花組⑩「MESSIAH」~異聞・天草四郎は美しいのか?~

ネタバレなので、スルーしてください。

 

作品に対して、疑問に思っていることです。

今回の作品で、「明日海さん天草四郎」に対して、「美」を称賛する台詞が無いです。

聞き漏らしていたら、ごめんなさい。

益田甚兵衛(義父となる)さんが「美しい瞳をしておる」という位。

ビジュアル面には、触れません。

「仙名さん流雨」については、「美しい」と称える人が数人いるので、「美人」設定だと思います。

 

史実は、資料が少ないため、物語性を高めるため、美化されていると思います。

ただ、「宝塚歌劇」なら、「美青年」設定のはず。

「歌劇」誌の「座談会」でも、原田先生は「美しい人」設定で作品を書いたように仰ってます。

そもそも、「天草四郎」が美少年説を元に、題材として選ばれたはず。

 

なので、舞台上で「明日海さん天草四郎」と出会った人々から、「美しい」と称賛の声が上がると勝手に期待しておりました。

でも、その系の台詞が、なかったです。

・・・暗黙の了解?

 

特に、天草四郎の「美しさ」が、物語を左右するわけではないので、問題ないです。

ただ、「明日海さん」美しすぎるのに、誰も触れないので、個人的に気になるだけです。

「美」を強調して、カリスマ性が「美」からくるかのような誤解を受けないよう、あえて触れないのか!?、などと深読みしてみたりするものの、疑問のまま、終わりそうです。

 

さいたまんぬ

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