雪組「凱旋門」予習① ~ 初演と配役の比重が違う!?~
いよいよ、今週「凱旋門」観劇です °˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
「理事降臨」で、予習の腰が重かったものの、観劇日が近づくにつれ、ワクワク。
すでに、初日を観られた方々の感想をちらっと拝見(見たいけど、楽しみに取っておきたい悩ましさ)すると、「感動作品」と高評価も多く、一気に熱量が上がりました。
再演にあたり、初演キャストと比較してみました。
初演時は、「新専科制度」導入や海外公演でキャストの入れ替わりがあり、当時の「番手」が掴みにくいです。
初演の感想をブログで書かれていらっしゃる方も、少ない(検索の仕方が悪い?)中、明らかに判明した事実。
『初演と配役の比重が違う』Σ(・□・;)
座談会で、「一部改変」と謝先生も仰っておりましたが、配役の比重が違うと、改変度「大」では?
数日後には分かるものの、興味と心の準備も兼ねて。
あぁ、DVDがあればな。。。
初演時の注意事項
・宝塚大劇場公演時は、海外公演で、一部メンバーが抜けており、東京公演で一部役替わり有り。
・「新専科制度」導入直後で、「専科」といっても、「香寿さん」「汐風さん」は、元2、3番手格の方々。「専科」異動後初の出演作。
・「香寿さん」は東京公演時、月組大劇場公演に出演されてました。
・同期3兄弟と言われていた「安蘭さん」「成瀬さん」「朝海さん」は中堅スター。
それを念頭に、配役を個人的には、番手不明瞭なまま、抜粋しました。
初演 ⇒ 2018年度版
ラヴィック:轟さん ⇒ 轟さん
ジョアン:月影さん(新人公演:紺野さん 82期生) ⇒ 真彩さん
ボリス:香寿さん 専科72期生(東京公演:汐風さん)⇒ 望海さん
ヴェーベル:汐風さん 専科74期生(東京公演:風早さん)⇒ 彩凪さん
ハイメ:安蘭さん 77期生(東京公演:朝海さん)⇒ 朝美さん
マルクス:成瀬さん 77期生 ⇒ 煌羽さん
ローゼンフェルト:朝海さん 77期生(東京公演:未来さん)⇒ 永久輝さん
アンリ:立樹さん 79期生(東京公演:貴城さん)⇒彩風さん
ユリア:千咲さん(東京公演:紺野さん 82期生)⇒彩さん
ルート・ゴールドベルグ:貴咲さん 79期生(退団公演、新人公演ヒロイン3回)⇒朝月さん
ヴィーゼンホーフ:蒼海さん 82期生(新人公演でボリス役)⇒縣さん
また、新人公演以外に「役替わり公演」(1日限り)なるものがありました。
ラヴィック :朝海さん(研10)
ジョアン :貴咲さん(研8)
ボリス : 安蘭さん(研10)
ヴェーベル :成瀬さん(研10)
ハイメ : 立樹さん(研8)
マルクス:麻愛さん
ローゼンフェルト:夕貴さん
アンリ :蒼海さん(研5)
(「Wikipedia」より引用)
長い資料、しかも読みにくくて失礼します。
ややこしかったので、間違っていたらごめんなさい。
一番伝えたかったこと、それは、
・「彩風さん」のアンリ役が当時はかなり脇役だった
・「彩凪さん」のヴェーベル役が3番手級の役で大きかった
です。
77期生トリオは、研10で、新公には出演されないので、当時イチオシの方は分かりません。
ただ、当時の記憶では、「え~、安蘭さんがいるのに、花と月の人気スターでしかも同期を雪組に集めるの!?」と思ったので、ほぼ同列だったと思います。
また、「役替わり公演」で主演の「朝海さん」は、新公主演経験がなかったことから、「役替わり公演」で主演されたとか。
「役替わり公演」でもされ、77期生トリオが「ラヴィック」「ボリス」「ヴェーベル」役を分けあっているので、やはりヴェーベル役の存在感は大きい。
本公演では77期生トリオは「ハイメ」「マルクス」「ローゼンフェルト」役です。
よって、この3役は、役の比重は同じ位と推察。
つまり、「朝美さん」「煌羽さん」「永久輝さん」は、ほぼ同格。
あとは、実際の舞台を観て、どの役がおいしいのか、吟味ですね。
「座談会」や「人物相関図」からは、「朝美さん」が大きい役かなと勝手な想像。
相手役さん(彩さん)もいるしね。
ヴェーベル役の存在感が大きくても、「彩凪さん」は3番手?なので、そこまで驚きません。
ただ、「アンリ役」が、初演時脇役(失礼?)だったのに、今回は、2番手スターが演じる役に出世してる!!
脇役度としては、本役で2,3番手級の下の77期生トリオの下。
役替わり公演では、「蒼海拓さん」が演じられていて、研5で新公でボリス役。
注目される役ではあっても、今回の2番手役とは、ほど遠い脇役度。
なので、「彩風さん」に合う役柄だったので、役が膨らまされたのか、おいしい役だったのでしょうか!?
ヒロイン「ジョアン」に恋する、主人公「ラヴィック」の恋敵。
宝塚お得意の「愛の三角関係」なら、大いにありうる。
でも、2番手役をトップスター「望海さん」が演じられていて、「男の友情」を主軸にした作品なだけに、「愛の三角関係」は脇エピソードのはず。
よって、「彩風さん」がおいしい役所で、印象に残るなら、オッケーです。
でも、2番手というポジションで、演出に膨らみをもたせて、変に作品の印象が変わるとやだな・・・。
「ジョアン」はちょっと間違えれば「すごく嫌な女」に見えるらしいので、「ジョアン」が、比較的嫌な女に見えにくくするという配慮により、「アンリ」の愛が大きくクローズアップされている位だといいな。。
まだ、観る前なので、演出を大きく変えてまで、「轟さん主演」にこだわらなければならないほど、「ラヴィック役」が「轟さん」でなければならないのかなぁと、懐疑的です。
しかも大劇場で。
「凱旋門」が名作で再演するのなら、違和感ないですが、「轟さん」ありきで、逆算されているのが、違和感。
それが、初演との配役比重の違いでさらに膨らむ違和感。
同じことをぼやいてることに気付いたので、とりあえず、観てからのお楽しみ。
しかし、初演時のメンバーは、豪華ですね。
「香寿さん」「汐風さん」は演技派でもあり、77期生トリオは、研10で、その下にいるなんて。
脇を固めるスターが豪華過ぎ!!
スターさんのお名前は記憶にあるので、重厚な芝居が出来たメンバーです。
むしろ、渋すぎる位。。。
というわけで、予習し出すと、一気に熱量が上がり、とても楽しみです。
娘役さんについても、気になるのですが、長くなったので、②へ続きます。
さいたまんぬ