月組公演『エリザベート』初観劇感想の備忘録~宝塚版『エリザベート』は「トート」が主役~

先日、『エリザベート』初観劇したときの、個人的な感想は、

「減塩50%醤油」(微妙)

でした。

明日、観劇する前に、印象がどう変わってるか、個人的備忘録です。

 

「醤油」も減塩20%位なら、味は、ほぼ変わらず美味しいと感じますが、減塩40%位になると、味に違和感を感じるので、「減塩50%醤油」と書きました。

 

「意外な感じ」の印象を受けたとも書きました。

個人的な印象と、開幕したばかりなのと、初観劇の感想は変わるので、ご了承下さい。

東京公演は観られないので、どこまで変わるか見守れない、哀しみ (TmT)ウゥゥ・・・。

 

「意外」な方向で仕上がってた印象の「トート」と「エリザベート

①「トート」

エネルギッシュ!、熱く迫力で押す「トート」!

という「珠城さん」に新たな「トート像」を期待してました。

それが、意外に、いつもの「珠城さん」の印象のままの「トート」でした。

大作にも動じないすごさを感じつつ、少し気迫が薄めな「珠城さんトート」。

意外な一面の開花がなかった、という「意外」です。

「珠城さん」は、人間味のある温かい雰囲気が持ち味なので、元々、私好みの「人間離れしたトート」からは、外れてます。

ただ、歴代トートには、「人間味のあるトート」もいて、そのトップスターさんの個性が表れ、伝わってきます。

初観劇の「珠城さんトート」は、イマイチ、個性が分からないままでした。

「珠城さん」の印象のままの「トート」と、「珠城さんトート」の「個性」は、私の中では違うのです。

理屈っぽくてすみません。

 

②「エリザベート

「愛希さんエリザベート」は、強さや自立心など、押し出しの強く、且つ「娘役」というブレンドが、どんな感じで出てくるのか、楽しみにしていました。

それが、意外に、弱々しい「エリザベート」で、感情が乏しく控えめでした。

儚げでもなく、「死」に魅了されている感じもせず、「弱々しく抑えた感じ」の印象でした。

ただ、歌唱は更に上達して素晴らしく、圧倒的に上手いので、卒業前に歌唱力に磨きをかけて、すごいと思いました。

歌が上手いと、やはり『エリザベート』では目立つので、好演となるのかな!?

「そつがないけど、愛希さんらしくなくて、終始、弱々しい」が意外でした。

 

③美弥様と月城さん

薄くて、インパクトに欠ける感じでした。

特にルキーニは、濃いキャラなだけに、「月城さん」がまともな人に見えて、すごく美青年だったのが、ちょっと物足りなかったです。

ただ、濃すぎてハマると、危険です。

歌も上手で美しかったので、「ルキーニ」としては、物足りないけど、「トップスター候補」としては正統派で、これでいいのかも?、と考えてしまいました。

 

④風間さんルドルフ

今までに比べて「観たことない感じ」に見えた「ルドルフ」と書きました。

私の「ルドルフ」イメージは、割と固定されていました。

「トート」や「エリザベート」より、型にはまった演技で振幅の大きさ(表情とか)で差を見せる感じの役と思っていました。

葛藤と苦悩で、「死」に段々魅了されていく「ルドルフ」。

 

「風間さんルドルフ」は、「生命力に溢れ、強い意志」がありました。

ただ、前評判通り、歌も芝居も上手かったです。納得。

 

以上は、あくまで初観劇の印象です。

「違和感」と「物足りなさ」は、先に「エリザベート展」の、「良いとこどり」かもしれない映像を見過ぎたせいかもしれません。

そして、『凱旋門』も印象が変わっていったので、変わると思います。

 

初観劇で、「珠城さんトート」と「愛希さんエリザベート」が一番良かった場面。

 

「トート閣下」が「エリザベート」に、フランツの浮気写真を見せる場面です。

「珠城さんトート」が、悪魔のような笑みを浮かべた表情にぞくっとして、印象的でした。

こんな表情の「珠城さん」は初めて (゚ロ゚屮)屮!!

そして、超魅力的でした d(≧▽≦*) 。

時々、この表情をされていました。

個人的には、この「悪魔系トート」を全開にしてほしいと思いました。

 

「愛希さんエリザベート」は、写真を見た時、Σ( ̄ロ ̄lll)ガーンという表情が、素でした。

抑え気味に見えていただけに、いつもの「愛希さん」!!と思ってしまいました。

 

というわけで、「意外」な方向に仕上がっていた印象の初観劇でした。

明日の観劇が楽しみです。

 

あと、前回観たのが東宝版『エリザベート』だったので、宝塚版『エリザベート』を観て思ったこと。

それは、

宝塚版『エリザベート』の主役は、「トート閣下」

「トート閣下」の存在が大きいです。

どんなに「エリザベート」が良くても、「宝塚」版では「トート閣下」次第。

作品の印象は、「トート閣下」にかかっている、と思いました。

「珠城さんトート」の今後の化けっぷりに期待です。

 

微妙というより、辛口ですが、個人的初観劇の備忘録です。

 

さいたまんぬ

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