雪組「凱旋門」宝塚大劇場初観劇①~文化庁が認める「傑作」は難しい~

朝、母が言っていた「大人気」は、劇場内では特に感じませんでした。

ごく普通の平日の賑わい。

何度か申し上げてますが、さいたまんぬの初観劇は、

・話を理解できないことが多い

・スターさんの判別で精一杯

なので、観劇回数を重ねるにつれて変わります。

また、体調が悪い時は、服薬して寝てしまうことも多いです。

面白くないから寝てしまう訳ではないです(言い訳)。

以上をご了承下さい。

さて、本日の初観劇。

今月は、ブログを長々と書いていましたが、絶不調でした。

よって、楽しみにしてた割に本番に弱いさいたまんぬ。

本日も服薬し、「凱旋門」は半分寝てしまいました。

ただ、寝た事は除いて、1つだけ、分かりました。

「前回の公演は記憶がない」と言いました。

「観たけど寝てた」ではなく、「難しくて良さが分からず、記憶から抹消された」

と思いました。

最初と最後の方は意識はしっかりしていたものの、感想を語る資格はないです(涙)。

ただ、さいたまんぬの国語力では、「作品の良さ、深み、味わい」がさっぱりでした。

明日、出直してきます。

文学作品が好きな方、難しいのは本人比なので、普通にこの系統が好みで好きな方は、感動したと思います。

そこが、一人観劇の悲しさ。

観劇前に「ポイント」をレクチャーしてもらわないと、難しいです。

「ヅカらしくない」と賛否両論があったというこの作品。

「華やかさに欠ける」以外に、「単純明快で万人受け」ではない点はあると思います。

あの作品で、ヅカにはまった方の年頃が、「小学生」なら、ヅカ以外の舞台にもハマると思います。

散々、国語力を否定され続けているので、作品の良し悪しの見る目については、全く自信がありません。

文化庁芸術祭賞演劇部門優秀賞を受賞している(「轟さん」という役者に対しての優秀賞)位で、絶賛された作品だから、「質」は高いと思います。

なので、さいたまんぬ個人の感想は、いつもより、理解の方向性がずれている事を認識しながら、綴ります

本日は、寝てたなら、感想ないんちゃうの?とツッコミがありそうです。

でも、起きてた中でも、多分、明日以降も変わらない予感がした感想を書きます。

だって、感想をつぶやきたくて、開設したブログですもの。

まず、良い感想を1つ。

 大人な香りの漂う作品なので、「望海さん」がボリス(2番手役)をすることで、作品に重厚感を与えていた。「望海さん」の貢献度が高いです°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 初演は、ボリス役の「香寿さん」始め、演技達者な方々が揃っていた事が上演を成功させた?要因として大きいと思います。

フランソワーズの「美穂さん」も上品過ぎましたが、作品を締めていてよかったです。

なぜ、この時期に「凱旋門」を大劇場作品として上演したかの疑問は、本日の時点では分かりませんでした。

隣の席の方に聞く勇気も元気もなかったので、明日以降、考えます。

では、ツッコミというか、素直な個人的感想。

ネタばれを含みますので、観る前に知りたくない方は、スルーしてください。

①望海さんの衣装が、他の「スーツにネクタイ姿」のスター級の男役さんに比べて、地味で寂しい。

 舞台が暗いのに加えて、衣装の色も暗い。

 望海さんは、タートルネックにジャケットで、すごく地味。

 トップスターなのに、、2番手(役)かと、実感させられ、「ボリス」は良い役なだけに、衣装の地味さが、残酷に際立ちました。

ジョアンの死ぬ間際が、やたら、セリフが長くて中々死なない。

 「ベルばら」の「アンドレ」を思い出し、死にそうなのに、よくぺらぺら喋るなぁ、元気だなぁと思ってしまいました。

③中盤が抜けてますが、「ジョアンとの恋を軸に」と謳う違和感。

 ジョアンの死後、ラヴィックは割合、さっぱりしていて、むしろ、ボリスとの友情の絆の方が深く感じ、印象に残った違和感。

④これまた、中盤が抜けているので、「彩風さん」の「アンリ」より「彩凪さん」の  

 「ヴェーベル」の方がいい感じに見えました。「アンリ」を3番手役にする意義が分からずじまい。

⑤「ジョアン」より「ボリス」に共感してしまう、「ジョアン」へのいらっと感。

 「真彩さん」は全然悪くないです。

 単にセリフと場面の問題です。

 カフェにジョアンがやってきて、ラヴィックに、自分の身の危機感を訴える場面があります。ラヴィックは、身を隠しているのに、大声で訴えるジョアン。

命の危険や愛を訴える気持ちは分かります。新聞で顔を隠してこそこそしているラヴィックの状況を知らないので仕方ないです。

それを、あんなによく通る大声でまくし立てたら、「空気読んでくれ」とちょっと「イラっとさせる女」に見えてしまいました。

結局、ジョアンは命を落とす危険な身だったので、ジョアンは悪くないです。

でも、声大きすぎます。ただ、このあたりから、(さいたまんぬの)意識がはっきりしてきたので、カフェ中に響き渡る位で丁度いいのか、明日確認します。 

⑥アンリ(彩風さん)、ハイメ(朝美さん)、ローゼンフェルト(永久輝さん)の役柄がイマイチ合ってない。。 

 起きていた範囲内では、アンリに対して、ジョアンが惹かれる要素を見いだせず。

 最近、「彩風さん」は、急成長で風格が出てきていたのに、若手の役に見え、逆戻りした感があり、2番手にしては、役不足な感じが残念。

 ハイメも、妖しい魅力の「朝美さん」にはちょっと勿体ない感あり。むしろ、悪役の方が印象に残ったかも。

 「永久輝さん」、正統派でカッコいいのに、ちょっと抜けた感じの役が、あまりに似合わず、気の毒感あり。

 魅力的なスターさんたちの、役柄がそれぞれに残念感がありました。

 ・・・皺寄せ!?

 逆に、ルート・ゴールドベルグの「朝月さん」とヴィーゼンホーフの「縣さん」は目立っておいしい役でした°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

 とりあえず、初回は、寝たけど予習していたので、いつも通りの感触。

 

 あと、最初のアナウンスが「轟さん」で「専科の轟悠です」っておっしゃるのは当たり前ですが、「雪組公演」なのに「専科公演」に感じた違和感も、もう一度確認。

 

 あと、「指揮者」がミュージカル界の名指揮者「塩田明弘さん」であることを帰宅して「歌劇」を見て発覚。重大な見落としでした Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

 このお方を押さえる事は、作品の成功へ導くために、一番最初にすると言われている位、「人気指揮者」と、以前、ドキュメントでしておりました。

 劇団の「凱旋門」への情熱が伝わりました。

 

 初回の感想から、がらっと変わることが多いので、今回の感想は、メモ書きです。

 ご了承ください。

 では、また明日、反省点を踏まえて、再度観劇です。

 

 さいたまんぬ

 

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村 にほんブログ村 演劇・ダンスブログ ミュージカルへ
にほんブログ村 にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 演劇(観劇)へ
にほんブログ村