花組③「MESSIAH」~「柚香さんリノ」が良かった~
ネタバレが含まれるので、スルーしてください。
初回の感想で、変わっていくこともご了承ください。
今回、「ポスター」のイメージよりは地味でした。。
舞台背景上、出演者は農民多数なので、衣装が地味になるのは仕方ないです。
(時々、画期的だったり、センスの良さを感じる衣装や場面も多々ありました。)
よって、地味な衣装より、感動したのは、「大階段°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°」
今まで、「ショー」以外で、「大階段」が画期的且つ効果的に使われ、強烈な印象が残った点は、大きな見所です。
そして、「柚香さん」
今回の「リノ役」地味色の衣装で、平伏していたり、走って去る場面が多いのか、視覚的には、目立たないです。
そして、個人的初回感想ですが、
「邪馬台国の風」と「あかねさす紫の花」を間で割って、ちょっと前者よりな作品。
でも、殺陣がダンスっぽく折り込まれていて、かっこいいです。
「リノ」は舞台を観る前は、「天比古」っぽいと思っておりました。
報われぬ恋を仏像(天比古)ではなく、絵に表現することで昇華しようとする辺り。
それが、「いい役」ではありませんか Σ(・□・;)
いえ、それ以上に、「柚香さん」の「芝居」が上手くなっていることに驚きました。
(少し失礼)
「明日海さん」「仙名さん」は言うまでもない出来で、良かったです。
「柚香さん」は、「あかねさす紫の花」からの変貌ぶりに驚きました (*TーT)b
「ポーの一族」の「アラン」が等身大で演じてるような感じで、良かったとしたら、「リノ」は、明らかに「演技」で内面の苦悩が滲み出ており、深みがありました。
さいたまんぬには「天比古」の良さが分からず、共感できません。
そして「大海人皇子」も演じ方によっては、幼い印象を抱いてしまいます。
なので、2つの役で、共感できなかった「柚香さん」から、たった2か月で、共感する人物が見られたことに、感動しました (TmT) 。
現在の上級生スター陣が演技派であるため、分が悪いとはいえ、個人比で、成長されてました。(失礼)
しつこいですが、地味な衣装の中でも地味な衣装にも関わらず、印象に残るいい役。
「役」自体が「いい役」でしたが、「いい人」止まりで終わらず、印象に残ったのは、「柚香さん」が良かったからです。
ただ、ちょっと気になるのが、「分が悪い」です。
劇団の「分が悪くならないよう」良くない方向への配慮は、要らないです。
「柚香さん」のバウ公演などを観ていないので、華麗な「つぼみ」のイメージですが、開花は近そうです☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆
さいたまんぬ