仰ってたから、かなりがっくりしたのに、それ以降、好きなミュージカル作品に立て続けに出演されて、個人的に恨めしく思ってる方。(嬉しいことですが)

・・・まさか、『レミゼ』で主役するなんて(涙)。

 

驚いた「フェルゼン」キャラの設定 w(゚o゚*)w。

「アントワネットLOVE」だけじゃない、割と現実的な人。

この新鮮な「フェルゼン」は、好きでした(〃д〃)♪。

途中から、いつもの「フェルゼン」になりますが、それでも長年「ベルばら」から観続けた「フェルゼン」が現実的なキャラに変身 (゚ロ゚屮)屮オオー!

なので、割と庶民的で気が強い「アントワネット」と現実的な「フェルゼン」の愛は、強い印象が残らず、夢々しさがなかった割に、場面は多いので、ちょい中途半端。

 

「笹本さん」の「アントワネット」は「母性愛」が魅力的でした°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

ラストも凛とした姿が感動的。

もちろん、スタイルや美貌、歌も良かったけど、「王妃様オーラ」がちょっと物足りない。。。

比べてはいけないけれど、当代きっての王妃様役者「花總さんアントワネット」だと、作品の印象が変わりそうな気がしてならない (-_-)ウーム

なので、反対の順番で観たかった・・・って自分のせいですが。

 

また、長文になってしまいました。

ただ、これでは語り切れていない、豪華なキャスト陣の迫力と名演技。

イマイチと言いつつ、気になることが多くて、また観たくなる作品なのです。

でも、歌は1曲以外、憶えられないまま終わると思います。難しい音程・・・

 

しつこいですが、個人的感想です。

 

さいたまんぬ

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