「トート」と「ルドルフ」と「明日海さん」~色気だだ漏れルドルフより~

宝塚グラフ(2018年9月号)の「Cover Special 」(表紙すぐ後の写真集)。

「明日海さん」の、ミリタリー調のジャケット?を着流したお写真。

「『エリザベート』ルドルフに似ている Σ(・□・;)」

(さいたまんぬの「似ている」は、共感されることが少ないです。。)

だけでなく

「思いっきり気だるそうな、色気だだ漏れのルドルフや ゚:*:゚q(≧∇≦*)(*≧∇≦)p゚:*:゚」

この「明日海さんルドルフ」を観たい☆彡*.:*:.。.:m(゚▽゚* )

と、思いました。

 

そこで、ふと『エリザベート』の「トート」と「ルドルフ」で思ったこと。

歴代「トート」役者は、色々な雰囲気で演じられています。

それぞれ個性が大きく違い、MYベスト「トート閣下」は、意見が分かれそう。

 

それに対して「ルドルフ」は、「トート閣下」程、個性の違いを感じません。

(個人的感想です。)

「繊細な正統派皇子様」で「苦悩と葛藤」の果て「トート閣下の誘惑に負ける」役柄。

配役が、宝塚・東宝共に、「若手」が(暗黙の)条件なのも、少し関係あるかもしれません。

ただ、演じる上で「ルドルフのツボ」を押さえると、意外性「ルドルフ」は難しそう。

 

歴代「ルドルフ」役者も、勿論、個性と違いはあります。

でも根幹に強くある「正統派の美青年」枠内です。

演じ手によって、感情の爆発させ方や、起伏の大きさ等、違いはあります。

演じ手の持ち味も違うのに、「ルドルフ像」はさほど変わらないです。

なので、そういう設定かも!?、と思っています。

 

という訳で、「色気だだ漏れルドルフ」を見て、

「こんなルドルフを観てみたい ヾ(≧∇≦)ノ"♪」

むしろ、史実の年齢では、これ位、色気がある「ルドルフ」でもええんちゃうの!?

と思うに至りました。

 

「明日海さん」は、「ルドルフ」・「トート」両方を演じられてる事を思い出し、早速、動画で見てみました。(無料動画☆ヾ(TωT。)アリガト♪)

 

2009年月組版で「明日海さん」は、本公演「ルドルフ」、新人公演「トート」です。

「ルドルフ」については、やはり歴代「ルドルフ」と同じ印象(正統派美青年)。

そして「トート」を見て、驚きました Σ(・ω・ノ)ノ!!

・・・「悪魔系妖艶トート」でした。

(個人的感想です。)

 

「トート」像の違いは、比較的分かりやすいです(個人比)。

「悪魔系妖艶トート」は、演じ手の心の闇にそっと付け込み、耳元で囁くように、徐々に「死」へと誘うイメージ。

「非人間度MAX(+悪魔的)」が持ち味の役者が演じる「トート」像です。

この「非人間的・悪魔系トート」と「正統派美青年ルドルフ」の差は大きい Σ(・ω・ノ)ノ

「美しさ」は共通ですが、「人間らしくないトート」と「人間らしいルドルフ」。

 

なので、新人公演と本公演の顔つきが、全く違う「明日海さん」にゾクゾクしました。

同じ公演で、全く違う2つの役を演じ分けている点が、すごい・・w( ̄△ ̄;)w!!

 

当時の「明日海さん」は、「ルドルフ皇子」が似合う若手男役さんの印象でした。

まだ、「正統派王子様」(さわやか系)系の「若手スター」。

私が観た舞台は、大劇場公演がほとんどなので、さわやか青年系の役柄が多く、その後も続きます。

なので、「正統派王子様」の印象時代が長く、特に個性も感じず、「演技派」と思うまでに至りませんでした。

 

ここ最近、明日海さんに「演技派」の印象を抱き始めました。

ポーの一族エドガー役が、「悪魔系妖艶」でハマっていたので、

本来の持ち味は「非人間妖艶さ」かもしれない・・・

その後、「MESSIAH」で人間味のある天草四郎を観て、「演技派」に納得した次第です。

(毎度、気付くのが遅いです。。)

 

話は戻り、新人公演の「非人間的・悪魔系トート」の「明日海さん」を見て、

・「ルドルフ」と差が大きい「(非人間)悪魔系妖艶さ」を演じ分けている凄さ

・「非人間系妖艶さ」という持ち味の片鱗をすでに見せていた

 

恐れ入りました。

というか、もっと早くに、この魅力が全開に引き出されている作品を観れていたら(観てないだけかも)、と悔いております。

やはり、新人公演は観ておきたいです。

 

「トート」像の好みは、人それぞれの話ですが、

さいたまんぬは、「非人間的・悪魔系トート」が好きです。

具体名を挙げれば、「彩輝直さんトート」。

新人公演でも「トート」を演じた「彩輝さん」。

この新人公演を観て、「彩輝さんトート」に心を奪われました・:*:(゚・゚*)ウットリ・:*:・。

でも、母は「麻路さんトート」「姿月さんトート」が気に入っておりました。

全然違うお二人の「トート」。

なので好み「トート」は、人それぞれです。

 

2014年花組公演「明日海さんトート」も見ました。(無料動画☆ヾ(TωT。)アリガト♪)

新人公演と同じく「非人間的・悪魔系トート」で、更に研ぎ澄まされていました。

でも、「ポーの一族」のエドガーは、更に「非人間度」の高く、刃物のように、研がれて、切れ味が鋭くなっている・・・(再び)恐るべし「明日海さん」。

そして、明日海さんについては、「(非人間)悪魔系妖艶な明日海さん」が好きです。

 

「宝塚グラフ9月号」のミリタリー調のジャケットから、話が飛躍し過ぎました。

 

「明日海さん」と同じパターン(本公演:ルドルフ、新人公演:トート)の方は、

2014年花組公演の「柚香さん」

そして、

次の月組公演の「暁さん」です。

どんな「暁さんトート」になるのか、楽しみです~ワクo(゚▽゚○)(○゚▽゚)oワク~

(観れないけど・・)

 

最近の歴代「ルドルフ」も、いつか「トート」を演じる日が来るかもしれません。

(ex. 芹香斗亜、優波慧、桜木みなと、鷹翔千空、風間柚乃彩音星凪(敬省略))

 

そういえば、東宝版「井上芳雄さんトート」は「妖艶」系でした (≧∇≦) b

「ルドルフ」役者が、妖艶「トート」になるとは限らないのが、また醍醐味です。

 

さいたまんぬ

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