トップ娘役就任時における「歓迎度」の差 ~ 「運」も色々~
「トップ娘役」は、トップ男役スターとの兼ね合いで「抜擢」も多く、「実力」に加えて、「運」の要素がかなり大きいと思います。
「抜擢」も、他組からの異動してくる場合、超若手から意外な上級生まで、幅広いです。
そして、トップスターの「お嫁さん」となる娘役さんには、姑(ファン)の厳しい目が漏れなく付いてきます。
その「歓迎度」の違いは、「実力」「容姿」「経験値」「これまで組んできた経験※」もありますが、「その組の娘役事情」という「運」はかなり大きいと思います。
ここからは、お決まり文句になってますが、一人観劇で、情報に疎い人間の、個人的意見なので、ご了承下さい。
月組「美園さくらさん」99期のトップ娘役内定に対する歓迎ムードは低めです。
主観も含まれているので、間違ってたら、大変失礼なことでごめんなさい。
「海乃美月さん」97期の存在が、理由の大きな一因と思います。
「ファンから好感度が高く、ヒロイン候補度が高い上級生娘役さん」
その方がトップスターさんと似合わなさそうな場合や、就任する娘役さんがトップスターさんと縁がある場合(※)を除けば、「抜擢」された娘役さんへの、風当たりが厳しいです。
どんなに「美貌」「華」「実力」があっても、変わらないと思います。
「美貌」「華」「実力」は、好みや見方で違うので、万人が認める全て揃っている人は、ほぼいないと思います。
ましてや、若手の場合、舞台に登場する頻度が少ないので、「実力」は「未知数」です。
何故、今思ったのか?
花組の娘役さんです。
次期トップ娘役候補になりうるヒロイン系の娘役さんが豊富に存在します。
個人的な感想であることを、しつこく申し上げておきます。
現時点では、「舞空瞳さん」102期が、候補の中では一番有力と思っています。
・・・だって、花組公演の時、「華」がありはったんよ。
・・・小顔で手足が長く、スタイルの良さで目立つだけでなく、ダンスが上手で、真ん中で踊ってても、端っこにいても、つい目が追ってしまうんですわ。
・・・「柚香さん」「水美さん」コンビが、次期花組を担うなら、言葉で伝えられない似合う雰囲気で、妙に説得力がありはったんよ。
以上は、個人的な意見です。
「美人」「可愛い」「ダンス上手」「歌上手」とかは、他のヒロイン候補さんにも言えるので、これは意見が分かれる根拠です。
客観的根拠は、
・全国ツアーで次期トップスター(候補)の相手役(ライブ中継もありそう)
・新人公演のヒロイン抜擢
・水美さんバウ公演でも、水美さんに絡んでいた(写真で確認のみ)
この客観的根拠は、月組「美園さん」の歩みと似てません?
もしも、「舞空さん」がトップ娘役に決まったとします。
その時、どれ位、風当たりが強いだろう?と思いました。
「舞空さん」の方が、同じ組内に、ヒロイン候補の人数が多いです。
そして、他のヒロイン候補の方々は、かなり強者です。
経歴を挙げると、以下のとおりです。
(Wikipedia参照:漏れがあったら失礼します)
「城妃美怜さん」97期⇒ 新人公演ヒロイン5回(Wikipedia参照)
バウ公演ヒロイン2回
阪急すみれ会「パンジー賞」2015年度新人賞受賞
大劇場以外の公演でも準ヒロイン役経験豊富
大劇場本公演でも活躍中
水美さんバウ公演:水美さんの恋人役(ヒロイン?)
「華優希さん」100期⇒ 柚香さん主演『はいからさんが通る』のヒロイン役
新人公演ヒロイン経験有
『ポーの一族』メリーベル役(主要キャスト)
宝塚歌劇団「年度賞」2017年度新人賞受賞
「音くり寿さん」100期⇒ 新人公演ヒロイン経験有
『MY HERO』(芹香さん主演:大阪・東京公演)Wヒロイン
阪急すみれ会「パンジー賞」2017年度新人賞受賞
『蘭陵王』(凪七さん主演:大阪・神奈川公演)ヒロイン
つい先日まで、主要キャスト以外知らなかった位の認知度だったので、遅すぎますが、すごい Σ(・□・;)
特に「城妃美怜さん」!!
しかも、「海乃美月さん」と同期。
なのに、年末の全国ツアー『メランコリック・ジゴロ』の主要キャストのヒロインに名前が挙がっている「舞空さん」「華さん」が、次期トップ娘役候補として、有力視されてません?
平等に、経歴や活躍ぶりで想像すれば、「舞空さん」がトップ娘役になった場合、「美園さん」以上に風当たりが厳しそう。
「城妃さん」は、他の方々より格段に活躍されていて、「スター」であり、トップ娘役になっても違和感ないです。
私も「城妃さん」は、大劇場で活躍されているので、認知してます。
なので、
「ファンから好感度が高く、ヒロイン候補度が高い上級生娘役さん」
に当てはまると、思います。
しかも、同期「海乃さん」が有力候補だったのだから、最有力候補になってもおかしくないはず。。
でも、情報に疎いだけに自信がないのですが、最有力候補ではないと思われます。
ただ、トップ娘役にならなかった場合、その去就は、話題になると思います。
そして、「舞空さん」への風当たりの厳しさは、「華さんはどうなるの?」に対して起こる気がします。
ついでに、「美園さん」程ではない気もします。
この点はさすがに、かなり個人的偏見が強いと自覚しております。
「華さん」も大劇場での「メリーベル」役で認知しており、気になる方です。
この「歓迎度」の差は何からくるのでしょうか?
「美園さん」と「海乃さん」の違い
「舞空さん」と「美園さん」の違い
「海乃さん」と「城妃さん」の違い
「舞空さん」と「城妃さん」の違い
(「華さん」については、「城妃さん」と差し替えて考えてます。)
個人的には、
①予告の仕方(演出力)
②トップスターさんとの釣り合い
の差かなと思います。
ご本人の魅力は勿論、あると思いますが、それ以上に①②が大きい気がします。
①が強烈で、早めだったりすると、ファンも受け入れ態勢(耐性!?)ができます。
②は大きいです。
・月組は、大劇場公演の準ヒロインや、バウ公演等他の劇場のヒロインは「早乙女さん」「海乃さん」体制の期間が長かったです。
・「愛希さん」の退団が決まっても、「海乃さん」は『THE LAST PARTY』でヒロインを演じ、「ヒロイン系スター」としてすっかり定着しておりました。
・花組ほど、ライバルが多くない為、「早乙女さん」退団後は、「海乃さん一強」。
・「珠城さん」は、強烈な個性がなく、「この人が似合う!!」と決め手になる程、しっくりくる相手が思いつかないお方。
・(トップ娘役)途中交代ということも重なり、後任を予告するとかえって、人気「愛希さん」への冒瀆に繋がり、逆効果になるため、やりにくい状況。
この辺りが、月組と花組の状況の違いで、これは「運」ですよね。。
ただ、若手の時に「抜擢」でトップ娘役に就任されて、就任当時批判されても、見事「大輪の華」を咲かせた方もいらっしゃいます。
「愛希さん」も「花總まりさん」も就任時は批判されてた記憶があります。
巻き返しは、全然可能です。
ただ、ふと思うのが、「大輪の華」になられる方は、在任期間が長いなぁと。。
そして、若い内に抜擢されています。
「美園さん」研6は、若手だけど、やや中途半端な学年の感あり。。
最初、風当りが強い場合、そのイメージ払拭期間や作品が必要な分、少し不利。
在任期間については、就任後のご本人の魅力次第なので、分からないです。
ただ、「美園さん」は、大劇場で目立って活躍していなかった事が、風当りが強い反面、「未知数」という武器があります。
個人的には、「華」は「?」でしたが、実力はあると思いました。
最近、「華」って、後からついてくる事もあると考えを改めました。
なので、開花されるといいなと思います。
あとは、良い作品に恵まれ、トップスターさんに愛されると、バッチリなのですが、やはり、娘役さんは、実力以外に色々な「運」に左右されると思いました。
補足ですが、「旬」が、トップ娘役を決める時期に重なるという「運」も必要だと思いました。
すっかり、大好きな「仙名さん」を同時退団と決めつけている前提の内容が、最も失礼だと気付きました。。ごめんなさい。
長くなりましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
さいたまんぬ