『タイタニック』(日本青年館)

初の「日本青年館」です。

映画『タイタニック』は、好きではありません。

ただ、「ミュージカル版」はとても観たくて、「3T」で悩んでました。

「3T」・・・「高い」「遠い」「多分、寝る」

遠いのに、慣れない場所へ薬飲んで行って、疲れて寝るには、チケット代が高い。

しかも、映画版は、解釈が違って、散々馬鹿にされ、「解釈ずれ人間烙印」を押された、トラウマ的な作品。

今でも、解釈が違うと、必ずネタにされる、痛い作品。

そして、あの映画、あまり好きではない「ラブストーリー」

タイタニック」「トラウマ」を加えたら、「5T」。

1回観たきりなので、今見たら違うかも!?・・・見たくないかな。

 

でも、ミュージカル版は、超魅力的☆゚・*:.。.☆

まず、ストーリーが、人間ドラマ。(実話ですが・・)

そして、キャストがいい!!

興味のある俳優さん」が揃ってます°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

散々悩んで諦めてましたが、運良く、お譲りいただけたので、急遽行きました!!

ありがとうございます(。TωT)ノ☆・゚:*

 

というわけで予習せず、予想通り、3分の1位、寝てしまいました。。。

 

なので、1回しか観ておらず、話の解釈は「タイタニック」は特にNGなものの、せっかくの念願の舞台、備忘録として、個人的感想を書き残しておきます。

 

一番の目的は「キャスト」!!

・『レミゼ』に出演される方相葉裕樹さん、小野田龍之介さん、小南満佑子さん)

・前に観た公演で、何故この方がキャストに選ばれてるのか(実力でしょう)、もう一度見たかった方(藤岡正明さん、百名ヒロキさん、上口耕平さん)

・活躍が気になる方(加藤和樹さん、渡辺大輔さん)

・久々の宝塚OG(安寿ミラさん霧矢大夢さん)

.etc

 

個人的感想なので、ご容赦ください。

作品の感想は、、、泣いた、泣いた、泣きました (TmT)ウゥゥ・・・

泣くのは予想できる話ですが、泣きました(涙)

でも、全体的に地味でした r(・x・。)アレ???

価格の高い公演は、大概派手な作品を観に行くことが多いから、そう思ったのかも。

ただ、「タイタニック」は大人数の犠牲者が出た事故。

出演者が少なく、「群集」のパニックに迫力がない・・・

焦点の充て方が違うのでしょうね。

乗船していた人たち、それぞれの人生にスポットを充てているので、主役が目立つこともなかったです。

ただ、スポットを充てるには、人数が多いので、一人の配分がやや少なめ。

なので、人物像が深く掘り下げられきれず、中途半端な感じがしました。

いっそ、「主役の視点で見た事故の始終」のように、誰かひとりに焦点を絞った方がいいような気がしました。

一人一人に人生のドラマがあるというのは魅力的なだけに、難しい。

でも、均等だと、時間の制限上、一人ひとりの人生の深みが伝わりづらい (-_-)ウーム

ただ、私は、「解釈ずれの残念人間」なので、充てにならない感想です。

 

そして、先入観がある「タイタニック号の悲劇」

個人的関心は、犠牲になった人たちの最期の姿、必死に解決策を考える船員、パニックの船内で、助かる人と船内に残る人の別れ方・・・その辺りが、思ったよりあっさりしてました。

そして、タイタニック号の設計士演じる主役「加藤さん」も、「主役」に見えない。

そこは「群集劇」になってました。

「設計士加藤さん」の心の思いが、表現される場面が少ないので、深みにかけました。

・・・寝てる時にその場面があった!?そこまで爆睡してないです・・・。

 

というわけで、やはり「タイタニック」の作品について語るのはNG。

キャストの感想にします。

①「安寿さん」

個人的に一番魅力的且つ人物像も深く伝わってきた方。

一等客で、一人女性で長年連れ添った夫と共に沈む船に残るマダムです。

一目で分かる気品に溢れ、穏やかなマダム。

美しく、謙虚な佇まい、そのお姿だけで、歩んできた人生が滲み出てた・・すごい。

比較的目立つ役と、いい役で印象に残ったのは、単に場面が多いだけじゃなく、この方の実力も大きいと思われます。

分かりやすくお涙頂戴な、夫と残る事を決断する場面に、泣きました (*TーT)b !!

 

②「加藤さん」

『1789』の時から、あっという間にブレイクされたけど、そんなに主演作次々ある位、すごかったっけ?

はい、すごかったです ハ(^▽^*)★,。・:*:・゚☆

個人比の成長伸び率、すごいですw(゚o゚*)w

今回は、割と紳士的で風格がある役柄でしたが、出番こそ、主役に見えない少なめですが、抜群に姿勢がよくて、スターオーラと品がありました

気品が身についていく男優さん・・・すごい。

限られた作品しか観ていないので偏ってますが、若手男優さんは、最初から品のある王子様系と、それ以外で分かれている印象があります。品が出てくる(出せる)って難しい。演技なのか、分からないですが、最初観たのが荒々しい農民役(1789)だっただけに、品が滲み出る雰囲気に驚きました。経験と「姿勢」は大きいと実感。

更に、ちょっと驚き ∑( ̄[] ̄;) !!・・・歌も前回観た時より更に上手くなられてる。

個人的に、男優さんは「情感あふれる歌と芝居」に魅力を感じる人が好きです。

且つイケメンだと、ファンになるのですが、そうなると、宝塚歌劇へ戻ります。。。

ただ、「加藤さん」は「イケメン」から、実力を着実につけられていらっしゃるので、主役に納得 (゚∇゚*)(。。*)ウンウン

かなりいい感じで、「歌唱」もどんどん伸びていらっしゃる・・・

「イケメン」で「姿勢(立ち姿)」も「声」もいいので「期待の星」☆彡

「設計士」の役は、描かれ方がもう少し多めなら、もっと、「夢」と「絶望」が伝わったのに、と少し脚本面で残念。

地味な主役でしたが、充分「姿」で目立って「主役」でした☆゚・*:.。.☆

 

③「相葉さん」

レミゼ』の「相葉さん版」は体調不良で、見損ね、評判の良さを後から聞き、2年待ち続けていた方。

今回の『レミゼ』では外せない方なので、予習 (*`д´)b

ただ、残念なことに、「群集劇」で、セリフはあるものの、乗客「その1」止まりで、目立たず。

「相葉さん」に限ったことじゃなく、他の若い男優さんは、皆様、同じ印象です。

「相葉さん」と「渡辺さん」は同じ位の注目度でしたが、超ご贔屓ではないので、似た雰囲気(イケメン、歌、芝居)で、判別するまでが1幕。判別したら、目つきの鋭さと芝居の熱さは「相葉さん」の方が強い感じでした。

多分、『レミゼ』の役からのあと付けかもしれません。

でも、やはり目を引く「舞台姿」です (*`д´)b

 

④「渡辺さん」

「相葉さん」より、役柄は「熱い」はずですが、持ち味なのか、少しやわらかさ?がありました。

 

⑤「小南さん」

3等客なので、決して可憐な衣装ではないけれど、キラキラ活き活きしていて目立ち、印象に残りました☆゚・*:.。.☆

 

⑥「鈴木壮馬さん:船長」、「石川禅さん:船のオーナー」

脇をびしっと固める頼もしい方々。

立場や価値観は、全然違う役ですが、お二人共、最後の涙がすごく印象的で、(失礼ながら)年輩の男性が泣くのは、それだけ無念さがこみ上げるものがある、と感じるだけに、ここでも泣きました (*TーT)b !!

 

一人ひとりのキャストの芝居に注目するのが難しい「群集劇」で、目的は完全には果たせなかったものの、少し達成できました (≧∇≦)b

「相葉さん」の目つきの鋭さが『レミゼ』キャストに選ばれたのに納得で、満足。

「加藤さん」の成長ぶりに『フランケンシュタイン』チケット入手計画続行。

「安寿さん」宝塚の振り付けだけじゃなく、完全に女優でした。

「渡辺さん」は、『マリー・アントワネット』の「広瀬さん」とWキャスト楽しみ。

 

予習なしで観に行ったのが残念で、「タイタニック号」についてはもう一度調べてみたくなりました。

薄っぺらいですが、せっかく観た念願の公演の備忘録です。

 

さいたまんぬ

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