雪組『ファントム』大劇場②~役替り初日の感想~
今日は、役替わり(Bパターン)初日
フィリップ伯爵:朝美さん
アラン・ショレ:彩凪さん
感想を一言(3言)で表すなら、
意外・・・イメージは反対だったけど、個人のアピール度からはうなずける。
でも初日だから、「彩凪さんアラン・ショレ」は変わりそう
(劇団の思惑!?)
個人的感想なので、ご容赦ください。
先に述べておくと、「彩彩コンビ」好きです。
「朝美さん」「永久輝さん」も好きです。
「彩彩コンビ」「永久輝さん」好きと、「朝美さん」好きは、少し種類が違います。
「好き」をブログ内で多用してます。
各組に、「好き」な方がいて、「好き」な理由(魅力)が違います。
「一人の方のファン」からすれば失礼ですが、
「ヅカファン」から卒業できない理由であり、
それも「宝塚」の魅力と、寛容にお願いします。
先に述べたのは、今回の感想に、無意識に贔屓が入ってるかもしれないので。
個人的な感想なので、自由です。
ただ、舞台を観て思った印象を書いてるつもりですが、「無意識」は自覚がないので、書いてみました。(理屈っぽい)
前置きが長かったです。
今日は、Bパターン初日。
Aパターン最終日の昨日と単純に比較できないので、あくまで印象です。
私の中で、2つの役のイメージは、
フィリップ伯爵 ⇒ 正統派二枚目役
(最初はプレイボーイの設定。でも舞台で、そういう印象の場面が少なく、「クリスティーヌ」に一途に愛を捧げる、割と爽やかな紳士)
アラン・ショレ ⇒ クセはあるけど、憎めない人。一見欲深いようで単に「カルロッタ」に言いようにあしらわれてる(「カルロッタ愛の人」)。3枚目半。
です。
「アラン・ショレ」に関しては、「朝美さんアラン・ショレ」を観て感じた印象です。
でも、設定は、その路線だと思います。
本日のお二人。
「朝美さんフィリップ伯爵」は正統派2枚目で「彩凪さん」の時に抱いた印象と同じ。
「彩凪さんアラン・ショレ」は、インパクトがやや小さかったです。
クセも小さめ、3枚目度もやや低め。「カルロッタ」に言いなりの人物止まり。
言いなりなだけの小者で、案外普通の人かも!?位の印象でした。
ただ、「役替わり初日」と「初観劇」のフィルターがあります。
「アラン・ショレ」は、舞台に慣れる程、アドリブも入れやすいし、役を膨らませやすそうな役です。
(個人的印象)
意外でした。
「彩凪さん」、見た目も、インパクトはあまりなかったです。
もっと、「3枚目」に演じられると勝手に思ってました。
「カルロッタ」の顔色を窺っているような、「カルロッタ好き」は伝わりました。
2回目観劇なので、細かい所までは観れてないです。
でも、「カルロッタ」の付き人と一緒に、「カルロッタ」に振り回されている姿は、ちょっと面白かったです。
ただ、思ったより、地味め。
昨日の「朝美さんアラン・ショレ」は、インパクト大で、クセのある個性的な人物でした。
押し出しの強さがある「朝美さん」。
ビジュアルが美しいのに、見た目もかなり大胆に2枚目を外していて、且つ「アラン・ショレ」の個性的さが印象に残った・・・「ギャップ萌え」で「怪演」系には納得。
「アラン・ショレ」が「役」として印象に残ったのは「朝美さん」。
でも、「アラン・ショレ」を、違う役創りで演じられているお二人。
「アラン・ショレ」としてしっくりくるかは、自分の中で消化できてないです。
よって「好み」まで達してません。
「フィリップ伯爵」は、二枚目で「スター」として、いい役です。
一般受けする「かっこいい」人物。
逆に、演じようがないので(あるけど「差」が演技で大きくは出なさそう)、
「素のカッコよさ」で魅了させるか、
「仕草や台詞回し」等で、優しさを押し出し「守るナイト」らしさで魅せるか、
という印象の役。
分かりやすく「カッコいい」ので、好きです。
逆に「キャリエール」は、味わい深く、噛みしめる良さで、好きになる系の人物。
お二人の「フィリップ伯爵」は、髪型が違いました。(どうでもいい!?)
現時点では、初観劇なので、単純に個人的好みは「彩凪さん」。
なんとなく、紳士的で剣さばきや佇まいが、カッコ良かったです。(ここ贔屓?)
どちらの方が、「クリスティーヌ」への想いが云々・・までは到達せず。
この印象を書くためだけの、長い前置きです。
でも、初日。
これから変化すると思うので、感想は変わると思います。
1回だと、「アラン・ショレ」は「スター」に見えない役なので、
「フィリップ伯爵」が「スター」に見えます。
でも、両方観て、役の差(2枚目度と3枚目度)が激しい程、
演技者としても「スター」としても、魅力的☆彡
劇団は、考えてキャスティングしたのかな!?
でも理解の悪い私には、1回じゃ分からんよ。
深読みしなければ(深読みしなくても)、「フィリップ伯爵」役の方が「スター」役。
今回の『ファントム』は4回目の上演。
「アラン・ショレ」役は、初演と2回目は、「鈴鹿照さん(専科)」「夏美ようさん」とベテランの方が演じられています。
前回(3回目)の2011年「花組公演」から、「スターさん」の「役替わり」になりました。(全く記憶なし:Wikipedia参照)
演出が変わったのか、方針が変わったのか、両方なのか、分からないです。
ただ、この「役替わり」は、もっと観たいです。
⇒ 「役替わり公演」は、よりリピートしたくなる・・・劇団の戦略①!?
戦略②は、観客の反応を様子見!?
個人の妄想です、あしからず。
話は変わり、今日の主要キャストの印象。
まずは、訂正とお詫び申し上げます。
「望海さん」の台詞の声は、普通にかすれてなかったです。
叫ぶ台詞が多いので、気のせいだったと思います、多分。(言い訳)
昨日より、話を知ってから「望海さんエリック」の歌を聴くとやはり泣かせる歌唱。
「真彩さんクリスティーヌ」も、惚れ惚れする「高音域を軽々と歌い上げる歌唱」
(一部の曲は歌詞を聴くと、更に個人的に共感できない「クリスティーヌ」)
「彩風さんキャリエール」は、「静」に徹して「包容力」を昨日より感じ、好感度⤴。
「銀橋場面」での歌も、「望海さん」と拮抗して迫力があり、驚きと感動・・(涙)。
「エリック」が精神的に幼く純粋さをより感じ、「パパ」もパパ度アップでいい感じ。
ラストも、「父子」で締めくくられる場面があり(父子でセリ下がる)、
演出的に「クリスティーヌ」不利な感じ(セリ下がる二人を遠くで見守る)・・・。
衣装と出番でかなり目立つ「永久輝さん」
(前提として美しいだけに、美しさを惹き立ててる。)
「綾さん」もさりげに時々豪華な衣装を着ていらっしゃる!やっぱり綺麗。
そうでなくても、なんとなく「かっこよさ」が目立つ「縣さん」。
最もパワフルで、歌も声もハリがあり圧倒され、超目立つ「舞咲さんカルロッタ」。
やっぱり、気になる準ヒロイン「ベラドーヴァ朝月さん」。
昨日とあまり変わらない感想ですが、より強く思いました。
「お金かけてるな~」
と衣装が脇役まで変わる辺りに、ちょっと作品差を感じました。
。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆「豪華絢爛」な舞台です・:*:・゚★,。・:*:・゚☆
さいたまんぬ