花組「仙名彩世さん」に思う~カメレオン宝塚娘役~

ヅカ熱が低かったこともあり、トップ娘役就任されるまで、

認知していなかった「仙名さん」。

今や、「推しジェンヌさん」のお一人で、とても好きです。

鈴のような、声(歌声)が心地よく、癒されます。

「お芝居」も、可憐な役から妖艶な役まで、変幻自在で魅力的です。

男役中心の「宝塚」なので、トップ男役さんによって、役の振り幅が大きいトップ娘役さん。

それでも、今まで観てきて、イマイチだった役はないです。

(強いてあげれば、額田王の少女時代。)

トップ男役スターさんや上級生の男役スターさんになると、

「持ち味」や「似合う系統」と個性が出てきます。

一方で、娘役さんは、配役が少ないこと(と学年の若さ)で、

「持ち味」「個性」まで、個人的イメージが出来上がらない方が多いです。

①「可憐な娘役」②「大人の女役ができる」③「芸に秀でている」など、

表現が乏しくなってしまいます。

上記①~③をこなせる娘役さんは、希少です。

こなせると、「持ち味」「似合う系統」が出てくるイメージがあります。

こなせなくても、トップ娘役さんはさすがに目立つので、

「持ち味」「個性」がなんとなく表れます。

あくまで、個人的なイメージが出来上がるだけですが。。

目下「お気に入り」の「仙名さん」。

変幻自在で、「イメージ」が定まらない「無色」です。

だから「カメレオン俳優」

という結論に至るには、まだ足りないです。

 

ここからさらに、偏見と妄想が強くなるのでご容赦ください。

今回、「明日海さん」も「柚香さん」も「持ち味」とは違う役を演じている印象です。

ついでに、個人的イメージの花組らしくない「明日海」さんと、

花組らしい「柚香さん」の対比が鮮明な気がしました。

そこに、「仙名さん」。

「明日海さん」と一緒にいると、しっくりきます。

「柚香さん」と一緒にいると、花組っぽくなります。

「ショー」では、・・・花組っぽい?

「ショー」は「個」が表れることや、娘役さんが一場面を持つことが少ないので、

「〇組っぽい」は、ない方が多いです。

ただ、花組は「カッコいい男役ダンス」に合う雰囲気で、娘役さんが存在するという、

個人的印象があります。

それが、花組娘役さんの魅力なので、良い意味です。

「寄り添い型」

「仙名さん」は、今回の「ショー」に一場面あることで、「個」を見る機会となり、

「花組娘役」らしさを感じました。

 

そこで、現時点で到達した「仙名さん」は、

「変幻自在を究めているけど、基本は寄り添い型」

宝塚歌劇の娘役は「男役に寄り添うこと」を求められることが多い気がします。

(全てにあてはまらず、自立型かっこいい系娘役さんも好きなのでぼかします。)

「花組」は特にその印象が強いです。(これも個人的感想)

なので、「仙名さん」は「カメレオン俳優」であり、

「花組」で培った「宝塚娘役力」を併せ持つ、稀有なお方だなぁと思いました。

 

そして、見出した劇団に、感謝と尊敬と、もっと早くに就任していたら、

という残念感を抱き、自分の認知度の低さを棚にあげ、

恨みがましく思ってしまいます。

 

個人的感想は、偏りすぎてて、意見が変わることもあるので、ご容赦ください。

 

さいたまんぬ

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