雪組「Gato Bonito!!」③~ライオン・キング「望海さん」にひれ伏す美しき猫男たち~
初回の「辛口感想」の舌も乾かぬ内から「絶賛」へと切り替わる感想。
藤井先生にまず、お詫び申し上げます。
「犬派」でも、敢えて「猫」をテーマにした意味が分かりました。
「望海さん」だけでなく、雪組スターさんたちは「猫」ですね。
そもそも、タカラジェンヌは、「犬」よりは「猫」の雰囲気です。
「ツンデレ」「ミステリアス」そして「色気」があったりと、「犬」より「猫」の方が、「しなやかな感じ」が合ってます。
・・・「珠城さん」は「犬」かな!?
それはさておき、雪組の猫男たちの美しさと、パワー溢れるショーに大満足でした。
今回の「ショー」はさいたまんぬのツボ満載なので、連載にしてみます。
・・・「連載」に打ち切りは「つきもの」。ご容赦ください。
各個人の魅力もさることながら、強く感じた全体的感想は、
「望海さん」王国は安泰 ⇒ 猫の王様 ⇒ ライオン
「ライオン」は、他のネコ科の動物にあまり見られない社会性を持っている。
「野生のライオン」は、寿命が短い。
それは、縄張りをめぐって他のオスと常に争うために傷を負い、それが寿命を大きく縮める原因となるからだそうです。
というわけで、身に纏う雰囲気ではなく、「社会性のある猫」という意味から、
「望海さん」を「ライオン」⇒「ライオン・キング」に例えてみました。
前回の「ショー」に比べて、「望海さん」のダンスが多く、バランスが良かったと前のブログで書きました。
ただ、今回の「ショー」で感じたのは、
・「花組」色が強い(男役の群舞、娘役さんたちに囲まれる「望海さん」が多い)
・基本的に、「望海さん」にひれ伏している。(絶対王者として君臨している)
ことが印象的でした。
今回は、「ライオン・キング」と思った点を書きます。
「望海さん」以下のスターさんたちは、層が厚く、それぞれ個性的です。
他組も、スターに個性はありますが、
「統制が取れてる」と感じたのが今回の雪組でした。
各スターを「猫」に例えて、展開されるので、猫にも個性があるニャーと観てました。
それぞれ、「望海さん」に絡みます。
その「絡み方」に「個性」が表れてます。
例えば、
①「彩風さん」
銀橋で中詰め後、「望海さん」を「ニャー」と引っ掻くような仕草をします。
「萌え」ポイントです。
その「引っ掻くような仕草」、「彩風さん」が子猫のように見えます。
「彩風さん」は、あくまでじゃれていて、子猫なので結構頑張って立ち向かっているようだけど、「お母さん猫への愛情表現」に見えます。
今回の「ショー」では、さいたまんぬ「彩風さん愛°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°再燃」ほど、華やかでした。
つまり、「望海さん」の地位を脅かせそうな位まで「スター性」が増してます。
それは言い過ぎで、まだ、色々な点で若々しいです(失礼)。
ただ、2番手として、「華やかさ」「スター性」は増しているのは事実です。
けれど、あくまで、「望海さん」の後を追うとか、支えるというよりは、「慕う」がしっくりきました。
②「彩凪さん」
「望海さん」との絡みは少ないです。
ただ、色気や「大人の男度」の高さから、追随できる存在です。
ただ、このお方、「ショー」では、「控えめ」に「彩風さん」すら「立てている」感じでした。
押し出しが弱いというより、押し出しを抑えているような感じ。
(個人的な感想です)
なので、もちろん「キング」に歯向かう可能性は「ない」です。
③「朝美さん」
このお方は、「妖しさ」「色気」と共に、野心やハングリー精神が見え隠れする辺りが魅力的だと思っています。
なので、「望海さん」にちょっと本気で引っ掻いてそうに見えました。
でも、残念ながら、まだ「キング」にとっては「小娘」というか、「ライバル」に思われていない感があり、鼻であしらわれているかのような雰囲気。
そして、「朝美さん」もそこをわきまえてて、今はごろにゃんと、慕っております。
(個人的な感想です)
④「永久輝さん」
このお方は、「御曹司」から「3人兄弟の次男」になったと以前書きました。
急にキャラを変えることはできず、「押し出し」は弱めのままでした。なので、「御曹司」らしく、「望海さん」へは、素直に従う感じ。
「歯向かう」なんて発想は、全くなさそうです。
さりげなく、「4人兄弟」になってる事に気付いてるかな。。。
(個人的な感想です)
⑤「綾さん」
「次男」より、意外に「弟:縣さん」が強力なライバルとして出現してきた、危機感をすばやく察知していたかどうかは、分かりません。
ただ、今回「芝居」では、「縣さん」より目立たない役。
「ショー」もやや、目立つ場面が少ないので、足踏み状態でした。
「望海さん」より、「次男:永久輝さん」「弟:縣さん」の方へ意識が向いていると思われます。
パレードも「縣さん」とセットでした。
お二人とも惚れ惚れする美しさで、「新人公演」を観たかったなぁと思いました。
(個人的な感想です)
以上より、「望海さん」に絶対的忠誠を誓う雪組猫男たち。
(慕って尊敬している感じや、敵わないと思われている感じがしました。)
ライバルとなりうるような、スターさんは、現時点ではおりません。
「ライオン・キング」は、超安泰なお立場。
なので、「望海さん」以下のスターさんたちは、熾烈な戦いが始まりそうですが、「望海さん」ご本人は、不安なく、舞台に集中できます。
「今日はどの猫にしようかしら」、と選りすぐりできる、美しい猫男揃い。
戦いが熾烈なほど、雪組が活性化して盛り上がるし、且つ、ご本人の立場は安泰。
失礼ながら、これまで、辛酸をなめてこられた(かもしれない)ことが、今報われてますね。
偏見かもしれませんが、今、5組で羨ましいトップスターさんです。
と、個人的偏見いっぱいの感想でした。続く。
さいたまんぬ