『蘭陵王』宝塚版オリジナル~頼みの綱は、主要キャスト3名と演出?~
『蘭陵王』(高長恭)
「その美貌が兵卒たちの士気を下げることを恐れ、常に仮面をつけて戦っていたという伝説すら生んだ悲劇の武将」
「Wikipedia」によると、
「美貌の勇将」だけでなく、
・果物を贈られた際、将卒に分け与えた
・軍功を称えて皇帝から20人の美女を賜ったとき、1人だけ選んで辞退した(誰?)
・その人気ぶりに皇帝から疎まれ、死を命じられた時も暴れたりせずに、借金の証文を焼いて、家財を分け与えてから、死に臨んだ
非の打ち所のない好人物、まさに「宝塚の男役」が演じるにピッタリ。
勢いで「友の会」で申し込んだら、当選した°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°(以前書きました)
予習を始めてました。
・・・遅々として進まない予習。
本日、予習断念しました。
『蘭陵王』を題材にした作品で有名なのは、
・中国のドラマ(華流ドラマ!?)
これは長そうなので、「田中芳樹先生」の小説『蘭陵王』をチョイス。
で、遅々として進まない。
そもそも、私、また勘違いしてました。
てっきり、「田中芳樹先生」原作本の作品と思い込んでいた、今回の花組公演。
冒頭数ページで、間違ってたこと判明 /(=ω=。)\ガビーン。
読まれた方は分かると思いますが、「田中先生版」は、宝塚には全く不向き。
むごい死に様の描写と戦闘シーンの繰り返し。
美しくない、全くもって美しくない、美しいのは「蘭陵王」だけ (TmT)ウゥゥ・・・。
そもそも、劇団公式ホームページに、「田中先生」の「た」の字も載ってないやん。
「蘭陵王」は一応実在の人物。
ただ、ドラマチックで短い生涯と美しい逸話から、話が作りあげられやすそうな題材。
というわけで、
①華流ドラマ「蘭陵王」(⇒ホームページであらすじと人物相関図読んだだけです)
②田中先生原作「蘭陵王」
③木村先生の宝塚版「蘭陵王」
全く、ヒロインが違う。当然名前も。
劇団ホームページ読んでも、華流ドラマと田中先生版どちらにも、かすってない。
「Wikipedia」の「蘭陵王(高長恭)」と併せて、あらすじと配役名を見比べる。
あらすじは、「蘭陵王」の幼少期から始まってる時点で、①と②にはない場面。
①は、三角関係のラブストーリー(「蘭陵王」(斉国) VS ライバル国(周)皇帝)
②は、極悪皇帝の支配下(斉)で、残虐な宮廷の陰謀と戦闘の連続、時々兄弟愛
⇒刺客に送りこまれる女性は、「妾」で登場するけど、愛より友愛が芽生える感じ?
③は、「極悪皇帝」が「皇太子」になってる。周国と闘うには、周国の人がいない。
⇒やはり、国内でのロマンスでしょうか!?
②は、次々と皇帝が暗殺されるので、はしょってます。
「瀬戸さん高緯」は、とりあえず、今流行りの「救いようのない極悪人」。
(意図的?と感じるのは、深読みしすぎでしょうか?)
②で名前が登場する人物で、③にも登場する、比較的印象的な人物は、
「瀬戸さん高緯」「斛律光(将軍)」「鄭氏(名ばかりの正妻)」「段韶(将軍)」
(登場人物が多すぎて、読み飛ばしてたら失礼します。)
ヒロイン「洛妃」は、②の人物と「刺客」の点では被るけど、20人のお妃の1人じゃない点で、話が違うと思われます。
そもそも、娘役さんで「妃」つく配役の方、20人もいないやん (ノ・⊿・)ノオイオイ
まぁ、そこは重要な場面じゃないので、スルー。
主要キャスト3人の関係性が気になります。
「蘭陵王」と「洛妃」のラブロマンスとして、「高緯」はどう絡むのでしょう?
「高緯」は、あらすじでは「皇太子」から登場している名前ですが、年月が過ぎて「極悪皇帝」になってそう。(「皇太子時代も②では、ダメダメ男」)
ただ、戦場で戦う心強い味方の将軍(蘭陵王より年輩)2人は、配役で上級生。
心強い専科の方は、お一人が将軍で、もうお一人は「語り部」。
脇をしっかり固めてくれそうな、上級生の配役も、「高緯」側は「皇帝」位?
①②では、想像しにくい③の話の展開です。
「蘭陵王」組の花組生は、下級生まで名前のある配役で、活躍できそう!!
な感じですが、現時点で、「配役名」見ても、分からん ?(゚_。)?(。_゚)?
もはや、「木村先生」のオリジナルストーリーに期待です。
ポスターを見る限り、「瀬戸さん高緯」は悪そうな役。
三角関係で、「洛妃」を奪い合うのか、「刺客として送り込む」のか分かりません。
『蘭陵王』と聞いて、華流ドラマファンの方々を取り込めそうで、キャストの名前聞いたら、違うと去っていきそう。
戦闘と暗殺場面に終始する「田中芳樹原作」ファンも同様。
なので、この公演は、「凪七さん蘭陵王のハマり具合」「瀬戸さん悪役度」「音さんヒロイン」へのヅカファンの興味が、前売り発売時点で、評判は、3人の方々と物語の魅力にかかっている気がします。
下級生を把握していない人間の、個人的感想です。
「帆純まひろさん」「和礼彩さん」は、「MESSIAH」の新人公演でも目立つ役なので、活躍するかも・・と、②の本の、多すぎる登場人物から、本日探しておりました。
・・・目が疲れたので、断念。
ただ、下級生まで、活躍しそうなので、新たな「有望株」を探すには、良い機会で楽しみです。
「妃」の違いは、1回で分かるかな・・・!?
「雅楽師の東儀秀樹氏」が楽曲提供、本編の楽曲の演奏(録音)を担当するのを、話題にしているのですが、どれほどの威力があるのか、判断できない雅楽の世界。
すみません。。
ただ、花組の振り分けとして、案外、比重が軽めな印象の配役(失礼)。
(専科「京さん」が「語り部」とは・・・)
3人の濃厚なお芝居が、肝となりそうな作品。
ただ、予習は大概、座談会が一番充てになることを、「宙組公演」で学びました。
しかも、個人的興味から張り切った予習も複雑すぎて、断念。
深く調べたら、面白そうではあります。
ただ、『壬生義士伝』も気になるところ。
積ん読は溜まる一方。
「アジア版オスカル?(と仰ってたような)」に期待です。
さいたまんぬ