姑が求める理想の嫁(トップ娘役)と息子夫婦(トップコンビ)

ヅカファンの、トップ娘役さんに対する姿勢は、「姑目線」かなと思います。

以前にも触れましたが、「お嫁さん」として「吟味」するところから始まります。

少なくとも、さいたまんぬは「姑」系です。

トップスターさんのファンでなくても、「姑」・・・「小姑」!?になります。

もちろん、「姑」系ヅカファンでない人もいます。

なので、「姑」系ヅカファンであるさいたまんぬの個人的感想です。

そして、意見が分かれるところであり、自分の中にも迷いがある、つぶやきです。

 

姑がお嫁さんに求めるもの、大きくは、以下の3つかなと思います。

どれを重視するかは、人によって違います。

①器量よし(ここでは容貌・体型)

②気立てよし(ここでは、相手役さんへの姿勢の現れ方、気質の印象)

③家事上手(ここでは、歌・ダンス・芝居の技量)

 

姑によって、重視する点が違う、というのが、複数の姑を持つトップ娘役さんの気の毒な点です。

しかも、①~③が、息子(トップスター)に合っていなければ、満足してもらえない。

①スタイル抜群でも、息子とバランスが合ってないと、ブーイング。

③息子はダンスが好きなのに、嫁は歌が得意だった。。

 

お見合い結婚なので、ある程度仲人さん(劇団)が考慮して①③問題は解消されます。

ただし、仲人さんは、姑の意見は無視です。

姑も、ベテランの仲人さんを信頼しているので、納得します。

仲人さんは①③+αを考慮して、時に(息子と)姑がびっくりなお嫁さんを連れてきます。

姑衆は、井戸端会議で、

「あそこのお嬢さんがいい(候補①)」、「いやあちらのお嬢さんよ(候補②)」

とあれこれ予想しますが、知らない家の若い娘さんだったりします。

候補①や候補②を、姑は気に入ってる場合、残念に思い、嫁を候補①②と比較して、文句を言うものの、結局は受け容れ、息子夫婦の行方を見守ります。

 

②は、仲人さんも測りかねるのか、あまり考慮されません。

ただ、個人的には②が結構、姑に愛される要素として大きいと思っています。

お見合い結婚でも、息子の好みは、①や③であるかもしれません。

ただ、結婚生活を続けていると、②は息子が気に入れば、息が合う夫婦になりそう。

それは、舞台で演じる上で、反映され、良い舞台になるかもと思いました。

そして、息子が気に入れば、姑も気に入り、過ごしやすい環境下で、嫁は自らの能力を向上させ、魅力を発揮できる。

ただ、②は、同じことをしても、「ぶりっ子」に見える人と「微笑ましく受け容れられる」人がいるので、キャラ得(イメージ得?)もあり、難しいです。

 

ただ、②と断言する自信がありません。

そこが、ちょっと悩ませる①~③の重要度ランキング。

「ヅカファン」の場合、作品の質と同じ位、比重が高い見所が「トップコンビ」「2番手含めた3人」「スター充実度」。

「トップコンビ」の「ラブラブ度」は、大きな見所の1つです。

私は、②が、芝居を盛り上げ、見つめ合う視線、息の合うダンスなどに繋がると思いました。

そして、②で姑にとって「王子様」の息子が気に入る嫁なら、①③が多少残念でも、

「息子が気に入ってるんだから、仕方ないわね」と、渋々認めます。

 

しかし、舞台の満足度が一番重要です。

なので、①も棄てがたいです。
究極の「美男美女コンビ」は、それだけで話題になりそうだし、「宝塚の広告塔」として、姑も誇らしい気分になります。

 

③も舞台の満足度が高いです。

そもそも、同じ分野が得意なコンビなら、気が合いそう ⇒ 仲良くなる。

さらに、息子の舞台を邪魔せず、底上げし、引き立ててくれます。

姑たちは、ご満悦。

 

というわけで、②は、

・舞台の満足度を上げる可能性が高い

・雑誌などで垣間見る「オフ」の「仲良しさ」を見て、「胸キュン」させる点で、姑を満足させる

という、「賭け」の要素が高く、「好み」の差が大きい要素です。

 

なので、①③が、候補時に重視される事には、納得です。

見た目と技術面での「相性の良さ」は、後から解決しにくいです。

 

ただ、選ばれた嫁が、姑に「愛される嫁」になるかは、やはり②が重視されます。

姑の中には、舞台以外の姿の「オフ」をチェックする「姑」もいます。
「オフ」の範囲は難しいです。
・月刊誌「歌劇」の「えと文」「楽屋日記」、「宝塚グラフ」内の対談、「スカイステージ」等の公的なメディアから発信される、舞台以外の姿。
SNSの普及で、ツイッターなどでの私的情報。

 

そして、「オフ」で垣間見る「仲良しさ」が「トップコンビ」人気に繋がることがあります。

 

劇団は最近、長年組んだ経験のある気心しれた仲より、①③+αな若い娘役さんから、トップ娘役さんを選ぶことが、多い気がします。

そして、コンビを組んだのが、初対面(初トーク)パターンも結構多いです。

(昔からあるとは思いますが)

 

そんな、ほぼ初対面の相手役さんと「仲良しさ」を見せてくれるって、すごい。

姑を気遣い、嫁へのバッシングから守るため、「王子様」もトップ就任という重圧の中、配慮して、大変です。

「王子様」も性格が違うため、嫁が姑に愛されるかは「王子様運」もあります。

・・・また「運」です。

 

最近、宝塚のチケットの取りにくさから、人気が上がってきている感じがします。

つまり、「初対面コンビ」のお見合いは、結果的に成功しているとも言えます。

ついでに、容赦なく、切磋琢磨させ、スターが増えた分(さりげなく)リストラします。

結果として、「ハズレ」作品が少なく、魅力的な作品と「スター」ジェンヌさんが、百花繚乱です。

(これも、昔からスターは沢山いましたが。。)
なので、劇団の戦略は成功しています。

 

他の舞台では当然です。

でも、「宝塚」は、「組単位」で公演するので、同じメンバーでずっと過ごすため、人間関係は長く続きます。

なので、人間関係を少し軽視している感もある、非情な人事の中、変わらず、パフォーマンスの高さを維持し続けている姿に、精神力の強さとプロ意識を感じ、尊敬します。

 

ちょっと話は、拡がりました。 

結局、さいたまんぬ「姑」が求める理想の嫁は、

「王子様(息子)を格好良く見せてくれる嫁」

 

それに必要なのが、①②③。

ついでに「仲良し」で息子が気に入ってること②

更に「対等」より「ちょっと相手を立てる感じ」②で、一人の場面は、場をもたせられる「求心力」(目立ちすぎず目立つ技)

・・・要求が多いです。

 

でも②によって、「仲良しさ」を垣間見て、「胸キュン」すれば、要求も緩和します。

舞台だけでも大変なのに、息子に気苦労をかけさせる「姑」です。

分かっていても、やめられないのが「姑」です。

 

偏った個人的つぶやきですので、ご了承ください。

 

さいたまんぬ

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