雪組『ファントム』で気になった「男役さん」~脇を固める方々~

「若手男役さん」については、結構書きました。

でも、芝居において、重要な脇役(台詞あり)は上級生が多く、

良かったので、感想を書くことにしました。

自己満足の備忘録です。

 

「雪娘様」については、今回、ほぼ触れてません。

「舞咲さんカルロッタ」と「朝月さんベラドーヴァ」が素晴らしかったです。

それは、すでに書きました。

「朝月さん」は、気になる方なので、今回も良かっただけに、益々気になる。

ただ、学年の壁。。。

 

後は「若手雪娘様」ですが・・・役柄上、「B席」の私には判別できなかった・・。

かなり見守り中の「彩さん」は、その中では、少しだけ目立つ役なので分かります。

(「見守り中」=割と「気になる」)

でも、「少しだけ目立つ役」という辺りに、オリジナル作品と違って、

役の数が少ないことを実感します。

 

長い前置きでしたが、個人的に気になった方々は、以下の通りです。

 

①「芝居がいいね~」と気になった方々

「奏乃はるとさん」 ジャン・クロード役(オペラ座の楽屋番)

「真那春人さん(92期)」ルドゥ警部役

「透真かずきさん(91期)」文化大臣

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②個人的に気になった方

「久城あすさん(94期)」オペラ座の舞台監督

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③華やかさが目を引く点で気になった方

「煌羽レオさん(94期)」リシャール(オペラ座の団員)

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④「従者」の中で、悲哀に満ちているのが気になった方

・「鳳華はるなさん(98期)」

 

①の方々が、最も「芝居」に関わってくる役で、目立ちます。

なので、「いい芝居」で気になった方々。

「奏乃さん」が個人的にツボでした。

 ルドゥ警部の方が、派手で目立つ役です。

 やや地味な役(オペラ座の楽屋番)が「奏乃さん」?

 と思い、地味だなぁと、しばらく観てました。

 ただ、観劇後半になるにつれ、

 この「一見地味さ」が、この役には大切と思いました。

 長年オペラ座で働き、色々見てきた人。

  「影のオペラ座の番人」という感じで、「オペラ座」を愛している人。

  「ファントム」の事も「オペラ座」で起こる出来事だし、色々知ってそう。

  「キャリエール」との付き合いも長そう。

 終盤の場面、「ファントムとキャリエール」を見守る姿に「愛」を感じました。

 下手に演じたら、地味で終わる役。

 口数(台詞数)は少ないけど、表情で語る、特に芝居後半が良くて、真価を発揮。

 じわじわくる感じの良さで、「上手い」と思いました (*TーT)b !!

 

「真那さんルドゥ警部」「透真さん文化大臣」は、ちょっと余韻が残る良さ。

 お二人共も、これからの活躍が楽しみな、まだ伸び代を感じさせる方。

 (逆を言えば、あと一歩欲しい感あり。えらそうですみません。)

 

「真那さん」は派手な役で、脇役では「かなりおいしい役」。

   真面目で仕事熱心な警部。

 「新・旧支配人」に対して、表面上は「中立的」!?

   後半「ファントム捕獲」に乗り出してからは、いよいよ目立ってくる役。

   終盤の場面、「フィリップ伯爵」の近くにいるので、「オペラグラス視界内」。

   なので、表情の変化が大きく、心情の変化の大きさを感じさせていい!!

   ⇒ 自分が追っていた人物の正体を知って複雑そう

 

「透真さん」は、「新支配人アラン・ショレ派」の役。

   なので、Wキャストに合わせて、役柄の印象がちょっと違って見えました。

   (目立つ役ではないので、少し曖昧な記憶です。)

 「彩凪さんアラン・ショレ」だと、ちょっと茶目っ気あり。

 「朝美さんアラン・ショレ」だと、ちょい悪感あり。

   最後にBパターンを観た時

   細かい演技が変わる「彩凪さんアラン・ショレ」(群衆芝居では目立たない)

  に合わせている演技を見てふと気づきました。。

  その演技の変え方が自然で気づかなかった辺りに、上手いと思った方です。

  (曖昧とは言え、Bパターンの茶目っ気の演技が、いい感じで、上手い方です。)

 

②の「久城さん舞台監督」は、ほぼ目立たない役です。

 「久城さん」は若手の頃、

 「あと一歩で、路線系なのに惜しい、品があり綺麗な人」(失礼!?)

 と、気になっていた方です。

 今回「完全に脇役」と「地味でいい人」が絶妙で、やはり綺麗と印象に残った方

  (褒めてます)

 

 ちょっと話がそれます。

 あくまで 個人的な印象です。 

 「注目株ジェンヌさん」が、路線から外れて、脇役へと「役」が変わっていく時、

 「芝居」が開花すると、「華」と共に「名脇役」になっていく印象。

 「注目株度」と「時期(新人公演卒業後位から)」によりけりです。

 「脇役特化」で、若手の頃から、上手い方々もいます。

 「別格スターさん」になれば「脇役」でも、目立ってスターっぽい役になる。

 

  徐々に移行され、脇役として、ポジションを固めていく印象があります。

 (上級生になるにつれ、芝居経験が豊富になり、上手になっていくのかも!?)

 

 今、移行期間中で「地味に綺麗な方」の「久城さん」

 ・・・94期かぁ。

 

③「煌羽さん」は、「久城さん」より「華やか」で「あと一歩・・・」な方。

   今回、「団員」の中では、赤い軍服で「永久輝さん」「綾さん」と共に目立つ。

   華やかな役で「華やか」

  「久城さん」程、個人的に注目していなかったので、ほぼ知らない方です。 

  『凱旋門』では、少し目立つ役(「死の鳥」のあだ名を持つ「亡命者」)

  「真那さん」より「目立つ脇役」だったのが、今回は「スター系目立つ役」。

   微妙な立ち位置で、脇役への移行が割と難しそうな方と思い、気になった方。

  ・・・94期かぁ。

 

④「従者」の「鳳華はるなさん」

 「従者」は、街で「エリック」が助けた「浮浪者」らしいです。

 なので、それぞれに人格設定がありそうですが、前に書いたように、

 登場する場面が暗かったりして、席が遠いと見えにくいので判別が難しい。

 ただ、「鳳華さん」は、「エリック」の悲しみに共鳴するかの如く、

 絶望的な演技(台詞なし)をしているので、分かりやすいです。(印象的)

 その演技が、すごく印象に残るだけに、「従者」の過去や正体が気になります。

 

 以上です。

 

雪組の上級生は、「スターさん」以外、ほぼ認識せずに観てました。

『凱旋門』でもあまり注目せず、感想にも登場していないです。

作品のインパクトが、個人的に強かった『凱旋門』。。

 

『ファントム』キャストの個人的感想は、一旦終了です。

 

個人的な感想なのでご容赦ください。

 

さいたまんぬ

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