『マリー・アントワネット』 古川雄大さん(フェルセン役)インタビュー記事を読みました。
帝国劇場での『マリー・アントワネット』が終わりました。
「田代さんフェルセンロス」は、変わらないです。
すごく好きだった「役」は、徐々に細部は薄れても忘れられないです。
来年初めに大阪公演の『M・A』は始まり、フェルセンは「古川雄大さん」のみ。
「田代さんフェルセンロス」とはいえ、作品がとても気に入りました。
悔いなく観たので、満足してます。
とはいえ、「古川さんフェルセン」は魅力的でした。
前千秋楽の「古川さん」(マチソワで古川さんの千秋楽日)は、特に「愛」の要素が強くなり、その印象が残った「フェルセン」。
「古川さんフェルセン」の全体印象は、すでにブログで書きました。
ただ、最後に観た日の「古川さんフェルセン」。
「恋に近い愛」でも、「愛の強さ」を一番強く感じた日でした(個人観劇比)。
政治的立場への考慮が少し薄めに見え、「愛」が強い印象の「古川さんフェルセン」。
だから、徐々に、王妃の自覚が芽生える「アントワネット」より、「若いフェルセン」に見える一方、情熱的な愛を感じました。
「フェルセン」は、「アントワネット」との「愛」の場面が、見所で、泣き所。
(個人的感想)
「花總さん」と組むと、ラストは特に諭されているようで、「アントワネット」の方が大人に見えて、全体的にも「若い愛人」に見えました。
でも、最後に観た日は、違いました。「恋人」でした。
「笹本さんアントワネット」とのラストも、「笹本さん」に諭されているように見えました。
無力感?で泣くフェルセンに、フェルセン愛とは別で、達観して覚悟がある王妃「アントワネット」。
最後の観劇日(古川さん千秋楽)は、一家逃亡を手伝うのを、国王から断られた後、「古川さんフェルセン」は十字を切り、祈ってから、舞台を去りました。
その辺りに、「愛」が強くて、助けようとはするけど、貴公子の限界で、助けるのは難しそうな感じがします。(失礼)
でも、「古川さんフェルセン」としては、より「愛」が強調され、「愛に生きる」方が似合う感じなので、個人的には良かったです。
全て個人的な印象ですが、勝手に納得してました。
長い前置きでしたが、
「古川さん」が帝国劇場で公演中のインタビュー記事を見つけました。
(11月30日 エンタメ特化型メディアSPICEより)
古川雄大『マリー・アントワネット』マリーを守る者として、リフレッシュしながら頑張りたい | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
公演最中のインタビューなので、演じられているご本人が、「フェルセン」、Wキャストの「アントワネット」「マルグリット」等をどう捉えられているのかを知ることができて、興味深かったです。
今回、「アントワネット」「マルグリット」がWキャストで、組み合わせで舞台の印象が変わったので、「古川さん」も相手役が変わると、印象が違いました。
(「ルイ16世」もWキャストですが「フェルセン」との絡みが比較的少ない)
演者が、相手役の演技を一番感じて、演技が左右される事を強く感じた舞台。
人によって、見え方(受け身で変わる人や影響を与える側)の強弱もあり、やっぱり興味深かった作品。
リピート回数が多かったこともありますが、思い入れがそれぞれの役に対して強く持った作品だったので、演じている最中のご本人のお気持ちが知れたことに満足。
・・・そして、「大阪公演」に揺れます。
どの作品も、未練は残りますが、一旦、自分なりに消化してから改めて観ると、楽しいです。
宙組東京公演は、それを感じ、「自己満足」が加わり、より良かった舞台。
リピートするとより深くなる「自己満足」と「作品愛」。
「リピートする理由」は、人によっても自分でも色々です。
でも、「リピート」は、予算.etcが許される限りやめられない・・・中毒。
というわけで、ちょっと気になる記事で、「大阪公演」がよぎりました・・・。
さいたまんぬ