「紫色の衣装」への想い

好きな色を聞かれると「紫色!」と答えます。

以前、「紫色が好きなんだよね?」と紫色の小物を戴いたことがあるので、周囲に公言し、かなり浸透していると思われます。

 

また、昔のことを持ち出しますが、強制的断捨離(涙)により、昔の「歌劇誌」等資料がなく、根拠が脳内記憶という、極めて胡散臭いので、うかつな事は書かないようにしています。

ただ、気になったのと、印象的なことだったので、個人的ぼやきということで、ご容赦ください。

 

「紫色」は元々好きでしたが、大好きになった根拠は「宝塚歌劇のトップスターの衣装」に起因します。

宙組」の組カラーが「パープル」なので、それ以前の出来事で、もはや、劇団もその認識はないと思います。

①風化された、②インパクトを与える発言をされたジェンヌさんの価値観、③私の曲解のいずれか、調べても出てこないものの、目下探し中です。

しつこいですが、今の「ショー」を観ても、全然当てはまらないです。

 

②のあるジェンヌさんの発言記事を読んで、「紫色愛」が深まり、公言し始めたことや、「ショー」を観る度に、頭をよぎるので、多少、曲解していたとしても、きっかけになる言葉はありました。

 

その発言とは、要約すると、

「紫色の衣装は、トップスターが着る色。つまりその色の衣装を着られるのはトップスターの証。」

というような内容です。

紫色のスーツや燕尾服など、よく「ショー」で登場します。

なので、色々な衣装で順番にスターさんが登場して最後にトップスターさんが登場、あるいは、フィナーレなど、センターにトップスターさんが君臨している時の衣装に関してかな、と思います。

 

「紫」は、「宝塚歌劇」のシンボル「すみれの花」の色です。

そして、「紫」の色味は古くから世界的に「高貴」な色ととらえられ、日本でも同様です。(国や時代にもよりますが)

日本では、「聖徳太子」の「冠位十二階」に由来し、階級を色で表す中で、位の高い人しかつけられない冠の色が紫だったからです。
ここから「紫=高貴」のイメージが定着し、「紫」は現在でも、「高貴」「品がある」「優雅」などのイメージがあるそうです。

ということから、説得力を増し、知った当時、トップスターさんが紫色の衣装でセンターに立っていると、感動しておりました。

 

で、前述したように、「宙組」の組カラーが「パープル」になったこと、「ショー」でも、あてはまらない衣装が増えました。

「紫色好き」の理由を聞かれると、嬉々として、うんちくのように語っていたので、最近は聞かれることもないですが、ちょっと寂しい感があります。

勿論、紫色基調の舞台は、美しく、時に妖艶だったりして好きです。

 

前から思ってた疑問を、この時期になぜ!?というツッコミですが、花組の「ショー」の幕開けとフィナーレなどで、「紫色」が多用されているので、再び、疑問が再燃。

  

 

ここからは、少しネタバレです。

濃い色と薄い色だと、濃い色の方が、インパクトがあるので、トップスターさんが着るイメージを勝手に抱いておりました。

「白」「金」「銀」は別です。

それが、濃い紫色の衣装を周囲に従えて、薄い紫色の衣装の「明日海さん」。

濃い紫色の衣装の中、真っ赤な衣装の「明日海さん」。

濃い紫色は、もはや脇色・・・Σ(・□・;)

長年の「紫色(特に濃い色)」幻想が、見事打ち砕かれました。

花組のイメージカラーである「赤~ピンク」をセンターにしているのは、問題なく、むしろ「花組愛」さえ感じさせてくれます。

紫色と赤色の組み合わせも合います。

若い頃、培った価値観を拭うのは、中々難しいです。

ただ、「明日海さん」の「花組愛の証」と解釈することで、昇華することができました。

もちろん、「紫色」への愛は変わらないです。

でも、「羽根」だけでなく、「トップスターしか纏えない色の衣装」という限定感と、それが「紫」というのが、ちょっと素敵じゃありません・・・!?

 

さいたまんぬ

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