トップ娘役とリカちゃんのコラボに思う~理想の娘役像の変化~

「TAKARAZUKA REVUE 2018」の中で、トップ娘役さんが「リカちゃん人形」とコラボレーションしています。

具体的には、各組のトップ娘役さんが、「リカちゃん」を意識した扮装をしていらっしゃいます。

この写真を見ると、色んな感想を抱かれると思います。

さいたまんぬは、「愛希さん」の写真を見た時、

『「リカちゃん」じゃない、これは「ジェニーちゃん」か「バービーちゃん」だ!』

と思いました。

ただ「リカちゃん」は、顔、髪型、髪色、衣装等が、時代と共に変わっています。

そして、調べたところ・・・知らなかった  Σ(・□・;)

「バービーちゃん」と「ジェニーちゃん」はもはやおりませんでした Σ( ̄ロ ̄lll)

(正確に説明すると、会社間のライセンス契約の事情等複雑なので、省略します)

現在、日本では、

タカラトミー「リカちゃん」

しか見かけないようです。

(コレクターもいるので、こちらも省略)

「バービーちゃん」、「ジェニーちゃん」で遊んだ世代は、限定的 (TmT)・・・

 

なので、この「ツッコミ」が分かる人は世代により、分からない人が多いですね。

遊んだ世代の私も、「バービーちゃん」と「ジェニーちゃん」の違いは、今回調べて知りました。

ややこしい大人の事情。

 

さいたまんぬは、「リカちゃん」と「ジェニーちゃん」を持っていました。

そして、「リカちゃん」と「ジェニーちゃん」には、はっきりと違いがありました。

公式設定では

「リカちゃん」142cm、34kg

「ジェニーちゃん」165cm、45kg (リカちゃんより大人設定・Wikipedia参照)

(年齢はすみれコードで省略)

伝えたかったのは、「ジェニーちゃん」の方が「スタイルが良い」ことです。

そして当時、持っていた人形の髪色が

「リカちゃん」(暗め)茶色

「ジェニーちゃん」金髪

(バービーちゃんも金髪)

でした。

だから、「愛希さん」を見て、「ジェニーちゃん」と思ったわけです。

ただ、「タカラトミーのリカちゃん」ホームページを見て納得。

同時期に、色々な髪色・髪型のリカちゃんがいる Σ(・□・;)

(一時代、服装は違えど、一タイプと思っていました。)

トップ娘役さんのリカちゃん扮装に対する違和感は少し払拭されました。

「少し」というのは、やはり体型です。

髪型や髪色が変わっても、リカちゃんの体型はあまり変わってません。

やはり「ジェニーちゃん」の方がスタイルが良いです。

「リカちゃん」もスタイル抜群ですが、より日本人離れした体型。

小顔で、手足が長く、顔つきも大人びています。

 

ジェンヌさんは、基本、スタイル抜群ですが、中でも抜きん出てスタイルの良さが目立つ方もいらっしゃいます。

娘役さんでも「花總まりさん」の小顔とスタイルの良さは、有名です。

「小顔  オブ  小顔」で手足が長い「日本人離れした体型」

同じ印象を抱いたのが「愛希さん」です。

娘役の中でも、超活躍したことでお名前がよく挙がるお二人の共通点の1つです。

体型が理由で、活躍された訳ではないですが、この体型は魅力の1つです。

特に、ダンスで活かされます。

(個人的感想)

「愛希さん」に一目惚れしたのは、以前、「愛希さん」のダンスと書きました。

手足の長さを活かして、娘役さんがシャープに踊る姿が「萌えツボ」でした。

 

ただ、個人的な娘役さんの好みは、「愛希さん」系ではありません。

「好み系」は、「彩みちるさん」「桜咲彩花さん」みたいな方です。

ふんわり、やわらかい感じ!?

「仙名さん」も「愛希さん」も好きですが、「好み系」ではないです。

「仙名さん」もふんわりされていますが、「知的さ」の滲み出ている度合いが強めです。

「彩さん」「桜咲さん」に知的さがないとは、決して言っておりません。

「好み」は、「何となく」なので、言葉は後付けのため、難しいです。

 

脱線しました。

「好み系」は、包み込んで、守ってあげたくなる感じの方です。

おそらく、自分を「娘役」に仮定した時の理想が、好みや憧れの娘役さんです。

さいたまんぬの理想は、「男役さんから、包み込まれて守ってもらいたい儚い感じ」

と思います。

夢の世界には、自分にないものを求めます。

これも人によって違うので、好みの娘役さんは十人十色ですね。

ただ、「好み系」ではないけれど、好きな「愛希さん」の理由は色々あります。

その中で、以下の要素

・かっこいいダンス(自立している感、男役っぽさ)

・キュートなのに、さばさばしている感じで媚びない感

・伸び伸び自由な舞台の裏に、守られてて愛されている感がある

は、「愛希さん」好きな方の理由に当てはまるのでは?

と、思いました。

 

男役社会で、現代社会とは逆行している「宝塚」

一歩下がって男役を立てる「娘役」の姿に、批判より、むしろ推奨するヅカファン。

疑問に思っていました。

「愛希さん」人気の理由に、上記が少しでも当てはまるなら、憧れの「娘役像」が少しずつ変わってきていると思いました。

「守られていて愛されている感」は変わらないです。

ただ、それ以外の要素は、「古典的な昔の嫁像」とは違います。

「かっこいいダンスを踊る娘役」は、「かっこいい」です。

「楚々として寄り添う娘役」ではないです。

 

「リカちゃん」と「ジェニーちゃん」から話が飛躍し過ぎました。

飛躍しましたが、着地点は「愛希さんはジェニーちゃん」です。

 

「かっこいいダンス」を踊る娘役さんを魅力的に見せている「ジェニーちゃん体型」。

「愛され、守られる娘役さん」は、儚げで包み込みやすい小柄な体型。

 

「ジェニーちゃん」は会社と大人の都合で消えていきましたが、娘役さんは今後、「ジェニーちゃん型」が主流になっていくかもしれない

と、思いました。

蛇足ですが、個人的花組「舞空さん」推しは、「ジェニーちゃん体型」で踊る姿に魅了されたからです。

「体型論」を語って良いのか、迷いましたが、基本的に、タカラジェンヌは「美の集団」で標準体型が美しい認識をもっていることが前提にありますので、ご了承ください。

 

さいたまんぬ

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