花組⑥「MESSIAH」~「地味」訂正、「美」尽くしの舞台と「配慮」尽くしに涙~

本日2回目の観劇です。

センター(B席後方)で観ました。

前回は、左端っこで観ました。

先に訂正とお詫び申し上げます

「地味」な衣装を強調しましたが、表現が適切ではなかったです。

「シック」(さりげなくオシャレでセンスが良い)です。

センターで観ると、舞台に統一感があり、とても美しい舞台でした。

「農民」側と「幕府」側で、確かに「農民」側の方が一見「粗末」な衣装です。

でも、それぞれ衣装にさりげなく、こだわりがあり、合わさることで、舞台全体は、落ち着いた色で洗練された「美」を感じ、統一感がありました。

 

ここからは、ネタバレを含みますので、ご了承ください。

「明日海さん」は別です。

チラシっぽく、「モダン」でした。

そして、作品全体が色々な意味で「美」尽くしでした。

・キャストの方々自身の「美」

・ストーリー結末の、滅びの「美」

・装置:大階段の使い方の大胆さとその場面の「美」

・殺陣の群舞の「美」

とにかく「美意識」の高い舞台でした。

特に、戦いの場面の群舞や大階段の使い方は、絵になる美しさにうっとり。

センターは、圧倒的に美しく、一人、異端な衣装や髪で目立つ「明日海さん」。

紅い炎「明日海さん」と「シックな」濃紺「農民」の対比色が、「明日海さん」をより鮮明に、「普通の人じゃない」感を浮き立たせていました。

(作品内で「神」扱いではないため、「普通の人じゃない」に留めます。)

天草四郎を「担ぎ上げる」農民たちが、花組メンバーとトップスター「明日海さん」に重なりました。

とにかく、視覚的に、賞が取れそうな「美しさ」でした。

「MESSIAHの舞台の群衆を演じた花組に対して」

みたいな。

ラストの華やかな衣装に驚いた1回目も、今回、センターで見ると、周囲の人々までもが、美しく輝き、作品中で、人々が夢見た楽園に見え、感動しました。

全然、1回目と言ってること違うやん!!はご容赦ください。

観る角度で見え方が違い、センター席の良さを実感する舞台でした。

 

言い訳ですが、「地味」に見える衣装の方もいらっしゃいます。

そのお方は、ご本人の「美」で補っていらっしゃいました。

「柚香さんリノ」です。

やっぱり、良かったです (*TーT)b !

 

さいたまんぬが、宝塚の舞台で涙する時は、作品内容の場合もあります。

でも、「退団される方」の軌跡や「初舞台生のラインダンス」などで涙することの方が多いかもしれないです。

重なる事も多いですが(退団する方は、におわせるような台詞があったりするので)。

今回は、作品の内容で涙しました。

 

そして、層の厚い花組

各スターさん、「注目株」の方々、それぞれに目立つ場面があり、配慮を感じました。

座付き作家の作品ならではの良さですね。

例えば、「花娘様」は今、注目されてる方が多いです。

均等に、「明日海さん」に対して絡んでいらっしゃいました。

群衆芝居が多いことで、「明日海さん」に話しかける機会が多く、「注目株」ジェンヌさんは、上手に配役され、台詞と場面が均等にありました。

そして、花組ファン垂涎の魅力的なダンスが満載。

特に、花組贔屓でもないのですが、「花組かっこいいO(≧▽≦)O」を満喫させる演出に思えました。

(個人的感想です)

以上、作品の中に「配慮」が違和感なく盛り込まれていることに、気づきました。

 

「地味」表現の訂正と原田先生へのお詫びのつもりが、褒めてフォローしているようになってしまいました。

フォローではなく、「美しさ」って色々あるなと、思いました。

 

さいたまんぬ

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