月組年始分割公演の出演者決定～様子見感と重厚感な振り分け～
「大劇場公演」真っ最中なのに、着々と「月組第２次珠城体制」が発表されます。
『エリザベート』で、気になった方々の、劇団の「今後の期待値」が垣間見えます。
とはいえ、『エリザベート』前には決定されていた配役と思うので、
毎度の事ですが、個人的感想です。
年始、分割される月組作品こそ、太陽と月のように両極端。
まさに「陽と陰」で、主演の魅力を押し出した感ありです。
でも、「トート」が意外に、意外な方向で良かった「珠城さん」。
まだまだ、ご活躍されるなら、「意外性のある役」を振りまくった方が、良いかも！？
と、「注目度アップ⤴⤴」したので、思いました。
さておき、振り分けされたジェンヌさんたちを見て、最初に抱いた印象は、
①『ON THE TOWN』⇒ 今後の「注目株」を様子見
②『アンナ・カレーニナ』⇒「月城さん推し」と、無難な配役で「作品の質」重視！！
①『ON THE TOWN』
Wキャスト「ルドルフ」は、再び競います。
「風間さん」は、「ルドルフ」も「シュテファン」も演じ分け、「ルキーニ」も良かったのなら、上級生「暁さん」にとっては、脅威の存在になられたでしょう。
でも、「暁さんルドルフ」は良かったので、この時期に競い合う存在がいるのは良いことかも、と思った今回のルドルフWキャストでした。
ただ、学年と経験で若い「風間さん」の実力は、恐るべし。
このお二人を除く、他の「個人的気になる若手の方々」は、こちらに集中してます。
「暁さん」と「風間さん」が「劇団推し強」で話題なだけに、割を食った感のある月組若手陣です。
すでに「風間さん」、若いのに「個性」が出てるのがすごい。
「個性的」って意味ではなく、いい意味で、「色」があるだけに「目立つ」存在です。
なので、残りの「気になる若手の方々」は、同じ土俵に立つと、「薄く」感じます。
よって、「気になる方々」は、「個性勝負」ができないので、誰が目立つか「様子見」。
そして、少し「推し強化しようかな？」と劇団から思われていそうな方々も、こちら側に配置されている気がします。
「バウ組」は、目立つ人がはっきりしているので、埋もれてしまいそう。
よって「危険」で「勿体ない」ので、「温存」。
②『アンナ・カレーニナ』
主要キャストで気合が伝わりますが、「専科」お二人の出演で、より気迫を感じる。
新組長さんもこちら側。
「作品の質」にもこだわりを感じる公演作品。
つくづく、バウ公演で終わらせるのが惜しまれる、謎な公演。
こちらは、「美弥様」主演だけでも良いのが、「月城さん」出演と意味深。
たしかに役柄的にも、作品に重厚感を与える上でも、ぴったりです。
ただ、『エリザベート』で感じた「月城パワー」で「影の主役」にも見えます。
３番手時代辺りで「おいしい役」を演じるって、「劇団推し」を感じます。
「カレーニン」と「フランツ」って、ちょっとだけ似た系の役柄ですが、バウ公演だし、「カレーニン」の方が「フランツ」よりおいしい役な感じ。
（映画しか見ていないので、ヅカ作品でどういう役柄になるのかは知りません。）
「美弥様」「月城さん」と視線が分割されるため、残りの男役の配役は、「様子見」じゃなく、手堅い感あり。
「夢奈瑠音さん」・・・新公主演も１度経験し、2019年卓上カレンダーにも登場し、「若手株」の中では学年が上。
「様子見」よりは「判断が下る時期」なお方。
この方が、美弥様の友人or良きライバル役（セルプホフスコイ？）で登場しそう。
目立てば、逆転ホームラン。
美しく強者過ぎる主要キャストにどこまで立ち向かえるか・・見物で観たい！！
そして、美しいヒロイン「海乃さん」に、真っ向から立ち向かうライバル的存在の娘役さんが見当たらないです。
すごく若手で「今後注目？」な娘役さんが配置されています。
映画では、「キティ」とか、ヒロイン「アンナ」とは別の生き方を選択する、魅力的な女性が多く登場します。
それを、専科お二人と超若手娘役さんが担うので、「海乃さん」ヒロイン一強！？
超若手娘役さんがホームランを打ち、次回大劇場公演の新公ヒロインの座をゲット！？
ただ、「様子見」感は、①より低く、見所は主要３キャストに焦点を絞ってる感じ。
そこが、「美弥様推し」か「月城さん推し強」か、劇団の思惑が謎なバウ公演です。
ちょっと気になるのが、「蘭世惠翔さん」。
ルドルフ子供時代が良かったんです。
澄んだ高音の歌声と娘役が似合いそうな可憐な顔立ちが、印象的でした。
ただ、男役としては微妙な「可憐な」美しさで、新人公演も女役。
こちら側に配置され、どんな役をするのか、気になる方です。
『エリザベート』に洗脳された、偏見に満ちた個人的感想です。
あぁ、新組長さんに「憧花さんロス」を感じそう。。
さいたまんぬ
