星組⑤「Killer Rouge」~個性的過ぎる「芝居」に目立たない「良作」~

今回の星組公演の感想を尋ねられたら、多分、「お芝居面白かったよ」と答えられる方が多いと思いました。

あそこまで、「笑い」が突き抜けた作品も珍しく、超インパクト大です。

終始テンションが高く、「笑い」は外すと痛いので、精神的負担も大きそうな「お芝居」後の「ショー」。

宝塚歌劇」は「体力」が要るなぁと、尊敬しました。

雪組」の作品が体力を使っていないなどと言っているわけでは決してありません!!

ただ、「雪組」の「ショー」は、「お芝居」の陰鬱さを、ジェンヌさんたち自身も吹き飛ばすかのよう(憂さ晴らし的!?)でエネルギッシュでした。

同じ位、「星組」の「ショー」もエネルギッシュでした。

でも、あの「テンション高いお芝居」の後なので、最初に感じた素直な感想は、

「紅さん、お疲れ様。。」

嫌味ではなく、「トップスター」は体力仕事だなぁ、と思いました。

「紅さん」が疲れて見えた訳ではありません。

公演の責任も背負って、出ずっぱりで、且つ組子への配慮も必要とされる立場なだけに、負担が大きそう、と思っただけです。

余計な事を考えず、素直に、公演を楽しむのが「宝塚」の舞台。

その点では、「ショー」良かったです  O(≧▽≦)O 。

前回は、個人にスポットを当てましたが、全体的に、好きな感じのショーです。

大概、好きですが。。

『好きなショーのツボ』

・すぐに、口ずさむことができる憶えやすい主題歌

・華やかな幕開け(群舞)

・各スターさんたちに活躍場面が割り当てられている

特に、「主題歌」と「幕開け」が一番好きなので、ここを押さえてたら、「好き」です。

どぎつめの「紅色」衣装やドラゴン背景を、「台湾風」と納得させれば、1回の観劇で、

「キラ、キララ、キラ、キラールージュ♪」

が、いまだに頭の中で回っているのは、とても良い傾向(気に入ってる)です。

雪組のショーも、とても気に入りました。

ただ、お芝居の作風から、よりインパクトが残りやすく、感激しましたO(≧▽≦)O 。

星組のショーも、かなり良かったです。

ただ、「お芝居」にインパクトがありすぎて、「お芝居」の影に埋もれがちで、ちょっと「損」してる感があります。

あくまで個人的意見です

見所も満載です。

それでも、もし、さいたまんぬが記者で、感想記事を載せるなら、多分、「お芝居」に8割位割きます。

ショーは、「華やかで、お芝居とは一転して、カッコイイ、男役スターの活躍ぶりに、星組の層の厚さを感じさせた。」+αで「紅さん」と「礼さん」について、言及。

という感じで、無難にまとめると思います。

大概、評論家は「芝居」にスポットを当てるので(専門だし)、「お芝居」の方に誌面の割合を割きますが、今回は、「お芝居」の割合が大幅に多そう。

台湾公演でも上演されるし、構わないのですが、それでも、実際、そうなったら気の毒だな、と思う位に、良いショーでした。

前回は「礼さん」に、偏りすぎな感想でしたが、「星男様たち」はカッコよかったです。

1回しか観ていないので、確実に判別できたのが、「紅さん」「礼さん」「華形さん」「七海さん」「瀬央さん」でした。

ただ、それ以外のかっこいい「星男様たち」が素敵なのに、判別できなかったのが無念  "(/へ\*)")) 。

銀橋でずらっと勢揃いされると、「立ち姿のお美しさ度」にうっとりしました。

改めて座談会を読み直しましたが、さすがに1回観劇では、個人的脳の許容量の限界から、細かい部分は忘れておりました  "(/へ\*)")) 。

次回は、「紫藤さん」「天華さん」等、新公組の若手さんたちに注力したいです。

蛇足ですが、座談会を読み、「瀬央さん」の登場場面の多さを改めて実感しました。

初回の観劇は、物理的に目立つ所へ目が行くので、やはり「紅さん」「礼さん」「七海さん」の印象が大きく残っています。

一番好きなのは、幕開けの群舞。

「主題歌」が好みなので、相乗効果で、この2つだけでも満足です。

(中盤の2つめのメイン曲も好き)

それはさておき、

やはり「紅さん」は、お美しく「絵」になります。

「星男様たち」はカッコよいけれど、その頂点に君臨するに値する「美しさ」。

失礼ながら、トップになれば、歌やダンスは、周りが補強すれば、ほぼOKです。

(個人的意見です)

特にロケット前の「ペガサス」は、「フェルゼン」が似合いそうな位、「王子様」でした;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;

残念なのは、雪組の「望海さん」は、「ニャー」「グー」(笑いを誘う場面)をしないです。

しかし、「お笑い」が魅力の「紅さん」は、「お笑い」パートを引き受けます。

「礼さん」は、ひたすら「カッコイイ」場面に注力されてました。

「紅さん」の魅力なので仕方がないのですが、個人的には、お芝居で充分「お笑い」を堪能したので、トップスターさんは、「カッコイイ」が観たい。

「お笑い」はご愛敬程度の方が、より引き立つのに、「ギャップ萌え」の法則でいくと、「紅さん」は「超正統派」な場面が、ギャップ萌え!?で「胸キュン」となる。

どうしても「お笑い」が切り離せず、且つ、目立つ場面になってしまうのが、面白くて良い反面、複雑な心境です。

今回も「紅さん」に「胸キュン」したのは、カッコイイ場面で、その美しいお姿にうっとりしました。

同じ位、「七海さん」もビジュアルに「胸キュン」です。

でも、「ショー」では「お笑いパート」の記憶がなく、ひたすらカッコよかったです。

「笑いを誘った微笑ましい場面」の記憶をたぐると、「礼さん」の「歌」状態で、「紅さん」が、「インパクト大」でよぎります。

「礼さん」と同じく、「度が過ぎて上手いと罪になる」は、「紅さん」にも当てはまる気がします。。

「紅さん」の「正統派男役としての美しさ」(ビジュアル)に、「魅力」を感じるのに、「笑い」が秀でて目立ち、印象に残ってしまう。。

「礼さん」はカッコ良さに磨きをかけることに集中できる点で(「ショー」において)、超魅力的な環境でおいしいなぁ。。

今、他の組も、トップスターさんの雰囲気から、2番手スターさんたちは、個性を発揮しやすい環境だな~と、勝手に思ってます。

そして、それ以下の番手が、戦国時代、いつの時代もでしょうか。。

今回は、まだ観る機会があります。

感想がどう変化するか、自分でも呆れますが、楽しみです。

記憶違いの部分はご容赦ください。

 

さいたまんぬ

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