花組「MESSIAH」予習①~「原田諒先生」の過去の作品からよぎる雑念~
ポスターの「明日海さん天草四郎」に期待が高まる『MESSIAH』☆彡
毎公演「作・演出家」を気にする割に、演出家の作風をそれほど理解してはおりません。
さて、『MESSIAH』の作・演出は「原田諒先生」。
「ベルリン、わが愛」以外、先生の名前と作品が一致しません(失礼)。
そして「ベルリン、わが愛」は、個人的に苦い想い出のある作品。
ポスターを見て、「紅さん」の魅力(個人的)を押さえてくれてる作品°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
と、ものすごく、ものすごーく期待して、、、失礼ながら、ずっこけました(失礼)。
単に理解力不足で、良さが分からず、消化不良に終わった作品でした。
そういえば、この作品で受賞した事は、記事で見かけた事を思い出しました。
その時の感想は、
⇒きっと、「ドクトル・ジバゴ」が良かったんだ~。
でした(失礼)。
(名作を理解できない、さいたまんぬの至らなさ故の個人的感想です、ご容赦下さい)
原田先生と聞いても、「ベルリン」すら思い出さなかったので、結局、公演の作・演出家は(個人的に)有名どころしか、意識していないですね。
言い過ぎました。
なので、「原田諒先生」について、調べました。
・2018年、第43回菊田一夫演劇賞受賞
(「ベルリン、わが愛」「ドクトル・ジバゴ」脚本・演出の成果に対して)
・2017年、第24回読売演劇大賞 優秀演出家賞・優秀作品賞を受賞
(「For the people-リンカーン 自由を求めた男-」の評価により)
・2015年、第23回読売演劇大賞の演出家賞・上半期ベスト5に選出
(「白夜の誓い-グスタフⅢ世、誇り高き王の戦い-」、「アル・カポネ-スカーフェイスに秘められた真実-」の評価により)
・2013年、第20回読売演劇大賞 優秀演出家賞を受賞
(「ロバート・キャパ 魂の記録」、「華やかなりし日々」の評価により)
大劇場作品5作品中、4作品は、何らかの賞を受賞されています Σ(・□・;)
受賞しなかったのは、
・2016年 花組宝塚舞踊詩 『雪華抄』
ショー作品ですね。
ちなみに、
2003年に入団
2010年バウホール公演で演出家デビュー、
2012年大劇場作品「華やかなりし日々」でデビューした作品で受賞
(以上は「Wikipedia」参照。間違ってたらごめんなさい。)
タカラジェンヌなら、超スター路線の、華やかな経歴☆彡
しつこく「傑作:凱旋門」を引き合いに出して失礼ですが、
改めて、「受賞=名作」は、さいたまんぬの感性には、理解できない領域だと実感しました。
作品に記憶が残っていないのは、さいたまんぬの観劇が、原則、大劇場公演だからですね。
大劇場5作品、制覇しています。
だって、サヨナラ公演が2作品もありますもの。
その割に、2作品しか記憶がない。。。
一番記憶に残っているのは、「ベルリン、わが愛」です。
理由は、先程述べました。
次は、「華やかなりし日々」
理由は、・・・「大空さん」が好きだったから。
感想の記憶は、ポスターやあらすじで期待した割には、
⇒「大空さんらしさは滲み出てるけど、作品としては、何か中途半端な感じ。」
やはり、消化不良感があった記憶だけ、残ってます(失礼)。
ここまで書くと、さいたまんぬの感じていること(雑念)は、分かります?
『MESSIAH』、もしかして、ポスターの雰囲気と全然違う!?
「ポスターの雰囲気」=2.5次元風 ⇒ カッコイイ単純明快ヒーローもの。
予想する作品のイメージ ⇒ ポスターの期待度大に対して、消化不良感が残る。
いえいえ、「ベルリン」と「華やかなりし日々」の2作品だけで判断してはいけない。
先入観はいけません。
2018年受賞当時の新聞のインタビュー記事で、
「座付き演出家は、主演者の持ち味を活かすのが役目。主演者と主人公の「不即不離」の関係になるように作品を作る責任がある」
と仰っています。
確かに「華やかなりし日々」も前述のように「大空さんらしさが滲み出ている」と書きました。
「ベルリン、わが愛」の座談会において、原田先生は、「紅さん」の持ち味を、
「正統派二枚目でありながらも、時にユニークな個性が弾ける面白さ」
と仰ってます。
恐れ多くも、原田先生は、主演スターさんの資質を(さいたまんぬと同じ感じで)捉え
ていらっしゃいます。
ただ、作品に投影しきれていない残念感があります(失礼)。
いえ、まだ、原田先生の世界観が大きすぎて、理解しきれていないため、共感に至らないだけだと思います。
今回も、「天草四郎」を全く新しい視点で描き出すそうです。
ポスターとあらすじは、これまでと同様に、ものすごく期待させてくださってます。
「雪華抄」のインタビューでは「明日海さん」について、
「美しさはもちろん、(略)、ソフトな部分だけでなく、男役としての骨太さも増してきましたので、(略)、多面性を引き出せるように創っていきたいと思っています。」
と仰ってます。
当時から、年月を経て、「明日海さん」の魅力もまた増えました。
なので、原田先生が、「明日海さん」をどう捉えていらっしゃるか、興味があります。
名作でも、単に面白い作品でも、いずれにせよ、観ることには変わりません。
でも、できるなら、ポスターの期待(以上)に添える感じの雰囲気だといいなと、ものすごく期待してます。
さいたまんぬ