宙組『アナスタシア』宝塚大劇場①~初日ざっくり感想~

☆.。.:*・゚☆(*゚▽゚)/゚・:*【豪華絢爛ヅカ版海外ミュージカル】*:・゚\(゚▽゚*)☆゚・*:.。.☆

最初に思った素直な感想 ⇒ お金かかってそう(衣装・装置・映像・パンフも高級感

海外ミュージカル ⇒ 歌の洪水(楽曲数が多い)、主要キャストに持ち歌・場面あり。

ヅカ版 ⇒ 主要キャスト以外は「その他大勢」。「群衆」で豪華さ増し増し↗↗

「真風さんディミトリ」が主役・・・ちょっと無理矢理感?

(梅芸版予習からの個人的感想です。)

梅芸版が観れず(「海宝さんディミトリ」.etc未練)、頼みの綱だった「ヅカ版」。

(T∇T)ノ・:*配役も良く、気合いをめちゃめちゃ感じた公演。

⇒ 主要キャストが少なく、役不足な方々も多いけど、「ちょい役」も手堅い人選(実力重視)。

2020年最後の大劇場公演を飾るにふさわしい、感動・感謝の豪華な舞台°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

2017年初演のミュージカル・・・洗練された雰囲気の舞台(語彙不足)と耳馴染みの薄い音楽(知らない作曲家)。

初日はメイン曲以外、頭に残らず。

(メイン曲♬「My Petersburg」「Journey to the Past」(梅芸版)は「YouTube」で聴いていた。)

ただ、「真風さん」がめちゃ歌われる・・・上手くなられて(失礼)感動 (*TーT)bグッ!

「まどか様」は、「アーニャ」を待っていたのね、のハマりっぷり(*゚▽゚人゚▽゚*)

「芹香さん」は、一見地味でダーク。じわじわ攻めてきて、後半の追い上げがお見事。

振り返れば、印象に残るオイシイ役どころをバッチリキメる力量は、天晴れ (*TーT)bグッ!

「桜木さんヴラド」が最も意外 (゚ロ゚屮)屮オォー

味のあるコミカルな老け役がチャーミングで大活躍。

めちゃ良かった ( ゚▽ ゚)( 。_。)ウンウン

「和希さんリリー」は、さすが「職人(に見える)」。

さらっと、さりげなく絶妙に上手くて魅力的。

正統派鉄壁「真風さん」「芹香さん」コンビに、「まどか様アーニャ」が君臨。

「桜木さん」&「和希さん」は、別の路線で存在感を示され、お二人共、魅力的!!

君臨と言えば「寿さんマリア皇太后」・・・やはりこの方だよね、納得の「圧」。

「まどか様アーニャ」以外は、本来の持ち味からのハマり役ではないと思う役柄なのに魅力的なのがすごい・・・実力を感じました(・∀・)ィィネ!!(・∀・)ィィネ!!(・∀・)ィィネ!!

(層が厚く、下積み期間が長く感じる「宙組」)

 

梅芸版を観ていないので、ラストがヅカらしいのは、梅芸版ヅカ版関係ない??

ワクワク、ハラハラ、笑いあり、涙がほろりの感動作品。

主要キャストは、余すことなく魅力と実力を発揮され、上質な舞台。

ただ、中堅~若手スターさんは、「その他大勢」、しかも多い・・・。

台詞がなく、衣装もほぼ同じか、「民衆」なので、目立ちようがないのは仕方がない「作品重視」の公演。

「人物相関図」から「ロシア皇帝一家」に期待してましたが、「人物相関図」比、目立たない方々がとても多い。

「愛海さんオリガ」「潤花さんマリア」のお披露目感は特に感じず、「遥羽さんアレクセイ」が可愛らしくて、配役に超納得ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃

若手さんで、目立つ役(衣装で見分けつきやすい)は、バレエ「白鳥の湖」キャスト。

「優希しおんさん」「亜音有星さん」「潤花さん」(太字:インパクトあり)

(衣装と出番で「鷹翔さん」より目立つ)

「和希さん」でさえ、「リリー」として登場するまでは、「街の男」「旅客男」。

フィナーレも、若手衆が銀橋を歌って渡ることもない。

・・・主要キャスト大活躍で「歌いまくる」作品。

 

主要キャスト(圧倒的な「マリア皇太后」除く)、ざっくり感想(初日)

①「真風さんディミトリ」

街中の路地裏でずる賢く生き抜いてきた(歌詞の印象)詐欺師の青年に、見かけ(パンフも)があまり見えない。。洗練された大人っぽさを、可能な限り封印されて、爽やかな青年になっておられる「真風さん」。たすき掛けカバン姿があまり似合わない。(滲み出るカッコ良さを封印するなんて難しすぎる・・・)

登場してからラストまで、誠実そうな人柄なので、「アーニャ」と出会って変わった感じはあまりしない。終盤の「マリア皇太后」とのやり取りが、ややキザっぽく「真風さん詐欺師」らしさが垣間見え、役を「真風さん」に近づけて、自然に見えました。誠実で、優しい「真風さんディミトリ」と歌唱は、新鮮で素敵・・・「アーニャ」のプリンスに納得。

『SAPA』を取り戻すかのように、歌いまくられる「真風さん歌」良かった(しつこい)!!

 

②「星風さんアーニャ」

「アーニャ」ハマり役 !(゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ノノ"☆!!!

ちょっと背伸びして強がる少女、そこに守ってあげたくなる弱さを持ち合わせている雰囲気がピッタリ。安定して堂々たる歌唱で歌いまくられ、タイトルロールを演じるヒロインとしての存在感あるあるで、初日から完成度の高さに驚いたお方。

登場した瞬間から、「アーニャ」でした。

(梅芸版「葵わかなさん」が個人的「アーニャ」イメージです。)

 

③「芹香さんグレブ」

キラキラ封印、「訳ありな過去(信念)を背負った影のある男」雰囲気なグレブ。

「真風さん」の方がイメージ近いやん・・・と最初観ていて思いつつ、信念が揺らぎ、葛藤する姿が、他のキャストに比べて、暗くてちょっと異質。

登場時は、衣装込みで「芹香さん」比、地味に見える。

ただ、同じ歌を繰り返し歌い(インパクトある)、じわじわと存在感を増して、葛藤の末、感情が爆発するラストにハラハラ・・・ええ役やな・・・と思う。

ラストのグレブに「芹香さん」キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!と、思ってしまう、隅におけないお方。

出会った瞬間の「グレブ」の「アーニャ」に対する感情が、ピンとこなかったものの、伸びしろありまくりな初日。

「訳ありで影のある男」は、やはり惹かれてしまう「罪な男」グレブ。

 

④「桜木さんヴラド」

個人的「弟キャラ(ふてくされ気味)」イメージで、『オーシャンズ11』ベネディクトやスレイマン皇帝と、しっくりこない難役続きで、まさか「落ちぶれた老け役」(貴族なので品がある)がチャーミングに似合うとは、思いもよらなかった (゚ロ゚屮)屮驚き。

個人的「桜木さん株」急上昇⤴⤴な役者っぷり。(一皮も二皮も向けた!?)

梅芸版「石川禅さん」がよぎる芝居、けどさすがに若い。

出番も、男役では3番目位に多い(ディミトリの次かも!?)ため、持ち歌場面も多くて、「ディミトリ」と行動を共にしつつ、ロシア貴族側にもちゃっかり登場している、憎めない愛されキャラ。どこまで、味わい深く(オモシロく)なられるのか、とても楽しみ♬。

フィナーレ始まりのソロで、銀橋を渡る姿は、緑のキラキラ衣装の王子様。「老け役」イメージを払拭、メイン曲歌って目立つね。

 

⑤「和希さんリリー」

高いキーの難曲でも、軽々と歌われる「職人(に見える)」。

クセがないスマートでハンサムな「和希さん」演じる「リリー」は、チャーミング。

2幕から登場しても、持ち場面では、「さすが」と思わせる実力。

呪縛から解放されたかのように、サバサバした明るく軽いタッチで自然な芝居が魅力的。

大階段も4番手で降りて来られ、気づけば「桜木さん」に迫ってこられている・・・。

(今回4番手までで、きっちり区切られている、大階段降り&お衣装パレード)

『SAPA』で目立っていた同期「紫藤さん」は今回、目立たないけれど、今後が気になる「桜木さん」&「和希さん」、そして「紫藤さん」(「宙男様衆」にしっくりハマって見える)。

 

⑥気になる「宙娘様」

「遥羽さん(アレクセイ)」

「天彩さん(少女時代アナスタシア)」

「愛海さん(オリガ)」

「潤花さん(マリア/オデット)」

役の雰囲気と実力と学年順?な印象止まり(出番少ない)。

個人的には「アレクセイ」が可愛かった。

エトワールが「花音舞さん(90期)」なので、この公演では謎の「宙娘様」。

 

物理的に目立つ役以外の方々は、見分けがつきにくい作品(2回目)。

初日なので、これから、深まっていきそうな芝居・・・楽しみ。

とにかく、豪華絢爛な舞台°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°で華やか。

近くで豪華なオルゴール装飾.etc 見てみたい(欲)。

実力派の「宙組」布陣で、贅沢な「グランド・ミュージカル」(歌歌歌)。

指揮者だけ、オケボックスに復活の公演。

煌びやかな舞台に圧倒された「初日」でした。

(「ご挨拶」もついに幕が開けた、演じ切った感で、言葉より感無量な雰囲気・・)

 

さいたまんぬ