やっぱり「キャスト」より「作品」~『マリー・アントワネット』の売れ行きから思う~
ミュージカル(舞台)は、まだまだマイナーで敷居が高い娯楽と改めて実感します。
帝国劇場と梅田芸術劇場(大阪)『マリー・アントワネット』
気合を入れてチケット入手に臨みました。
でも、ものすごく気合を入れなくてもいい予感がしました。
気合を入れるべきものは帝国劇場の「B席」。
東京公演の「B席」です。
梅田芸術劇場(大阪)は、B席でも取れそうな予感がしました。
普段なら、大阪を選びます。
安い(電車代含む)、近い(実家から)、取れやすいから。
でも、今回の公演、大阪のB席の方が帝国劇場より高い!!
帝国劇場(4000円)、大阪(5000円)
大阪の方が、B席は3階で遠いし、Wキャストも片方だけ(「古川雄大さん」のみ)
条件悪いのに高い!なんで~ヾ(*`Д´*)ノ" ブーブー
東京公演の方が、どの公演でもチケット入手が難しいです。
大阪公演は、キャストが偏っていたりするものの、梅田芸術劇場は、「B席」があり、価格が安くて(3000円とか)、しかも取れやすい事が多いです。
ものすごく、人気がありそうで、不安なチケットは、「先行抽選」から頑張ります。
その代わり、席が選べない。
そして、「公演の人気」が読めないことも、割と「初演」は多いです。
なので、悩んでると時間がすごく過ぎます。
個人的には大変有意義で、社会的には無意味な時間。
キャストも脚本・音楽も、話題性が大きい作品。宣伝も大々的。
それでも、心の片隅に抱く「チケットは大丈夫」な予感。
なので、すごく悩みました。
結論 ⇒ 帝国劇場は「先行抽選」、大阪公演は「一般前売り」様子見
理由 ⇒ フェルセン役「田代万里生さん」は、帝国劇場しか出演されないから。
・・・予想通り、完売は「帝国劇場はB席」のみ。
チケットは現在、好評発売中。(大阪公演はB席も〇)
「予感」で、「確信」まではなかったです。
理由は、「新演出版」で、「キャストが一新」したから。
「花總さん」の「アントワネット」、フェルセン役の「古川さん」は人気がありそう。
以前より、若手ミュージカル俳優さん(男性)の人気でファンが増えてる気がします。
私も便乗組です。
では、何故、脚本・音楽が、大人気『エリザベート』『モーツァルト』と同じコンビの作品なのに、「予感」がしたのか?
・・・前回観た時の記憶がない(寝てません)。⇒1回観て満足した。
CD(外国版)買って、何度聴いても、すぐ忘れる。
・・・はっきり言えば、あまりツボではなかった。
作品の好みは、個人によりけりです。
私自身は、『エリザベート』『モーツァルト』と比べて、イマイチでした。
でも、一般的な評価は記憶がないので、分かりません。
ただ、すぐに再演されていない(前回大阪で観たのは、2007年でした)。
これは、ヒントになりますよね。
それでも、観たかったのは、キャスト!!
私は今回、「作品<キャスト」です。
私の統計は、隣の席の方との会話で得る、少ない人数なので、信用度低いです。
「キャストに惹かれてる系」で、お目当てのキャストが、若手俳優さん。
または、ミュージカルファンで、とりあえず観ておこう系の人。
この系の方々は、Wキャストをリピートしたいと思うタイプが多いと思われます。
そして、リピートはB席で、S席も1回位は観たいかな、の方々。
「B席」は、これらの割と堅い支持層で人気。
たまにS席で観ると、年配のご婦人で、ご贔屓は「山口祐一郎さん」「市村正親さん」といった大御所の長年ファン。
体力的、熱量的に「B席リピート<良い席1回」が割と多いです。
好きな作品も、新作より、往年の名作。
勿論、マダムや熱狂ファンの方で、良い席リピートの方々もいらっしゃると思います。
残念ながら、「良い席」層に接触しないので、分かりません。
なので、信用度の低い個人的印象です。
「宝塚歌劇」や「ジャニーズ公演」等と違い、他の舞台は、S席苦戦は結構多いです。
観たい作品は、「近くで観たい!!」という方もいるので、マダムでなくても、売れます。
「観たい作品」=「公演人気」は、「作品」と「キャスト」でどちらなのか!?
今のところ、個人的には「作品」と思ってます。
「公演人気」は、「作品人気」度に「若手人気俳優」「大御所俳優」の加勢度合で決まるのかなと。
S席リピートはやはり少数かなと思います。
S席即完売は、「作品人気度大」で「豪華キャスト」、あるいは少し小さめの劇場。
そういった公演は少ないです。
(私が観る範囲内です)
『エリザベート』『モーツァルト』は、「作品人気」が定着した模様。
マダムの心を掴んだのか、熱い支持層がいるのか、とりあえず、再演回数で明らか。
さて、『マリー・アントワネット』。
「キャスト人気度」は、東京公演B席完売には、割と確信。
「作品人気度」が、「微妙」でした。
『王家の紋章』は、予想以上に初演超人気でした。
原作ファンと豪華キャストにミュージカル俳優以外の方が加わっていたからか!?
でも、再演は苦戦してました。
なので、分からんです。
ただ、「東京公演B席」は、自分の「ツボ」が入っていて、気になるものは、押さえておいて間違いない、という事は、短い観劇経験で学習しました。
「ツボ」は、時に世間と外れていても、自分のツボなので、問題なしです。
『マリー・アントワネット』は、原作ファンがいる作品でもない、けど、脚本・音楽が超人気コンビ。
そこに「花總さんアントワネット」が世間でどの程度、人気が浸透していて加わるか。
結果から、「キャスト」より「作品」が重要と実感しました。
「キャスト」も、ミュージカル俳優ではなく、「ジャニーズ」の方などがいたら、違うかもしれません。
ミュージカル(とミュージカル俳優)は、まだまだ「話題作」でも世間の関心は、低いんだなと思いました。
しかし、『エリザベート』『モーツァルト』と同じ脚本・音楽の作品で、こんなに違いが出たのか・・・全然話に記憶がないので、確認してきます。
音楽もどうして、憶えられないんだろうな・・・??
でも、B席の価格が「宝塚歌劇」のA席に近づいてきたので、そろそろ撤退時期かも。
『タイタニック』で、寝て反省しました。
まだまだ、ミュージカルは敷居が高いです。
そして、『異人たちのルネサンス』東京公演、「友の会」は「全敗」でした(涙)。
宣伝なしでも、定常的に席が埋まる「宝塚」、さりげなく演劇界ではすごい。
この時期にこの話題をしたのは、『ロミオとジュリエット』大阪公演が本日、先行前売発売日で、悩み中だからです。
(ちなみに、東京公演の先行抽選は、「落選」)
凝りてないやん・・・
さいたまんぬ