宙組『白鷺の城』感想:いいとこ突いてるだけに・・・

宙組公演、『白鷺の城』の方が「真風さん」の魅力が引き出されている気がします。

繰り返し言うと、失礼ですが、「真風さん」そんなに好きではないです。

なので、これまで舞台を観る機会はあっても、「真風さん」はスルーしてました。

だから、「真風さん」の魅力は、考えることはあっても、感じることはなかったです。

 

『白鷺の城』で初めて、「真風さん」の、トップスターオーラと魅力を感じました。 

 

「真風さん」の魅力は、単にさいたまんぬのツボと違うので、分かりにくい。

ツボじゃないため、スルーしていたので、益々分からん。

今回、ようやく「真風さん」に魅入られました (*゚.゚(゚.゚*) ♪

『異人たちのルネサンス』の「真風さん」は、いつもと同じ印象です。

その点で、演出家大野先生は、「真風さん」の魅力を見事に引き出してます。

個人的な印象なので、ご容赦ください。

 

「真風さん」は、純粋な心を持った青年より、影のある大人の男が似合います。

「元は、純真なのに心が傷つき、悪に手を染めた男」

より、

「真から影を持ってる男(ちょっとミステリアス系)」

の方が似合う。

なので「陰陽師役」はピッタリ(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ

背後に青い炎のオーラを感じる静かにすごい迫力、すごくいいヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃

冒頭で登場する時も、一人で歌ってる時も、切なさに影があり、いいヘ(≧▽≦ヘ) ♪

勿論、中盤の華やかな黄金の衣装の「吉備真備役」も大人の色気でたまらなくいい!!

(ここは、一番華やかな衣装で見た目にも目立つ)

通し役とはいえ、時空を超えた場面毎に、各時代で「役」があり、どの役もしっくりハマり、柄にあってて、魅力的です。

 

これが、「真風さんの男役の魅力なのね。」と惚れ惚れし、トップスター風格オーラに納得と共感しました (゚∇゚*)(。。*)ウンウン。

そして、分かりにくい系(「月光系」とよく言ってる。)、難しい系と実感 (-_-)ウーム

 

ただ、今まで、トップ路線まっしぐらの「スターさん」なので、いつもの私の勘違いで、分かりやすい魅力の「トップスターさん」かもしれません。

 

「真風さん」好きでもない私が、惚れ惚れしたのだから、分かりやすく魅力的な役柄で輝いている作品と思います。

 

だから「大野先生」一番のツボ(トップスターの魅力に合わせた作品)は押さえてる。

それだけに「ツッコミ」を入れてしまう点が、惜しすぎる・・・無念。

そもそも、「真風さん」だけでなく、全体的に「ツボ」は押さえている王道作品。

 ①「日本物ショー」に欠かせない「松本悠里先生」のご出演

 ②耳に残りやすい旋律の音楽が親しみやすい

 ③「芹香さん」には、華やかな衣装と場面が似合うので、そのように配役している。

 ④「チョンパ」の見応え場面、戦国装束のカッコよさと殺陣のシーンは華やか☆彡

 などなど。

 

ただ、どれも思わず「ツッコミ」を入れて引っかかり、印象に残る点が、実に惜しい。

そもそも、①~④、美味しい所をすべて盛り込むには、45分短いよ・・・

それが、「ツッコミ」の始まりで原因の一つ!?

時間配分を①に多く充ててしまったり、そのしわ寄せが、限られた少ない配役数。

宙組の群舞は、「チョンパ」とラストの「江戸の祭り」。

ここで、トップスターさんが目立たず、「芹香さん」が中心に見えてしまう前者と、衣装が皆ほぼ同じで埋没してしまう後者。

「江戸の祭り」は、「座談会」で「先生」が「千年」にしたくて「江戸時代」を入れたと、ご自身がとってつけた感を仰ってる・・他に意味を感じない明るい場面・・惜しい

 

①冒涜かもしれない「松本悠里理事様」の「声(人工的な音声)」が気になる。。

 何故に、あの「声色」・・・「神秘的」というより「ロボットっぽい」(失礼)

 「神秘性」を持たせたいんだろうなぁと、意図は伝わるだけに・・・惜しい

 相手役の「愛月さん」は、ベストな演技と歌で、すごくいい!!

 けど、この場面しか出番に印象がない「愛月さん」・・・出番少なくない!? (「チョンパ」とラストは出てます)

 他の方は、もっと目立つ出番が少ないので、仕方ないかな・・

 

②耳馴染みがよく、印象に残る旋律が繰り返されるのは、心地よいです。

 ただ、スカピンの旋律の一部に、似てる・・・気になりだすと頭がそれでいっぱい。

 いい旋律なのに・・・惜しい

 

③④ここが、引っかかってしまった、最大場面。

 「真風さん」と「芹香さん」両方の魅力を押さえてる点はいいのに、登場のタイミングが惜しい・・・(衣装の色と出方:前に書きました)

 ただ、舞台は日々変わります。

 物理的に変わらない場面でも、役者の熱量が日によって違い、輝く人や演技が変わって光る人はいます。

(千秋楽が近づくと、多くの人が集約されて、熱量高くて魅力的)

 さすがトップスターの貫禄「真風さん」。

 「月光」で月食」起こしてきてます。すごいw(゚o゚*)w

 

「星風さん」は、「狐」より「狸顔」に見えて、可愛らしく、持ち味が違う点からのスタートなので、現時点では、徐々に華やかになるのを見守り中・・・感想略。

(失礼ですが、ほめてます)

 

これが「芝居」なら、当たり役になったと思う位「陰陽師」が似合ってる「真風さん」

「真風さん」を堪能するのは、個人的には「芝居」よりこちらの『白鷺の城』です。

かなり暴言を吐きつつ、「真風さん」はとても魅力的でした (*゚▽゚人゚▽゚*) ♪

 

 さいたまんぬ

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