新人公演の配役に思うこと~組差と作品差と今後への憂い~

宙組公演の、本公演と新人公演(新公)の配役の学年を見て思ったことです。

本公演の上級生の占める割合の多さに少し驚き、その一方で、新公配役が若い学年で結構役が付いてる(若返り戦略?)、この学年差に驚き、思ったことです。

今まで、スルーしていたので、今頃気づいただけかもしれません。

 

普段、観劇の際、主な配役一覧表をコピーして、持参します。

記憶力が悪いので、すぐ気になる人が見れるので便利。

気合入ってる時(暇な時)は、新公配役のお名前の横に学年も記入。

 

新公の「芹香さん」の役が「なつ颯都さん」103期(研2)に驚いた昨晩。

 

ブログを書き始め、「宝塚おとめ」を入手してから、新公主演とヒロイン辺りの学年で目立つ人は、ほぼ、名前が分かるようになりました。

そう、「ほぼ名前」。

大劇場公演しか観ていないと、本公演の「芝居」に登場されない方は、判別できない。

「芝居」で「名前」が付いていたら、分かります。

「ショー」だと、余程目立つ方以外は、複数同時に登場されるので、分からない。

なので、新人公演の「主な配役」が発表されても、吟味(失礼?)できないです。

自力で、目立っていた方を、観劇後にプログラムで調べ、その方が新公で主要キャストに選ばれていたり、次回公演で「抜擢」されていた時の喜びも、ヅカの醍醐味です。

 

新公の配役で、特に男役さん。

主演を数回経験されている方は、本公演で、割と青年役が付いてることも多いです。あまりに大きい役なら、新公卒業してもいいんじゃない?と思います。

(以前書きました。)

ただ、小さい役でも、青年役なら「期待されてるスター候補生」の男役姿が拝見できるので、新公は観れなくても、注目できる機会で、観劇時の楽しみとなります。

子役でも、姿が見れる(認識できる)ので、やはり楽しみです。

 

でも、本公演で民衆だと、余程、目立つ華やオーラがあるか、分かりやすい位置でないと、自力では探せないです。

新公の配役が発表されて、本公演を見ても、判別できない時は、「へぇ」と、次回以降での本公演本格デビューまでお預けです。

 

「新人公演」は、若手の修行と育成が目的の1つだから、それでいいのかもしれません。でも、ちょっとヅカファン度が上がると、未来の「スター候補」を見つけて、吟味できる機会なので、興味があります。

よって、全く本公演で目立たない方が「抜擢」されると、今までコツコツ実績を積み重ねてきた方への残念感はありつつも、「新たなスター候補」への期待は高まります。

でも、「新公」は観る機会がないので、本公演で少しでも役があれば、観れる大事な機会。だから、ちょっと位、「名前ある役」で認識させて欲しい。。。

本公演なので、色々吟味中の「若手さん」に「役」は付けられないのかな!?

それだけ本公演は、質を高く保つなら、やはり、舞台経験の場数を踏むことは大切と思うのです。。

 

新人公演での「抜擢」はいいと思います。

ただ、一度、「大抜擢」され、高い評価を受けた方が、次の公演の新公で、主要な配役に選ばれてないと、疑問に思います。少なくとも、育成のために、主要キャストには入れて、経験を積んで、本公演に登場してほしいです。

 

そして、組と作品によっても、差が大きいと思います。

宙組新公の主演「瑠風さん」は、過去の主演経験も豊富で、本公演にも登場されてるので、舞台で分かります。

個人的には、「なつ颯都さん」(研2)は「大抜擢」の分類です。

(すでに「注目株」なら失礼します。)

楽しみなのですが、本公演の「主な配役」には登場していない Σ( ̄ロ ̄lll)

前述したように、「抜擢」なら仕方ないです。

なので、本公演観ますが、自力で探すしかない・・・。

「なつさん」、前回の『赤い河のほとり』の新公では、3人の方の役をされてる!!

主要キャストではないけれど、注目されてたのね、位は分かりました。

 

「なつさん」の「抜擢」は構わないです。

ただ、前回の新公主演で、好評そうだった「鷹翔千空さん」は、「澄輝さん」の役。

これは、2番手、3番手、「若手スターさん」でもない・・・微妙!?

本公演で子役をされている「愛海ひかるさん」(研5)、前回も本公演で子役をされていて目立つ役でしたが、新公は「和希さん」の役。

他の組では、主演されてる方もいる学年。

早咲き、遅咲きもありますが、早めに注目はされてるのに・・・!?

「和希さん」は「注目のスター」さんなだけに、「愛海さん」の立ち位置がよく分からないです。

単に、役柄に向いてないのかな!?

新公の役は、1回目の抜擢より、2回目の方が気になる今日この頃 ??(・_・*)(*・_・)??

 

そして、①「組による差」、②「作品による差」が大きい事は、あまりよろしくないと個人的に思います。

今回、本公演で「研7以下」でお名前が掲載されている方、少ない ∑( ̄[] ̄;)

遥羽さん、瑠風さん、天彩さん、愛海さん、夢白さんの5人。

男役は、「瑠風さん」と「愛海さん」。そして、「愛海さん」は少年役。

前回の宙組公演では、研7以下の方も青年役でもっと人数いらっしゃったのに・・・。

 

花組『MESSIAH』本公演も、研7以下は子役が多いけれど、人数はもう少し多いし、青年役もいるよ~~。(不動丸、多聞丸、徳川家綱

オリジナル作品は、演出家先生が脚本書かれるなら、この差は解消できそうなのに。。

一方で、新公では研2、3位の若手の方も多く役が付いてる。

それも、組差があるものの、「作品差」は大きい。

エリザベート』のような「外部作品」は、研2なら「黒天使」。

「外部作品」は、役の数自体少ないので、問題ではあるものの、仕方がないです。

なので、せめて、オリジナル作品は、座付き演出家先生の力で、何とかならないのかなぁと、思ってしまいます。

 

組の上級生の人数に差があるため、上級生の層が厚い組は仕方がないです。

見応えのある舞台になる反面、新人公演でしか活躍がなく、新人公演の配役も、公演毎に差があると、「スター」が育ちにくい土壌になりそう・・・。

(バウ公演などは、ここでは論外)

かといって、今若い!?月組は、本公演でも若い学年で本役がつく反面、今回のような重鎮が必要な作品では、若さがやや裏目に出て見えてしまった感あり。

新人公演は、役が少ないので、どっこいどっこいな状況です。

 

で、一番憂いているのは、今、劇団、若返りを図ろうとしている感じがします。

これも個人的印象です。

その場合、今回の宙組公演で、本役の研7以下の人数の少なさを見たら、いきなり、若返りさせた場合、本公演経験の少ない方ばかりになってしまう・・・。

歪みが、生じる時期が出てきそう。

 

なので、本公演の役を上級生で占めるのは仕方がないなら、新公では、着実に経験値を増やすためにも、色々な方を「抜擢」吟味しつつも、ある程度、「御曹司」系の方の育成はやはり必要ではないかと、思うのです。

偉そうなことを言って、ごめんなさい。

「抜擢」も「若返り」も、「歪み」が出ないよう、計画的に、本公演でも「次期スター候補の下級生」には、役をつけて、経験値を積む必要があるんじゃないかな

と、宙組公演の、本公演と新人公演の配役の学年を見て、思いました。

 

単なるイチファンの、つぶやきにしては、長文でした。

最後まで読んでいただけた方は、ありがとうございます。

個人的課題は、「簡潔明瞭な文章作成」です。。

 

さいたまんぬ

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