星組『眩耀の谷』東京宝塚劇場②~ざっくり感想 ~

2月、公演が中止になる前、宝塚大劇場で最後に観たのが「星組新人公演」!

その時から、ずっと続いているような錯覚で、長く感じた星組公演。

実際に観た回数は、思う程多くなかったので、公演のことを考える時間が長かった?

(エア観劇!?)

「巣ごもり生活」から、初の都内遠征となった「星組公演」。

「新しい観劇様式」を自己流で追究した公演としても感慨深い。

なのに、最後に「華形さん涙用ハンカチ」を忘れた「バカチン」。

(芝居涙用ハンカチ、手洗い用ハンカチ.etc、荷物が増えた)

 

今回の星組公演は、

(*゚▽゚)/゚・:*【新生星組 礼さんトップお披露目公演】*:・゚\(゚▽゚*)

「トップさん」が交代すると、組の印象が変わる

というより、実際に新しい顔ぶれが多い「新生星組」。

(専科「華形さん」の退団)

「愛月さん」、「綺城さん」、「舞空さん」参入。

 違和感なく、溶け込んでいる御三方。

 

芝居『眩耀の谷』は、

2月に観た時の印象と、かなり変わった ⇒「礼さん礼真」の変化が大きく貢献。

(個人的感想)

初観劇時の感想は、マイナスに傾きがち。

東京公演で、「礼真様」の巻き返しにより、最後には、涙の感動作品となりました。

 

【初観劇の印象】

①一言なら「謎の男(瀬央さん)がオイシイ」

「瀬央さん」魅力的!(゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ノノ"☆!!!

 

②「礼真」は、お披露目演目らしく、「礼さん」に充て書きされた役。

「剣舞」は一貫して、ツボヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃。

⇒ なのに設定程、しっくりこなかった「礼さん礼真」・・・出来レース感にもやもや。

 

③「周国兵士」や「汶族の民」は、衣装がほぼ同じで、判別しにくい。

⇒判別がつくまでに時間がかかった、個性が薄めな「汶族の民」。

「カイラ(綺城さん)」、「クリチェ(天華さん)」と「イムイ(極美さん)」

 

④主要キャスト(どこまで?)以外は、個性が薄め(2回目)。

⇒重要人物は、上級生で堅められ、若手さんの活躍が少なめ。

役不足な方々が多い、と(上級生ですら)思う上級生層の厚さ。

「宣王(華形さん)」「管武将軍(愛月さん)」は、流石な印象変わらず。

 

台詞が、中国古典のよう(堅い)で、予習なく聴き取りでは、分かりにくい。

(「るりる(瑠璃瑠)の神」、「ふじょ(巫女)」、「ここう(股肱)の臣」、「はせい(覇星)」.etc)

 

⑥その他

・台詞から歌になる、歌が多くて、まさに「ミュージカル」ウン(*-ω-)(-ω-*)ウン。

⇒ 冒頭、「汶族の女歌手(白妙なつさん)」のソロが美しい (T-T )聞き惚れる♪

⇒ 音楽は耳馴染みがいい!特に気に入った2曲。

 (A)「礼真」が「瞳花」に「家宝は、汶と周を結ぶ子だ」と言った後、歌うメロディ。

 (B)「礼真」が「汶族の民」を説得する場面の「生命をつなぐ♬」(主題歌)。

 

・「汶族の民」はよく走り、動きが速い!(側転までしてエネルギーを持て余している)

・「汶族の民」は激しい舞が多い・・・スピン、速っ(゚ロ゚屮)屮。

⇒ 動きが速くて、オペラグラスで追っかけ困難。(慣れないマスク付きにより諦めた)

 

「瞳花(舞空さん)」舞に見惚れ、健気な姿に胸を打つ(涙)。年齢不詳。

「春崇(有沙さん)」目立つ役どころなのに、なんだか寂しい立ち位置

「敏麗(音波さん)」少しの場面でも、印象に残った妖艶さ絶品。

「テイジ(天飛さん)」は、少なめの出番でも、目立ち・・・上手い(T-T )感涙

「タカモク(ひろ香さん)」着実にキテル━━━━(゚∀゚)━━━━!!(注目度⤴⤴)

「慶梁(天寿さん)」想像できてしまう、観たことのある役柄と役不足感。

 

列記すると、ツボはあれども、テンション低い。

「美しい谷」だけど、照明が暗い舞台のせい?

激しい動き、舞、熱い歌なのに、躍動感より重たい舞台。

(過酷な時代背景のせい?)

 

新人公演は感動!!(別の機会に・・・あれば)

本公演は、もやもやしたまま、公演中止。

 

長くなってきたけれど、このままで、終われない。

ここで終わらないのが、さすがの「礼さん」と「礼さん率いる熱い星組」⤴⤴⤴

 

公演再開後、約半年ぶりの舞台。

「礼さん」の巻き返しですわ

「礼さん」の芝居が、「礼真」に近づき、役が活き活きと動き始めた°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

内心の感情、変化が伝わってきて、「礼さん礼真」魅力的になり始め、

「礼さん」と「礼真」が、ついに重なった (T-T )( T-T) サスガデス。

と感じた頃には、

各人物の芝居も、深みと熱量を増し、作品の印象上方修正⤴⤴

 

「礼さん礼真」の成長ぶりが、分かりやすく内に外に出て、胸に響いてきました。

自らの信念を貫くと決意、

「瞳花」を連れて逃げる辺りから、大人びたw(*゚o゚*)w、包容力すら感じる成長ぶり。

なので、「汶族の民」を熱く説得する言葉も熱を帯び、心を動かされる民に共感。

言葉に惹きつけられていく「汶族の民」の表情の変化も自然、やっぱり熱い!

「礼真」の求心力で、一つになっていく場面が、感動の場面(涙ツボその3)となりました (*TーT)b☆゚・*:.。.☆

 

というわけで、「礼さん礼真」の成長により、作品の印象が上方修正されました。

「噛みしめる程味わい深い作品」

初印象は変わらないので、芝居力と熱量で魅力が増した感(失礼?)

 

「礼さん礼真」が築く「新生星組国」がどのような国になるのか、実り豊かな王国を想像して、期待大、楽しみ (*゚▽゚*)ワクワク

 

次は、この公演で、最も注目していたお二人「カイラ(綺城さん)」と「クリチェ(天華さん)」。

そして「イムイ(極美さん)」を中心に思ったこと.etc。

 

さいたまんぬ