「風間さん」に思う~「若手超絶演技」と「強運」と「ジェンヌっぽくなさ」~

個人的意見なのでご了承ください。

 

生の「風間さん」、今回『エリザベート』で初めて見ました。

「演技が上手」は、「歌」「ダンス」に比べて曖昧です。

「3拍子揃った実力派」も、2つ位揃ってたら、上乗せされて、そう言われる場合もあり、レベルも違います。

勿論、「ホンモノ」も混ざっているので、実際自分の目で確かめたいと思います。

その最たるものが「芝居」。

人によって、解釈や感じ方が違う為、「上手」に、「主観」が比較的大きい「芝居」。

 

「自分の目で確かめたい」は、興味以外、何もないです。

「芝居上手」は、分かりやすい人と分かりにくい人がいるので、興味があります。

 

「風間さんルドルフ」は、初観劇の感想で「意外なルドルフ」と書きました。

「生命力に溢れ、強い意志」の「ルドルフ」

 

これまで見たことない「強くて激しいルドルフ」。

初めて見た「ルドルフ」に、「違和感や戸惑い」を感じつつ、同時に、

「型にはめないで自分なりのルドルフ」を創ってることに驚きました !!(゚ロ゚屮)屮。

初めての本公演の大役なら、歴代の方を模倣したいやん。

本公演の役なので、模倣はNGかもしれなくても、「型(イメージ)」あるやん。

「新解釈」を提示してきた「風間さん」に末恐ろしさを感じました w(゚ロ゚;)w オォー。

 

基礎ができていないと、そこまで見れません。

「歌が・・」「声が・・」と、そちらへ意識が向くと、「役」を見るまでには至りません。

大概、「注目スター株」の若手ジェンヌさんは、「ビジュアル」を見て、「目立つ(華やかさ)」かどうかを吟味する感じ (*゚.゚(゚.゚*)☆゚・*:.。.☆

あくまで、私の見方です。

 

それが、初「風間さん」は、いきなり「役を見て、しかも考えさせられた」

純粋に「役」を見れて、周囲に見劣りしない !!(゚ロ゚屮)屮

「新解釈ルドルフ」も、説得力があり、新鮮でした。

役に正解はないので、Wキャストの違いが堪能でき、見応えがありました。

 

若い「風間さん」が、「新解釈」を提示してきたこと、とにかく驚愕しました。

宝塚は、「芝居」と同時に、「男役づくり」もしなければならないです。

若い学年の頃は、「声」や「所作」に「男役の未熟度」が表れます。

そこを飛び越して、感じさせない、しかも舞台に余裕すら感じる・・・!!(゚ロ゚屮)屮

 

 

「スター候補」としての「華」度の高さ「実力」の高さが共存した恐ろしい方が現れたと思いました。。。

 

そして、「ルドルフ」だけじゃなく「シュテファン」も演じてます。

「ノーブル蓮さんエルマー」と対比する「若くて熱い闘志をもつシュテファン」

こちらは、「ルドルフ」とまた違う「熱さ」のある「シュテファン」で、とにかく活き活きしてました。

この演じ分けが、すごい・・・w(゚0゚*)w 

「シュテファン」目立ってます。でも、出しゃばってる感じじゃないです。

「エルマー」との対比が浮き彫りになり、芝居がより良い形になってます。

「芝居上」周囲とのバランスを考えてる・・・w(゚0゚*)w 

押し出すべき時(「ルドルフ」)は、遠慮しない・・・w(゚0゚*)w 

緩急自在・・・w(゚ロ゚;)w

「芝居」で頭角を現す「若手男役さん」で「スター路線」は少ない気がします。

「ダンス」や「歌」の方が多いです。(まず、ビジュアルかな・・・)

よって、稀に見る「芝居巧者」で、異色感のある、頭角の現し方。

 

本公演「ルドルフ」と新人公演「ルキーニ」の両立も大変。

でも、どんな「ルキーニ」でくるのか観てみたい!!

と思わせる、もはや技術への不安を感じさせない若手超えした「芝居」。

 

勿論、「風間さん」は男役としてもカッコいい方ですが、私の見方が、「ジェンヌさんに恋するように観るタカラヅカ」より「舞台や演技を楽しむ」と、「タカラヅカ超え」してます。

それが、「ジェンヌっぽくなさ」です。

(ヅカの舞台の演技が劣っているのではなく、男役に見惚れる要素が入ると言いたい)

 

そして、「強運」の持ち主だと思います。

「抜擢」されて、期待に応える結果を出すのは、「実力」。

で、新人公演の「ルキーニ」は大好評だったようです(*TーT)b

ネット記事でも、「暁さんトート」と「美園さんエリザベート」がピックアップされつつ、「風間さんルキーニ」の名前も見かけます。

大概は、主演とヒロインに関する内容が多い気がします。

 

蛇足ですが、朝日新聞「月刊タカラヅカ」にツッコミたい点。

歴代役で、「トート」「エリザベート」「ルキーニ」が掲載されてました。

・・・「フランツ」は (T△T)!?

 

学年的に、いい時期に、良い作品に巡りあえている印象。

「グランドホテル」で注目されたのも、「オットー」は2番手役でも、印象に残る役。

「配役」は、「実力」を見込まれてますが、「作品」の巡り合わせは「運」です。

そして、美弥様が休演中で、触れるべきではないか、悩みました。

「風間さん」についてなので、ご容赦ください。

 

評判の良かった、新人公演「ルキーニ」を本公演で演じることになった。

代役は、通常、発表されないので、元々、決まっていたと思います。

ただ、新聞で2番手級の役に見える「ルキーニ」を新人公演のキャストが演じる。

それが、超目立つ役「ルキーニ」。

『この日は「ルドルフ」を演じるはずだった「風間」が「ルキーニ」を演じる 』

と、説明が丁寧な記事まである(スポーツ報知)。

 

演出家の判断で、決まったのは「実力」ですが、「運」の強さも感じてしまう。

芝居にこだわりが強めな印象の「月組」に配属されたのも、持ち味を考慮されたのかもしれないけど、少し「運」も感じます。

 

ご本人の実力も驚異で脅威な存在ですが、「強運」の持ち主とも思ってしまいます。

「運も実力のうち!?」

どんな男役スターになられるのか、興味深い方です。

個人的感想であることをご了承ください。

 

さいたまんぬ

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