「エリザベート」の名台詞
最初、月組「エリザベート」上演が決まった時、さいたまんぬは、
「もう、ええやん、エリザベート」
と思いました。
さいたまんぬは、元関西人です。
関西人にはお馴染みの関西弁「ええやん」
ご存知ですか?
「ええやん」は、2つの意味合いを持ちます。
①良いんじゃない?(プラスの意味)
活用例「その服、ええやん(その服、素敵だね)」
②いい加減、要らないわ、飽きたわ(うんざりしている)(マイナスの意味)
活用例「もうその話、ええやん(その話は、これ以上話しても結論出ないし、もうそろそろ終わりにしましょうよ)」
冒頭の発言
「もう、ええやん、エリザベート」は②で使用しました。
(もう、そろそろ再演は飽きてきたし、やめようよ。)
実際、再演の多さにちょっと飽きてきたヅカファンも多く、この関西弁を使用された方も多かったのではないでしょうか?
ところで、ヅカ作品を何度も見る内に、憶えた台詞が、日常生活のふとした瞬間によぎることってありません?
「エリザベート」は、名台詞の多さにおいても、やはり名作だと思います。
その中の1つが
「エーヤン、エリザベート!」
皇帝夫妻(フランツとエリザベート)がハンガリーを訪問した際、ハンガリー国民が国旗を振りながら、叫ぶ台詞ですね。
この台詞が、頭をよぎりました。
さいたまんぬは、ハンガリー国民となり、②(マイナス)の思いで、
「ええやん、エリザベート!!」と心の中で叫んでおりました。
ちなみに、この「エーヤン」、
ハンガリー語で「Éljen a Magyar!(ハンガリー万歳)」です。
正確な発音が分からないので、「エーヤン」と記憶してました。
しかし、ここ数日、「エリザベート」について考えていると、自然と曲が頭の中をグルグル回り、また、生で聴きたい、観たいという思いが込み上げてきました。
結局、再演されれば、観たくなる。
「エリザベート」が、不朽の名作と言われるまでになった理由が分かります。
さいたまんぬは相変わらず、
「ええやん、エリザベート!!」と心の中で叫んでおります。
しかし、もはや、意味合いが変わりました(①)。
(再演演っていいんじゃない、エリザベート)
「エーヤン」が「エリザベート」における「名台詞」なのか、それとも、「ええやん」という、2つの反対の意味合いを持つ関西弁が風流な「名関西弁」なのか、優劣はつけられませんが、日常生活において、一部地方でのみ使える「台詞」の1つです。
さいたまんぬ