特権乱用!?は内容によりけり・・~専門家のブログに思ったこと(辛口)~
「専門家」の方のブログって、位置付けがよく分からないです。
内容によっては、おいしい「裏話」を聞ける「ブログ」。
知識が深まり、お得感のあるおいしい「ブログ」。
(そもそも、専門家ブログってあるのか知らないです)
でも、内容次第。
それは「公表しなくていいんじゃない」と思っても、「ブログ」。
「ブログ」は個人の感想なので、モラルは本人の判断次第で自由。
「美弥様」が『エリザベート』の一部休演して浮上した、過酷な労働実態。
大人気公演『エリザベート』で、超主要キャストの休演だっただけに、インパクトが大きくて、再浮上した問題。
「舞台の質」も大事ですが、「スターを観に来る」お客様優先。
話題の?、
映画・演劇評論家の「薮下哲司氏」の「ブログ」を読みました。
「薮下氏」は、スポーツニッポンの文化面や「宝塚歌劇支局」で、かなり宝塚歌劇を取材されて、内情もご存じな方。
退職後も、現在の宝塚の内情を知れる立場にいらっしゃると思います。
「宝塚イズム」(青弓社出版の宝塚批評本。ご本人が編集者)も、発行年数は長い。
今も熱心に「宝塚」を観劇されている「評論家」。
「ブログ」に、リンクされている、青弓社のウェブサイト「web青い弓」で、
執筆されている『宝塚イズム』マンスリーニュース
「第17回 月組、美弥るりか休演に思う」(出典:web青い弓)
執筆者が伝えたかったことは、ジェンヌさんの労働体制の過酷さと思います。
ただ、個人的に気になったのは、「薮下氏」が暴露している、その「裏話」。
その部分を引用すると、
「関係者の話では、(略)『エリザベート』は8月23日に開幕しましたが、その前の稽古の時点で、珠城、美弥らの喉の調子が本調子ではなかったため、ずっと声を出さない状態での稽古が続けられていて、演出の小池氏が初日を前にかなり焦っていたという話も伝えられています。
完全な本調子に戻らないまま開幕してしまったわけですが~」
この記事、出していいの!?
関係者しか分からない内情。
そして、おそらく、関係者なら、超極秘にしたいであろう内情。
だって、お客様は、楽しみに観に来られるのに、本調子でない状態を承知で、舞台に立たせてるなんて、夢の世界が壊れる話。
そして、そんな状況を知るのも、また客側としては、複雑。
休演されたご本人が、復帰後の後日談として語られても、
「実は、あの大劇場公演は、稽古中から本調子じゃなかったんだよね、ハラハラだったわ~(笑)」とは、在団中に仰らないでしょう。
深刻な話。
退団して数年経ち、時効と思い昇華できた時?、
「当時は実は・・・」みたいなのが「裏話」っぽく、さらっと流せる話。
今、公演中なのに、この時期に話していいの?
しかも、「関係者から聞いた話」ってところが、ツテで聞いた感じ。(個人的感想)
劇団がOKを出すはずがない内容。
それが、「青弓社」の記事として、でも「ブログ」からリンクされてる微妙さ。
どちらにせよ、「裏話」がタイムリーなのは、読まれる側にはよいかもしれない。
でも、あまり公にしない方が良い内容。
長年、宝塚歌劇を取材し、沢山の舞台を観て「宝塚愛」はあると思う方。
後から知った時点で、もう、内部事情を直接知る事はない方。
だからと言って、一般人として、「聞いた話なんだけど・・・」
って形で、記事にしていいの!?
宝塚の世界をよくご存じなら、このネタがもし本当なら、心に閉まって、ブラックな労働の実態を別の形でも執筆できるはず。
宝塚への愛あればこそ、実情を伝えたいが故に、内情を伝えたのかもしれません。
私は
「昔取った杵柄で、ネタに利用して、読者惹きつけてる」と思ってしまった箇所。
(主旨の一部でさりげなく)
非ヅカファン夫の意見は、
「そんな、本調子でない役者を舞台に立たせるなんて、あかんやろ。さっさと代役立てて、舞台の質を保たんと、金払わせて失礼やわ。でも、宝塚は、「スター」の顔だけでもいいから、舞台姿みたいんやろ?そりゃ、無理してでも舞台に立つやろな。」
無理してるなんて、見えなかったです。見せてなかったです。
記事に思うことは、人それぞれ違うので、正解はないです。
ただ、「ブログ」の書き手が、ヅカ通の「評論家」。
内情を知ってそうな辺りと、経歴にプロさがあるだけに、違和感を感じました。
これが、新聞記事なら、世間の反響もありそうな内容だし、劇団も止めに入りそう。
当人のジェンヌさんは、何も言わずに、初日から舞台に立っていただけに、ちょっと文句を言いたくなりました。
私が観劇したのも、開幕して間もない時期だったので、知らずに、結構「美弥様」の歌について、マイナスな事を書きました。
休演のニュースに、「あっ、そうだったのか・・・」と思いつつ、「マイナスな事言っちゃったな」とは思ってません。
ご本人たちも、見せられる舞台ができると、判断して立たれていた舞台に対する感想なので、正直に思ったことです。
生の舞台は日々変わり、印象も変わるので、感想が変わる事も、ありと思ってます。
解釈がずれてる事は、個人的に多いので、そこは注意してます(反省)。
同じ人物が、「個人のブログ」として書く場合と、「雑誌等の記事」として書く場合の違いが良く分からないので、ずれてたらごめんなさい。
ただ、個人的に、タイミングの悪い、「裏話」と思いました。
個人的感想なのでご容赦ください。
さいたまんぬ
(出典:WEB青い弓)