星組⑧「Killer Rouge」~涙と感動と新たな「ご贔屓様」発見~
しつこいですが、今回の「ショー」好きです。
娘役さんの比重が軽くなってしまってますが、「星男様」の推しメンが多く、それぞれの方に場面が与えられている皺寄せですね。。
なので、「星男様」を堪能する点においては、見所満載です。
初回ではなく、今回泣きました"(/へ\*)"))
初回観劇後、「十碧さん」が退団されることを知った、遅いさいたまんぬ (TmT) 。
「十碧さん」贔屓ではありません。
退団は寂しいですが、注目されていたスターさんの退団は、トップスターさんの退団とは違う「切なさ」が、込み上げます。
道半ば?で、ご本人なりに区切り(見切り?)をつけて退団されるのでしょう。
それでも、スター路線を走っていた方が、途中で退団されると、切なくなります。
種類は違うけれど「共感」してしまいます。
恐れ多くもジェンヌ様と共感できるほど、努力している人生ではありません。
個人的な妄想ですが、トップスターにはなれないと感じる時があると思います。
それを感じた時、努力で叶わないものもあるという現実に直面します。
スター路線を自覚されていた方なら、ショックは計り知れません。
それでも、一縷の望みにかけて目標にぶれず走るか、大好きな舞台に立つことを楽しむか、見切りをつけるか。
目標から、目的へと変わります。
そして、自分が納得した時点がその方のゴールとなります。
ただ、「どんなに努力してもどうにもならない感」は、悔しいです。
そんなことは、ジェンヌさんは舞台上で、微塵も感じさせず、笑顔で、客席に夢を見させてくれます。
もちろん、ご本人が決断した退団なので、ご満足(と思いたい)で、笑顔は本物です。
退団される方は、独特のオーラで輝いてます。
そこに、失礼ながらも「切なさ」を勝手に感じます。
よって、「切なさ」と「悔しさ」に泣いてしまいました。
会社で働いていても同じです。
一生懸命働いていても、自分がいなくても、新たな後輩がどんどん入社して、活躍します。
私がいないと、と思っていても、頑張って褒められたりしても、辞めても、困るのは一瞬で、すぐに体制が整い、会社は元通り、自分がいなくても変わりない姿で動きます。
定年退職と中途退職(理由によりけり)で、本人の心境は違います。
「十碧さん」は、理由は知らないですが、中途退職感があります。
(タカラジェンヌの定年退職はすごく少ないので、ニュアンスが少し難しい。)
いつも退団時、ソロで銀橋を歌う場面は泣きます。
トップスターさんの退団とは違い、中途退団では、涙に「切なさ」が加わります。
初回はスルーしてました。
「そのくせ、オーラが違うとか何よ」という、ツッコミはご容赦ください。
舞台上で「綺崎さん」が絵本を開いてる場面なので「SUPER VOYAGER!」(に似てる)がよぎっておりました。。。
さておき、「十碧さん」が銀橋を渡ると、(退団が頭にあると)銀橋が長く感じられ、曲も良いので、一歩一歩踏みしめて渡るお姿に、涙。。。
「切なさ」は一瞬で、また新たな「スター」が出現し、活躍されることで、徐々に薄れます。
トップスターは特別すぎるので、殆どの方が「中途退職」ですが、スター路線だと「切なさ」感を強く感じてしまいます。
ご本人にとって、「満足」や「幸せ」は違うので、勝手に想像して、切なくなってるだけですが。。
今回の「曲」がまた、沁みる曲なだけに、きます。
他にも、紅さんが、群舞の娘役さん「ピン」で、やたら絡むなぁと思う場面もあり、おそらくその方も退団されるのかなと思います。
そういう場面を設ける配慮、「紅さん」じゃなく、演出家先生の配慮かもしれませんが、いい作品だなぁと、涙。
「Killer Rouge」は、明るくスピーディーで、オーソドックスな「ショー」です。
ただ、随所にさりげなく、涙の場面が散りばめられている。
サヨナラ公演だと、分かりやすいのですが、基本楽しい「ショー」なだけに「ギャップ感動」です。
そして、初舞台生のラインダンスもあります。
入学と卒業、その新陳代謝が魅力ですが、やっぱり、2種類の場面が近いとより「切ない」です。
初舞台生のラインダンスは、親でもないのに、涙が出ます。
静かに鑑賞されていらっしゃった両隣のご婦人(一人観劇)は、終盤ダンスの「振り付け」を一緒にされていたので、表情(無)と内面(熱さ)のギャップがありました。
そして、真ん中のさいたまんぬは泣いている、それぞれにツボがある「ショー」でした。
そして、初観劇で、目を付けた気になるジェンヌさん。
「極美慎さん」でした°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
「壮一帆さん」に似ていらっしゃいません?
下級生で、すでに完成した、スタイル、それ以上、細くなると、お身体が心配なので、「維持」でお願いします。
さいたまんぬ「注目株」に新規保存です。
蛇足ですが、最近、トップスターさんが、細身になられ、体調が気になります。
「デュエットダンス」のリフト、好きなので、楽しみにしてますが、減りました。
なので、月組は「リフト」があるので、楽しみ且つ安心感を抱かせます。
その辺りも「珠城さん」が「包容力」や「大らかさ」と言われる所以でしょうか!?
まとまりのない、つぶやきでした。
言いたいことを、端的に表せば、
「Killer Rouge」は好きな「ショー」
の一言です。
さいたまんぬ