月組バウ公演「愛聖女」ライブ中継①~男前「愛希さん」にヒロインがいた!~
幕開けから、ストーリーと関係なく、泣きました (´;ω;`) 。
ラストも泣きました (´;ω;`) 。
「愛希さんロス」の心準備公演です。
作品は、心温まる場面もありますが、コメディです。
作品自体は、正直、好みではないです。
正統派の「ジャンヌダルク」が観たかったという思いは、やはり変わらないです。
冒頭と最後の場面が、少し正統派っぽく、良かった事から、その思いが残りました。
とにかく、「愛希さん」の魅力で引っ張って、良く仕上がっていた作品でした。
(個人的感想です)
ただ斎藤先生は、「愛希さん」に充て書きしており、個人的「愛希さん」の好きなツボを見事に押さえていた点で、先生に称賛を送ります°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°。
先生、ありがとうございます。
こんなキャラクターの「愛希さん」が観たかったんです\(*T▽T*)/
そう「愛希さん」、男前でカッコよかったです☆彡
さばさばした口調や行動、あっさりしているけど、時に熱く、正義感が強くて、つい見過ごせない思いやりもある、まさに「ヒーロー」でした。
女子校でモテる先輩の典型!!
「愛希さん」は、「色気」や「艶っぽさ」を感じない娘役さんの印象です。
そして、清潔感とフレッシュさが変わらず、それが、個性として魅力的です。
「GUDDY」のように「キュート」さと、男役っぽいシャープなダンスの「カッコ良さ」が同居していて、「娘役らしくない」ところが好きです。
勿論、「娘役らしい」娘役さんも好きですし、「艶っぽい」娘役さんも好きです。
ただ「愛希さん」については、「娘役らしくない」点が魅力的でした。
今回の「愛希さんジャンヌ」が、まさに、その集大成でした。
全体的には、ポップでコメディ色が強いのですが、時々、胸に沁みる歌やかっこいいダンス、退団を意識した台詞が入っていたので、(ノω・、) ・・涙。
娘役さんが主演の舞台というより、「愛希さん」という役者さんが主役の舞台という感じで、宝塚の娘役の域を越えていました。
全く、センターに違和感がなく、ラスト、背を向けて舞台の奥へと歩く去り際。
その背中と歩き方は、男役さんの退団公演のような、哀愁が漂うけど、潔さがあり、とにかく「かっこいい」の一言に尽きました。
「愛希さん」なら、どんな役でも「自分」に引き寄せて、役を魅力的に生かすのだろうと思いました。
ただ、以前にも書きましたが、演出家先生も「魅力的」と思う役者さんに、役を充て書きされる事も多く、恵まれた役が多かったし、再演の役でも失敗がない点で、役者です。
だから、もう宝塚を卒業されても仕方がないのかなと、実感しました"(/へ\*)") 。
(以前書いたことと、かぶってます。)
「愛希さん」はダンスで魅了され、芝居は後からじわじわ、上手さを感じます。
ただ、「歌」は技術的にすごく優れているとは、失礼ながら思いません。
でも、劇中で歌うと、しんみり胸に沁みる点が、やはり役者です。
衣装も、フィナーレの娘役姿のドレスは勿論素敵でした。
個人的には、ラストの騎士風の衣装に、より魅力を感じた点で、やはり、かっこよかった!!です。
「ライブ中継」のおかげで見ることができ、感謝です・☆ヾ(TωT。)゜・☆
そして、「かっこよさ」を感じたのが、ヒロインがいたこと!!
「愛希さん」は「娘役」なので、恋物語なら相手役は「男役」。
作品は、ジャンヌに、ラブロマンスはなかったのに、友人的立ち位置にあたる役柄の方が、「相手役」に見えた不思議・・。
そこが「愛希さんジャンヌ」の「男っぽさ」です。
その役が「パメラ」(天紫珠李さん)です。
冒頭から、ソロで歌って、出番と「愛希さん」との絡みが多く、目立つ目立つ☆彡
以前「注目株」として、名前をインプットしたお方ですが、一発で憶えました (゚∀゚)b
全体的に、出演者に歌や台詞、場面が与えられており、若手が活躍する機会が多い「バウ公演」らしい作品でした。
それにしても、「ヒロインΣ(・□・;)」と思うほどに、目立ちすぎる役柄。
歴史上の「ジャンヌ」に元々憧れている役ですが、実際に出会い、段々、人柄に惹かれていくのも、友情を越えた感じで、「相手役」に見えました。
「パメラ」には恋人がいて、彼との絡みの場面もあるけれど、やっぱり「愛希さん」の「相手役」でした。
今後の去就が気になる娘役さんです。
今回も、個性的なキャラクターが多く登場し、各役に歴史があり、活き活きと魅力的に演じられていて、良かったです。
出演者が少なく、個性的なので、名前と顔が一致しやすく、若手月組ジェンヌさんを一気にインプットできた、コスパの良い「ライブ中継」でした。
個性的で、印象に残った方が多かったので、②へ続きます。
さいたまんぬ