月組「雨に唄えば」③~「美弥さま」真価を発揮~

一気に「感想」を書いている本日は、「力尽きた休息日」&「星組観劇前」。

インパクトのある星組公演で、「美しき余韻と感想」が、良い意味でぶっ飛ぶと切ないので、余韻に浸っている内に残しておきたい。。

 

「妖しさ」「色気」で、ご自身の「男役の美学」をもはや、究めの域にまで達していらっしゃる「美弥さま」。

(個人的感想です)

ここに来て、爽やかで明るい好青年役。

でも、違和感なく、上手い(≧∇≦)ъ ! 

ダンスも、「高野さん」役仕込みで、群舞でも目立ち、うっとりしました♡

「繊細でバレエベース」なダンス。

軽やかなステップで、「コズモ」の役柄と一致して、ぴったり。

元々、「珠城さん」と見事なまでに、正反対の持ち味のお方。

でも、しっかり補佐しつつも、自分の個性を発揮されているのが、すごいお方。

上級生なのに、自然に優しく見守る感じで、「珠城さん」も、萎縮せずに、それでいてさりげなくちゃんと上級生として立てている様子が、「歌劇」を読んでいても感じられて、好感度大です。

今回の作品は、トップコンビが男役2人で、ヒロインはちょっと脇に回る感じ。

なので、舞台上で、お二人のやり取りが多く、特にアドリブで素が滲み出て、心温まりました。

良い関係なんだろな~と。

 

で、「コズモ」としての「美弥さん」。

役柄の持ち味が、今までと違うと仰ってました。

前回公演「カンパニー」で、「珠城さん」演じるで「青柳さん」が周りを調整しながら、調和を取る役割だったのが、今回、「美弥さんコズモ」がその役割を担っておられました。

ほんと、今までにない感じ。

上手に、周囲を動かしていく「コズモ」、憎めないキャラクターです (・ω・)b 。

若々しく、瑞々しくて、学年を感じさせない(失礼)。

若手時代の星組の頃を彷彿させる、少年っぽさが、合ってました。

演技の上手下手って、判断基準は人それぞれです。

ずばぬけていると、全員一致ですが、後は好みや感受性の域なので、微妙です。

さいたまんぬは、個人的に「月組の芝居」が好きです。

(もちろん、「ベルばら」の形式的な古典的宝塚演技も好きですが。)

月組の芝居」は、自然な会話っぽい点が、下級生まで一貫している感じです。

「台詞っぽくない」感じが、比較的他の組より、強く感じるのは、もっとも「今の月組」に思うことで、知らない時代は知らないです。

なので、他の組を含めて、組替えしてくると、カラーが違うので当初「違和感」を感じるジェンヌさんもいらっしゃいます。

それは当たり前で、持ち味と重なる部分もあり、何の違和感かよく分からないです。

ここ最近は、異動が激しく、「浮いてる」位の大きな「違和感」は感じないです。

月組」への異動ビトに感じる「違和感」は、「芝居」の「台詞回し」等です。

そう、「芝居」です。

「〇〇な△組」で、「ダンスの花組」以外は、割とその時々で、柔軟性のある表現が使用されます。

月組」は「芝居の月組」と形容されることがよくありますが、時々それを感じることがあります。

今回、「ライブ中継」は、さいたまんぬ的「SS席」なので、表情や仕草が鮮明に見えます。

そして、「月組」でこの作品を観て、各キャストの演技に「芝居の月組」を感じました

 

星組の「美弥さん」。

「妖しさ」「色気」は、「キザっぽさ」にも少し被り、「男役らしさ」で魅力的ですが、「自然な芝居」とは、離れた位置にあります。

なので、観てない作品も多い事もあり、「美弥さん」の演技が「月組っぽい」かは判別できませんでした。

別に、月組っぽくなくても、「魅力」は変わらないので、どうでもいい話です。

ただ、今回、ちょっと「月組っぽさ」が伝わってきました (゚∇゚*)(。。*)(゚∇゚*)(。。*) 。

「めっちゃ月組っぽい」は、「シンプソン光月さん」たち撮影スタッフ組です。

「めっちゃ」が濃すぎるので、「ちょっと」と形容しましたが、それでも、馴染み具合に、驚きました  Σ(・□・;)

良い意味で、「妖艶さ」方面で、「男役美」が完成の域に達してきている中、正反対の「コズモ」を、違和感なく、魅力的に演じられてるのが、すごい!!

トップスターになると、トップ中心に作品が決まることも多い(と思う)ので、持ち味と全く違う役柄が回ってくることは、少ないかなと思います。

(珠城さんのトート・・・・長期政権と思っている理由の1つ。)

今回、失礼ながら、

「あまり合わない気がする」

「きざっぽい台詞回しが滲み出たらどうしよう」

などと、勝手に想像してました。

杞憂でした   ! (* ̄▽ ̄)db( ̄▽ ̄*) !

「コズモ」は、大らかではあるけど器用な感じです。

これまた失礼ながら、大らかな「珠城さん」ですが、器用「コズモ」は合わないと思いました。

(不器用って意味ではないです!)

やっぱり、「美弥さんコズモ」は、貢献度大です。

そして、「きざっぽさ」を見事封印された「コズモ」。

 

「引き出しがまだまだある」のか「成長途上」なのか分からないです。

とにかく「妖艶さ」と無縁な「コズモ」を魅力的に演じた「美弥さん」は、すごい。

とりあえず、「美弥さん」が「オールラウンドプレーヤー」で「珠城さん」を支えて下さる間は、「珠城さん」も成長すること、間違いなしです。

見た目も持ち味も全く違う、凸凹なコンビなのに、お似合いですごい。

「すごい」の連発でした。

(文章に重なる箇所があるのはご容赦ください)

 

最後にこの作品は、

「美弥さん」の真価を改めて気付かせてくれた点でも「すごい」。

「再演」万歳です°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

さいたまんぬ

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