月組『チェ・ゲバラ』シアター・ドラマシティ①感想(前編)~ 轟理事様!!魅力全開と印象的なキャスト~

「ざっくり」のつもりが、長くなったので、「前編」「後編」に分けました。

結果から先に言えば、チケット代と公演期間がブレーキになった魅力的な公演。

予習不足も、めちゃ後悔 × めちゃ後悔 × めちゃ後悔・・・

 

「フィナーレ」も「ショー」がなく、ミュージカルだけど、

芝居色が濃い、革命家と理事様のお顔も濃い(作品に似合う)、密度の高い公演。

革命に命を燃やす熱い舞台に引きずり込まれた、劇場サイズが、作品と人数に合っていて、熱気が伝わり、ぞくぞくして、素晴らしかった公演。

 

「轟理事様」に、後光が差していて、圧倒されました(ひれ伏した)。

喉の調子がイマイチでしたが(これはもう変わらない気がする)、

それを差し引いても、素晴らしかった「轟様チェ・ゲバラ」。

気になるけど「チェ・ゲバラは喘息持ち」と思えば、あまり気にならない(失礼)。

何らかの賞(女優賞、作品賞)をいかにも受賞しそうな作品。

 

革命家であること位しか知らない「チェ・ゲバラ」ですが、

きっと、こんな風にカリスマ性があったんだろうな・・・

と思った、求心力が半端なく凄まじい。

今の「轟理事様」だからこそ、醸し出せる風格や深みのある渋い男役。

(元々、渋い印象)

客席に背を向けて去る「轟理事様」の背中は、「革命家の男」でした。

 

リアリズムを追究される程、「夢の世界の王子様」とはかけ離れる点で、

個人的には複雑。

「ヅカらしくない」は、最近「ヅカらしい」が少ない?、とりあえず使わず、

シンプルに「作品と役者の芝居勝負!!」でキタ――(゚∀゚)――!!

 

気高く崇高で、力強い「轟様チェ・ゲバラ」の魅力に、

舞台上の月組生(革命家や民衆)が崇めて付いていくのが、分かる (゚∇゚*)(。。*)ウンウン !

 

しかも、 

スポットライトに浮かび上がるお姿とお顔の美しさに、魅入ってしまいました。

・・・「声」以外、若返っておられました(余計な一言、失礼)。

 

ヅカの「革命」作品はいい (≧∇≦)b

 

「轟理事様」と「チェ・ゲバラ」は、もはや一体化されてました。

「轟理事様」株(持ち株)、急上昇 d(≧▽≦*) !!

 

そして「轟様チェ・ゲバラ」ありきの作品とはいえ、月組生が適材適所で大活躍!!

少人数なので、「研1さん」まで役付きで目立つ為、『チェ・ゲバラ』組はおいしい。

お一人で、何役もこなし、忙しそう。

そして、「掛け持ち役の違いが大きすぎ」

(組長さんは「大統領」から「〇〇の男」まで・・・目立つ方はツッコミたくなる。)

革命の舞台を少人数で行うので、「ゲリラ」でいいね (*`д´)b。

 

「チェ・ゲバラ」「風間さんフィデル」「天紫さんアレイダ」のトリオで歌う場面。

 (追)弟「ラウル・カストロ」もいるので、「フィデル」に修正。

新人公演主演コンビとは思えない・・・学年関係なく、役者としてぶつかり合う舞台。

 

「夢々しさはない」けれど、力強さがみなぎり、緊迫感と迫力で「見応えあり」!!

 やはり、芝居で舞台に立つなら「センター」な存在感の「轟理事様」。

でも、数に限りがある「大劇場の組公演枠」。

 

「轟理事様」は大劇場降臨より、これ位のサイズの劇場で密度の高い主演公演がいい!

と、上から目線で失礼ながら、思いました。

(「専科公演」枠でもいい。)

 

「轟理事様」の素晴らしさは、横置きして、月組生の感想。

「月組生」お目当て&期待度が、か~な~り高めで、とても楽しみにしていたので、

気になる「月組生のキャスト」の方々・・・期待を外さない d(≧▽≦*) !!

 

ざっくり思ったことを列記・・・が長すぎました。

個人的感想なのでご容赦ください。(少々上から目線も)

 

①「風間さんフィデル」上手い、そして濃い、その点が気になる今後。

「100期生」もいつのまにか「研6」。

でも「轟理事様」との学年差に、引けを取らず、ぶつかり合う度胸と上手さはすごい。

見た目は、ちょっと若い。

でも、そこは全然惜しくない、若くていい!!

・・・轟様に少し似ていらっしゃる風貌。

予想通り、原始人「オジー」は、「フィデル」で更に濃くなられておりました。

歌も情感がこもり、「芝居歌」で上手い。

(轟理事様のお声が・・な分、より引き立つ・・・理事様も迫力でカバー!!

知的で、じっくり考えてから判断して行動するので、よく考え込む姿に風格があり、

立場上、「チェ・ゲバラ」との絆に苦しみながら、決断する姿に風格があり、

・・・風格があり過ぎる、芝居色もお顔も濃い「風間さん」。

 

濃すぎる役が似合いすぎて、脳内で定着してきた「風間さん」。

学年の割に渋いし、上手いので、

「キラキラ王子様」系のスター好きとしては、

「ノーブル」より「渋い男役街道」を猛スピードで突き進まれているお姿に、

今後の役柄が気になるところ。

 

偶然続いたのか、超リアルに渋い男役道を極められるのか、

原田先生の「将来の月組を担う逸材」(パンフレットより)にうなずくけれど、

気になる。

偶然も重なり、「芝居」で脚光を浴びる機会が多く、

実際、半端なく上手いと思うのですが、

「ショースター」として、キラキラ感をもっと観たい、と個人的に思うお方です。

(偶然渋い役柄が重なり過ぎた。)

 

「フィデル」はとても魅力的な人物。

『凱旋門』なら「望海さん」ポジションの役。

そして「フィデル」は盟友、コケられない重要な役。

もう、「風間さん」新公主演は、いい意味で卒業していいでしょ~。

そして、

  観たかった、観たかった、休演が切なすぎる、未練と傷が癒えない・・・。

 

②二人のプリンス「蓮さん」「礼華はるさん」の行方が気になる。

 お国柄、浅黒い肌が多い中「プリンス感」が漂うお二人は、お美しい(*゚▽゚人゚▽゚*) ♪

「蓮さんミゲル」は、ポジション的にも合っている役柄・・・でも大きい役!

(皆の足を引っ張ってる役にも見える・・・)

 個人的に「ノーブル」好きなので、癒される麗しいお姿。

「正統派スターなノーブル感」でとてもいい感じですが、

「濃い組」に囲まれると、芝居と線の細さから、弱めに見える・・・惜しい感。

 学年的に今後が気になる、ノーブルなプリンス「蓮さん」。

 

「礼華はるさんルイス」は今回、学年的にもついにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!な役。

 (追)「ラウル」と「ルイス」は全然違う・・・間違えです、ごめんなさい。

 「ソロ」まであって、超「おいしい」役。

  個人的には、同期「彩音星凪さん」寄りの推しでも、

  この方の「ノーブル感」と長身で美しい佇まいは、気になる。

  正月の『ON THE TOWN』では同じ位の立ち位置で、

  新人公演で「彩音さん」に「推し」入った?と思ったけれど、

 今回の「ルイス」はおいしすぎー (*゚.゚(゚.゚*) ♪

「若手並み」を、美ジュアルで吹っ飛ばしていた辺りが「華」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°。

(褒めてます)

 フィナーレのラブシーン風の挨拶が、カッコ良かったです。

 今後のお二人(彩音さん)の行方が気になるところ。

 ・・・「風間さん」の1期下というのも気になる。

 更に1期下も気になる「一星慧さん」、「蘭世恵翔さん」・・・。

 個人的にハラハラな月若男様衆。

 

 ③二人のプリンセス「天紫さん」「きよら羽麗さん」の行方が気になる。

 「天紫さんアレイダ」は、利発そうで、ハマり役!!

   舞台がパッと明るくなる華やかさに加えて、カッコいい女が似合っていて、

   とても良かった (゚∇゚*)(。。*)ウンウン

   「天紫さん」も「轟理事様チェ・ゲバラ」に引けを取らず、お似合いでいい感じ!!

 ただ、知的ではつらつとして芯の強い「大人な女性」が上手くて似合うと、

 若返りを図る劇団において、大劇場公演の「ヒロイン」微妙。

 (理事様の相手役が似合うと、「大人な女役」が似合う娘役さん・・・)

 と、思わせる存在が「きよら羽麗さん」(-_-)ウーム

 

 目立たせないために、少年役「エリセオ」だったのか、謎ですが、

 「きよらさん」、少年役が魅力的 (*゚▽゚人゚▽゚*) ♪

 「少年(男役)」になりきっていて、娘役を封印、上手い・・惹きつけられました。

   お顔も泥付けて、薄汚れた姿でも、目を引く存在感。

   センターで「少年」として踊る場面があり、ダイナミック・・・太鼓判 d(≧▽≦*) !!

   ついに目立たせた~と思ったので、「半端ない華」に「待ち」はなさそう。

『アンナ・カレーニナ』を観ていないので、

「歌」も知らないですが、「華」に加えて、芝居良しダンス良しで末恐ろしい。

『夢現無双』新公「城太郎」役は上手かったし、本役「りん弥」も美貌に目が釘付け。

  他の組へ行きそうで行かなさそうな、今後に要注目のお方です。

「天紫さん」も魅力的!!なだけに、「学年.etc」、運の要素も大きい娘役さん。。

 

 ④安定感と存在感抜群で、独自のスター街道を着々と歩まれる「輝月さん」。

  そのまんま。

  この方が演じられると、面白くて、印象に残る役になり、安定感抜群の舞台。

  センター「ソロ」も、物理的にも存在感が大きくて、ダイナミックでキメてました。

  どこか憎めない役で、舞台を締める役をこなされ、「スター性」も同居する、独自の地位を固めていらっしゃる、頼もしいお方。

「役柄」のまま挨拶される「フィナーレ」で、

「きよらさん」が「光月組長さん」から「グータッチ」されていたのが、羨ましかったのか、そっと「グー」を「組長さん」に向ける姿が微笑ましかった「フィナーレ」。

 

ざっくりのつもりが長くなったので、いきなり「後編」へ続く。

 

さいたまんぬ

 


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