星組④「ANOTHER WORLD」~「微妙な笑いどころ」~
ネタバレなので、まだご観劇されていない方はスルーしてください。
前回書きましたように、「台詞」がよく「思いついたな」と感心する位、ギャグ満載でした。
でも、一ヶ所、疑問に思う場面がありました。
「空気が読めてない」自覚はあるので、「台詞」なら、問題ない「ネタ」だと思うものの、笑えず、
「関東で笑っているなら、ブラックではない笑い箇所なのかな?」
と、理解しつつも、ちょっと、いえ、かなり気になりました。
全編、品よくまとまった「笑い」だっただけに、引っかかりました。
「近日上演『ベルサイユのはす』の作・演出家先生」の場面です。
「もうすぐ、先生もこちらへ来られる」という「台詞」です。
聞き間違いならごめんなさい。
この作品の作・演出家である谷先生との結びつきが強いのだろうと推察しました。
最近「植田先生」をお見かけしないので、ご年齢など調べておりました。
よって、その「台詞」の序盤辺りで、
「私も、植田先生のこと、気になってた!!」
と思いました。
そこに、上記の「台詞」。
アドリブじゃなく、「台詞」っぽい。
「ブラックジョーク」な感じですが、笑えない、けど笑う場面。
「先生」がご健在だからこそ、笑える「台詞」なのですね。
ただ、ご高齢で、心配していたところだったので、個人的に「きわどい」と感じてしまいました。
裏を読み、ほんとに現世で、「ベルばら」が近々再演され、ご健在の姿を拝見できるから、GOサインが出たのかな!?
「落語」通で、ベテラン先生の作品だし、「落語」界ではよくある「笑い」なのか?
などと、真剣に考えている間に、その場面は過ぎてしまいました。
という感じで、普段「お笑い」はテンポが早くて、頭がついていかず、「お笑い番組」を見ても、笑えない、さいたまんぬ。
ただ、前回申し上げましたが、テレビよりテンポがゆっくりで、分かりやすく、誰もが楽しめる点で、やはり「面白い」作品だと思います(フォロー)。
「空気を読めてない」自覚あるなら、「さらっと流せ」とご指摘があれば、ごもっともです。ごめんなさい。
なのであくまで個人的な感想という事は強調させていただきます。
さいたまんぬ